ディーラーでも純正品以外のカーナビとバックカメラを選んで安く済ませる方法


[初回公開] 2009年12月21日

ディーラーで新車を購入する際に一緒にカーナビやバックカメラも付けようとすると基本的には純正のカタログから製品を選ぶことになるが、カー用品店など市販されている製品に比べると高額で選べる種類も限られるため、純正品以外のカーナビとバックカメラを選んで安く済ませる方法を紹介する。

ディーラーでも純正品以外のカーナビとバックカメラを選んで安く済ませる方法

1.純正品のカーナビとバックカメラの相場

ディーラーで購入することができる純正品のカーナビとバックカメラの相場は、工賃を含めると平均して 20 万円前後である。
カーナビのみを購入することは可能であるが、バックカメラの映像はカーナビのディスプレイを利用するものが多いため、ディーラーでカーナビは装着せずにバックカメラのみ装着できる事例は少ない。



2.ディーラーでカーナビとバックカメラを取り付けてもらうメリット

ディーラーでカーナビとバックカメラを取り付けてもらうメリットとしては、「配線の取り回しが上手」な点と「電源の取り方が安全」の 2 つが挙げられる。

配線の取り回しが上手なこととは、ディーラーが取り扱っている車種に熟知、もしくは専用のマニュアルがあるためカー用品店や自身で行うよりもカーナビやバックモニタのケーブル類が目立たないように設置するのに長けている。

また、電源の取り方が安全なこととは、電力を必要とするカーナビとバックカメラは電圧などを考慮して配線する必要があるが、不適切な配線を行うと電力供給に無駄が発生して燃費が悪くなったり、最悪な場合は火災につながるので車種を熟知しているディーラーに任せるのがよい。

3.ディーラーで純正品以外のカーナビとバックカメラを購入する方法

ディーラーで純正品以外のカーナビとバックカメラを購入する方法は、ディーラーの担当者にその旨を伝えるだけでよい。
装着したい製品があれば一緒に伝えるとよいが、車種によってはサイズの問題で取り付けられない場合があるのでカーナビの購入前に相談しておくとよい。

尚、新車と中古車問わず、後付けで純正品以外のカーナビやバックカメラを取り付ける場合は、取り付け位置の製品が埋め込めるスペースが必要になり、その部品代が別途かかる。
そのため、純正品以外のカーナビを付けたい場合は新車購入時に納車されるまでに依頼しておくのがベストである。



4.純正品以外のカーナビとバックカメラを取り付ける

今回、純正品以外のカーナビとバックカメラを新車購入時に取り付けるにあたり、希望の予算だけ伝えて製品の選定はディーラーの担当者に任せることとした、
いずれも同じメーカーで統一することで、カーナビのディスプレイでバックカメラの映像を映したり、iPod の操作ができるといった機能連携できるメリットがある。

4-1.バックカメラの映像を表示するカーナビ(AVN119M)

バックカメラの映像を表示するカーナビは、イクリプスが製造・販売する AVN119M が装着されていた。
AVN119M はカー用品店などでも購入できる市販品だが、純正品以上の機能が搭載されていながら購入価格は半額程度である。

バックカメラの映像を表示するカーナビ(AVN119M)を取り付けた様子

搭載されている機能としては、一般的のカーナビ機能に加えて FM/AMラジオの他、オーディオは CD に対応しており、別売りのケーブルを購入すると iPod をカーナビのディスプレイで操作して音楽を再生することができる。
さらにテレビ視聴としてワンセグが受信できる。

FM 周波をつかった渋滞状況表示もあり、主要道路の混雑具合が色で見分けることができるので進行先の道が混雑していれば予め手前で迂回する算段もつきやすい、

反面、安さゆえかカーナビとして不便な点もある。

1 つは古くからある道でもカーナビに登録されていない道がある。
カーナビに登録されていない道なのでルート案内でも通ることがないが、片側 1 車線の十分な幅があり、主要道路を走行するよりも最短で着くことができる道でもデータとして収容されていないのが残念である。

また、最終の到着地点に至るまでに立ち寄る経由地が選べないことがある。
出発地点と到着地点の 2 箇所のみを選択してルート検索を行うので複雑な操作が無いのでシンプルではあるが、敢えて通りたい道や通行を避けたい場所を選んで目的地を目指したい人には物足りなさがある。

4-2.バックカメラの本体(BEC108)

バックカメラの本体はカーナビと同じイクリプス製の BEC108 を利用する。
カーナビに対応したバックカメラを車に装着することで、車をバックギアに入れると同時にカーナビのディスプレイが自動的にバックカメラの映像に切り替わってくれるので同じメーカーで揃えておくとよい。

バックカメラの本体(BEC108)を取り付けた様子


最近の車はバックカメラを取り付けるための口が用意されているため上図のようにカメラが目立たないように装着することができる。
一般的にはリアのナンバープレート付近に取り付けられることが多い。

バックカメラを取り付ける口がなかったり、サイズが合わない場合はカメラを溶接したり接着する対応となる。

また、カーナビとバックカメラが連携できない場合は、バックカメラ用のモニタを車内に設置することもできるが、カーナビとバックカメラようのモニタの 2 つが並ぶので可能ならカーナビと連携できる製品を選択するのがよい。

バックカメラの映像をカーナビのディスプレイに映している様子

バックカメラの映像がモニタに映し出されている時は、予め車体の大きさに合わせたガイドラインも表示され、この枠が駐車スペースに収まるようにハンドルを切ることでバックが苦手なドライバーでも難無く駐車することができる。

夜や屋内駐車場といった暗い場所でもカメラが夜間モードになりくっきりと映し出される点も安心である。

4-3.カーナビで iPod を操作するケーブル(IPC108)

カーナビの機能の一つに iPod など外部の音楽プレイヤーを接続してカーナビの画面から操作できる場合がある。
市販されている純正品以外のカーナビでは別売りのケーブルが用意されていることがあり、AVN119M では IPC108 を利用する。



iPod とカーナビを接続するためには運転席側にケーブルを出す必要があるが、ディーラーに任せるとケーブルが目立たなくした上で iPod も置ける適切な位置に用意してくれる。

カーナビで iPod を操作するケーブル(IPC108)を配線した様子

購入した車の運転席側には上図のように小物を置くスペースがあったが、iPod の取り外しや社内への置き忘れを防止するためには目の届く範囲でケーブルを配線してもらうのがよい。

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