日産の軽自動車 ルークス(ROOX)の実走行の燃費と試乗した感想


[初回公開] 2021年02月11日

軽自動車は小回りがきく点から市街地など交通量の多い場所や道幅が狭い道や駐車場でも対応できるので男女、年齢問わずにストレス無く運転できるメリットがあるが、日産が製造販売するルークス(ROOX)は室内が広いトールサイズとなり、自動運転のプロパイロットも搭載していることから長距離にも対応し、実際に運転して気付いたポイントと実燃費について紹介する。

日産の軽自動車 ルークス(ROOX)の実走行の燃費と試乗した感想

1.日産の軽自動車「ルークス(ROOX)」とは

日産の軽自動車「ルークス(ROOX)」とは、自動車メーカーの日産から販売されている室内が広いトールサイズの軽自動車である。
車種グレードは S、X の他に専用のオプションパーツが搭載されたハイウェイスターが用意されている。

日産の軽自動車ルークス(ROOX)の外観


ハイウェイスターを選択するとヘッドランプがハロゲンランプから LED になり夜間の視界が良好になる他、フォグランプやや専用のエアロパーツといった外装と、ステアリングスイッチが搭載されるなど内装など個別にオプションを付けるに比べて安価にセットで購入することができる。

また、自動運転のプロパイロットが搭載されているので高速道路を利用した長距離運転で疲労を抑えることができる。

2.日産ルークスに実際に乗った諸仕様について

日産ルークスに実際に乗り、他社の軽自動車と比較して購入ポイントとなる点が「小回り」と「運転席からの見渡し」、そして「センターパネルの見え方」が評価ポイントとなっている。

2-1.小回り性能

ルークスの小回りは、軽自動車であることから車体が大きくないため、狭い場所でも車の向きを変えたり駐車がしやすい点が大きい。
コンビニや小売店から車道に入る際にも、少々車の向きが斜めや車道に対して直角でも、小回りがきくので縁石や対向車との接触の心配がない。

また、車高が高いことから運転席の目線も高くなり、周辺を見渡せながら運転できるので身長が低い人でもストレス無く運転が可能である。

日産ルークスの小回り

加えて、駐車時は車を上から見た始点で確認できるアラウンドビューモニターを搭載していれば、上図のようにルームミラーの一部に前後左右の状態が映し出されるのでより安全に、接触の心配無く駐車が可能になる。

反対にアラウンドビューモニターが無い場合は、車高が高い分だけ死角が生まれやすくなるので左折・右折時とバック時は注意が必要となる。

2-2.見渡しの良い運転席回り

ルークスの運転席回りは、下図のようにパネルに大きく速度メーターが電光表示されるようになっている。
エコドライブメーター以外はサイドブレーキランプや ODO メーターなどごく必要最低限のものだけ表示されシンプルな構成になっており、高機能でさまざまなランプが点灯して心配になる人には向いている。

日産ルークスの運転席側のパネルの様子

実際に運転してみて、運転席からの視界が非常に見やすいのがルークスの特徴である。
フロントのダッシュボードはほぼ水平で不要な凹凸が無く、フロントガラスから運転席側と助手席側のドアにかけての柱(ピラー)が視界の邪魔をしないので左折・右折時に視界が開けて運転しやすい。

日産ルークスの運転席回りの様子


フロントガラスとハンドルまでの長さは短いため、前方との距離がつかみやすいので、狭い駐車場でのハンドルの切り替え時は距離感がつかみやすい。

2-3.センターパネルの操作性

ルークスのセンターパネルはエアコンの電光表示が搭載されているが、パネルのほとんどをエアコンの操作ボタンを占めており、運転しながらでも操作しやすいメリットがある。

日産ルークスのセンターパネルの様子

操作するボタン類等が大きいので操作性は上がっている反面、そのパネル自体の面積も必要となることから、やや座席側にせり出しており車内の広さが圧迫しているデメリットもある。

3.日産ルークスで実走行した燃費について

日産ルークスで実走行した燃費は 2WD のターボ仕様ではない場合、信号機がある市街地を走行したところ約 16 km/ℓ であった。
これは他社のガソリン仕様の軽自動車と同等程度であり、信号機が少ない道路であれば航行距離はさらに向上する。

日産ルークスのカタログ記載の燃費

上図は2024年07月時点のルークスのカタログ記載の燃費の抜粋である。
カタログの WLTC モードでも 17.0km/L とあり、実際に走行した燃費と近いことがわかる。

ハイウェイスターのターボ車は停車時からの発進や加速性能が高いが、燃費が若干低く 16.2km/L になっている。

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