高速道路の料金支払いをスムーズに行う ETC の利用履歴や支払額をすぐに確認したくても、クレジットカードの明細に反映されるまでに時間がかかるが、ETC 利用紹介サービスを利用することで即日確認することができるので利用方法について紹介する。

このページの目次
1.ETC の利用履歴を見る手段
ETC(Electronic Toll Collection System)の利用履歴を確認するためには、利用した ETC カードのクレジットカードの利用明細、または高速道路の運営会社のウェブサイトなど次の方法で確認することができる。
- ETC カード利用明細書の確認 – ETC カードを発行したクレジットカードの金融機関の明細など
- ETC マイレージサービスで確認 – 通行料金のお支払額に応じてポイントが貯まるサービス
- 高速道路の料金所に設置された自動精算機の利用 – ETC ゲート通過時に表示される電光掲示板
- ETC 利用紹介サービスの利用 – ETC カードの利用状況や支払い状況を確認するサービス
2.ETC の利用料金がクレジットカードにすぐ反映されない理由
ETC の利用料金は、高速道路の運営会社から利用料金が請求され、後日クレジットカードに請求される。
しかし ETC カードのご利用代金は、毎月 25 日に締切り、翌月 27 日にご指定の口座からのお引落しとなるため、ETC カードを使用して支払いを行った場合でも、クレジットカードの利用明細にはすぐに反映されないことがある。
また、ETC の利用に応じてポイントが貯まるマイレージサービスにおいてもポイントが付いて履歴として確認できるのは通行の翌月 20 日となるため、利用してすぐに確認することはできない。
そこで、すぐに ETC の利用履歴と支払額を確認したい人向けに「ETC 利用紹介サービス」が用意されている。
3.ETC 利用紹介サービスとは
ETC 利用紹介サービスとは、ETC カードの利用履歴と支払い状況が確認できるサービスである。
利用に応じてポイントが貯まる ETC マイレージサービスとは連動していないため、利用紹介サービスを使うにあたり会員登録が必要になる。
初回の会員登録後、または ETC を利用してから本サービスにデータが反映されるまでは 3 ~ 4 時間程度かかる。
4.ETC 利用紹介サービスの登録方法
ETC 利用紹介サービスを利用するためには、ETC 利用紹介サービスの公式サイトを利用する。
利用に際しては会員登録する必要があり ETC カード番号、車両情報など次のものが必要になる。
- ETC カード(クレジットカードではない)
- メールアドレス
- 車載器管理番号
- 車両番号(ナンバープレートの番号)
- 直近で ETC を利用した年月日
4-1.ETC 利用紹介サービスにアクセスする
ETC 利用紹介サービスを利用するために、まず最初に公式サイトにインターネットに接続できるパソコンやスマホでアクセスする。
-> ETC 利用紹介サービス
次に公式サイトの画面上部のメニュー欄からボタン「新規登録」をクリックする。

4-2.仮登録を行う
ボタン「新規登録」をクリックと新規仮登録の流れが表示される。
登録に必要な準備物が表示されるので手元に用意して画面下部のボタン「次へ」をクリックする。

ボタン「次へ」をクリックするとサービス利用にあたり利用規約が表示されるので、画面下部のボタン「同意する」をクリックする。
同意画面の次はサービスの仮登録を行うため、下図のようにメールアドレスと不正登録防止のために、画像認証を行う。
それぞれに必要な内容を記入した後にボタン「次へ」をクリックする。

ボタンをクリックすると登録したメールアドレスに件名「仮登録完了のお知らせ(ETC 利用紹介サービス)」の
メールが届く。
4-3.履歴参照に必要な情報を登録する
メールが届けば、本文中の URL をブラウザで開くと本登録用の次の画面が表示される。
今回は個人向けの登録を行うため、画面左部にあるボタン「ETC クレジットカード / ETC パーソナルカード」をクリックする。

次にサービス利用の本登録に必要な次の項目を入力し、画面下部にあるボタン「登録」をクリックする。

- ユーザー ID – 本登録後のサービス利用のログインに必要。忘れないようにメモしておく。
- パスワード – 本登録後のサービス利用のログインに必要。忘れないようにメモしておく。
- ETC カード番号 – 高速道路利用時に利用した ETC カードの裏面に記載されている。
- 車載器管理番号 – 高速道路利用時に利用した車載している ETC の機器。ETC セットアップ書類に記載されている。
- ナンバープレート – 車両のナンバープレートを参照する。
- パスワードの回答 – パスワードを忘れた場合の通知に利用する。
以上で ETC 利用紹介サービスの登録が完了し、登録後、4 時間ほどで再ログインすると利用履歴が確認できる。
5.ETC 利用紹介サービスの使い方
ETC 利用紹介サービスの使い方としては、会員登録した上で画面上部のボタン「ログイン」をクリックする。
ログイン後は下図のように月ごとの明細が表示される。

当月の利用回数が多い場合は、ボタン「次頁」で確認することができる。
利用明細の画面では利用日時、利用したインターチェンジ、利用料金が表示される。
表示されている内容は PDF または CSV でダウンロードすることも可能となっている。
関連記事
古いスマートフォンを費用をかけずにドライブレコーダーに再利用する方法
携帯電話を買い替える際にこれまで利用してきたスマホ本体は買取に出したりそのまま保管していることが多いが、スマホのカメラとデータを記録する機能を活かしてドライブレコーダーとして再利用する…
【年間 5,000 円の節約】タイヤ交換を自宅で行うために必要な器具と交換方法
冬のシーズンは太平洋側でも山に近いと積雪するので冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)に交換する地域は少なくないが、少なくとも年に 2 回は冬用タイヤと夏用タイヤの交換が発生し、業者に依頼す…
最近の車は室内が広くした快適性の向上や、自動ブレーキといった安全性能も向上している中、日産の車種に搭載されている四方を見渡せるアラウンドビューモニターが安全で駐車が苦手な人に向いてお…