[初回公開] 2019年11月25日
スマホを利用する中で気になる 1 つに毎月の通信量が挙げられ、月末になると通信できる残量が気になる人が少なくないが、自分が利用しておらずともスマホにインストール中のアプリが自動的に通信して知らず知らずの内に契約している通信量を減らしてしまうことがあるため、アプリの勝手な通信を止めてモバイル通信量を節約する方法を紹介する。
このページの目次
1.スマホのモバイルデータ通信とは
スマホのモバイルデータ通信とは、ドコモやソフトバンクなど大手携帯キャリアに利用料金を支払ってデータのやり取りをする通信サービスである。
メールやウェブサイトの閲覧の他、地図やゲームなどスマホのアプリはほぼデータ通信を利用しており、一定の範囲で内でしか利用できない Wi-Fi に比べてモバイルデータ通信は携帯キャリアが提供するサービスエリア内であれば屋外屋内問わずどこでも利用できる特徴がある。
通信する回線は契約しているプランによって毎月利用できるデータ通信量に上限があり、もし毎月決められている通信量を超えると通信速度が遅くなるものの利用継続は可能である。
また、自宅や会社など Wi-Fi のアクセスポイントをスマホに登録していると利用範囲内に入ると自動的にモバイルデータ通信から Wi-Fi で通信するように切り替わるので、モバイルデータ通信と Wi-Fi の利用を切り替える操作は不要である。
2.スマホのモバイルデータ通信を停止するメリット
スマホのモバイルデータ通信を停止するメリットとしては、毎月利用できるデータ通信量を節約できることである。
契約プランによっては 1GB、3GB、5GB と通信量が増えるにつれて段階的に利用料金が増えることがあるので、データ通信の使い方には工夫が必要である。
特に大きな通信を行うが Androide あれば Google Play ストアからインストールしたアプリの更新があったり、ゲームアプリの最新データへのアップデートである。
ゲームによっては毎週 100MB 以上の通信が必要になり、大型アップデートや新規インストールでは 2 から 3GB の通信を必要とするものがあるので、それだけで 1 ヶ月分の通信量の上限に達してしまう。
また、標準設定では自動的にアプリの更新データをダウンロードして最新版にしてしまう。
そのため、通信量を気にしている人にとっては弊害となってしまうので今回は屋外などモバイルデータの利用環境下では Google Play ストアが通信しないように設定をするのが以下である。
3.アプリの勝手な通信を止めてモバイルデータ通信量を節約する方法
アプリの勝手な通信を止めてモバイルデータ通信量を節約する方法としては、アプリごとにモバイルデータ通信だけを停止したり、使ってないアプリがあれば無効化して動作すらさせないようにさせる。
メッセージやメールなど連絡に利用するアプリはモバイル通信時でも許可し、Wi-fi 環境時にしか利用しないアプリはモバイルデータ通信をオフにすることでバックグラウンドでの勝手な通信を制限するので毎月の通信量を節約することができる。
また、広告が表示されるアプリや本来の機能とは関係ない情報も表示するアプリ(例えば、画像を加工するアプリだがオンライン上でシェアされている画像も勝手に表示するため不要なデータ通信が発生するなど)を屋外で起動しても不要な通信は行わないので気兼ねなくアプリを利用することができる。
3-1.スマホのアプリ一覧を開く
アプリのモバイルデータ通信を止めるためには、まず最初に「設定 -> アプリ」よりインストールされているアプリの一覧を表示する。
一覧には自分でインストールしたアプリ以外にも購入時から入っているアプリも一緒に表示される。
3-2.アプリの詳細画面を開く
次にモバイルデータ通信を止めたいアプリをタップしてアプリの詳細画面を開く。
3-3.モバイルデータをオフにする
最後に開いたアプリの詳細画面を下にスクロールさせて「データ通信量」をタップする。
「データ通信量」の画面ではモバイルデータと Wi-Fi でのデータ通信量が表示され、その画面の下部に「モバイルデータ」があるのでオフにすると、設定以降はモバイルデータ通信時は通信しなくなる。
尚、モバイルデータ通信を停止した状態でアプリを起動すると、下図のように「Google Play ストアは携帯通信ネットワークの使用が禁止されました。制限を解除しますか?」が表示され、通信設定を行うかポップアップが表示される。
このポップアップをタップするとアプリの詳細設定画面が表示されるので、モバイルデータをオンにすると通信するようになる。
4.アプリのバックグラウンド通信を許可する場合
反対にモバイルデータ通信を許可する場合は、前述の「アプリの詳細画面 -> モバイルデータ」より通信を許可することで元に戻すことができる。
ただし、Android のバージョンによってはアプリごとのモバイルデータ通信の設定ができない場合があるので注意が必要である。
また、モバイルデータ通信は許可するが、アプリを使っていない時のバックグラウンドでの通信は止めるといった細かな設定が可能な場合もあるので、アプリや利用シーンに応じて設定しておくとモバイルデータ通信量を効率良く節約することができる。
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