[初回公開] 2019年08月16日
ドライブレコーダーは車を購入した後からでも別途装着することはできるが、レコーダー本体の操作や再生の他、ディーラーでのみ購入できる純正ドライブレコーダーは市販品と異なりメーカー独自の機能が利用できるとともに、実際に走行して録画した動画の映り具合について紹介する。
このページの目次
1.日産の純正ドライブレコーダーで録画した動画の様子
日産の純正ドライブレコーダーで録画した動画の様子としては、対向車線の車のナンバープレートや建物の看板などしっかりと読み取れる映像で保存される。
走行中の道の凸凹など舗装状態で多少は上下するが、車体の振動で文字がブレて読めないということはない。
実際に日産の純正ドライブレコーダーで録画した動画は次の通りである。。
動画のサイズ仕様は横 1,920px、高さ 1,080px となっておりワイドディスプレイで再生してもナンバープレートなど文字がぼやけることなくしっかり確認することができる、
上図は録画した動画ファイルのプロパティを開いた様子だが、サイズ以外には 27.00 フレーム/秒、音声はモノラルの 48.0kHz であることも確認できる。
約 120 秒ごとに 1 つの動画がファイルに保存され、143MB のファイルサイズとなっている。
2.日産の純正ドライブレコーダーだからできる機能
日産の純正ドライブレコーダーはカー用品店などで購入できる市販の後付けするレコーダーと違い、純正オプション品だからこそできる機能が 3 つある。
純正ドライブレコーダーは操作するためのディスプレイが付いていない代わりにカーナビのディスプレイを利用している。
ドラレコ本体にディスプレイが無いことは一見すると不便にも感じるが、フロントガラスの邪魔にならないように取り付けられるので視界が良くなるのと、直射日光に当る部分が少なくなるので故障率が低くなるメリットがある。
2-1.ドライブレコーダーの設定と microSD カードの初期化ができる
純正ドライブレコーダーの特徴の 1 つ目は、同じく純正のタッチパネル式のカーナビと連動したドライブレコーダーの設定と microSD カードの初期化が車内でできることである。
ドライブレコーダー本体にはボタン類しかなく、設定のためのディスプレイが無くコンパクト化されている分、操作と設定はカーナビの画面で行うようになっている。
ドライブレコーダー側のボタンを押すとカーナビの画面に各種メニューが表示され設定が可能になっている。
カーナビの画面が大きいことで操作しやすく、設定項目も他のドライブレコーダーに比べると多い。
また、録画した動画を保存する microSD カードの初期化もディスプレイを見ながらできるので、出先で microSD カードの交換も可能になっている。
2-2.カーナビの GPS を利用した地図と連携した映像保存ができる
純正ドライブレコーダーの特徴の 2 つ目は、カーナビの GPS を利用して録画地点の位置が随時、撮影している動画にも保存されることである。
録画した位置や走行ルートを確認するためには後述する専用のソフト「DRIVE REVIEWER」で見ることができる。
走行時の速度も確認できるので事故が発生しても状況分析に利用が可能である。
2-3.タッチパネルで録画内容の再生ができる
純正ドライブレコーダーの特徴の 3 つ目は、純正のカーナビの中にドライブレコーダーの再生項目があり、録画した内容をその場ですぐ再生して確認できることである。
万が一、事故に遭遇してすぐに事故当初の状況を確認したい場合はその場にいる関係者で確認して事故処理を迅速に進めることができる。
3.日産の純正ドライブレコーダーからパソコンに動画を移動させる方法
日産の純正ドライブレコーダーで録画した動画をパソコンに移動させるためには、ドライブレコーダー本体に差している microSD カードを利用する。
microSD カードはレコーダー本体から工具無しで取り出すことができる。
取り出した microSD カードをパソコンに読み込ませることで録画データの移動、またはそのまま再生が可能になる。
micorSD カードを直接差し込めるスロットがパソコン側に無い代わりに SD カードの差し込みスロットがある場合は、microSD カードを SD カードの大きさにする変換アダプタを用いるとよい。
尚、SD カードへの変換アダプタは純正ドライブレコーダー購入時に付属している。
また、SD カードすら差し込むスロットがないパソコンの場合は別途、メディアカードリーダーを購入する必要がある。
メディアカードリーダーは家電量販店の他、100 円均一の店舗やコンビニでも販売されているの入手しやすい。
そのメディアカードリーダーに SD カードまたは microSD カードを差し込み、メディアカードリーダーとパソコンを USB ケーブルで接続するとパソコンは外部記録メディアとして認識し、microSD カード内の動画にアクセスすることができる。
加えて、ドラレコの動画は mov という動画形式で保存されている。
最近のパソコンは mov に対応したメディアプレイヤーなど再生ソフトが購入当初からインストールされている。
そのため、動画をダブルクリックするだけで上図のように再生ソフトが起動して再生される。
4.録画した動画を再生するソフト DRIVE REVIEWER とは
日産の純正ドライブレコーダーは録画した動画を再生するソフト「DRIVE REVIEWER」を無料でダウンロードして利用できるようになっている。
前述したように録画中の走行ルートを確認したり、録画順に自動的に再生してくれたりとドライブレコーダーの動画再生に特化したソフトウェアとなっている。
日産の純正ドライブレコーダーは kenwood 製のため、DRIVE REVIEWER のダウンロードは上記リンクより行う。
インストール後はソフトを起動して撮影した録画ファイルがあるフォルダを選択すると、映像の一覧とともに走行映像が再生される。
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