[初回公開] 2020年04月06日
通話とメールだけでなく SNS やキャッシュレス決済と多くの機能があるスマホは紛失時の悪用防止のためにパスワードロックや指紋認証を取り入れている人は多いが、指を押し当ててもなかなか反応せずに指紋認証でロックが解除されない場合の対応方法について紹介する。
1.スマホで指紋認証を行うメリット
スマホで指紋認証を行うメリットとしては、即座にロック画面を解除して SNS やネット検索がすぐに行えることである。
スマートフォンをロックせずに紛失したり盗難に遭うと住所録、SNS から交友関係や行動履歴が読み解くことができ、自身だけでなく関係者にも被害が及びかねない。
また、クレジットカードに代わりバーコード決済などキャッシュレス端末として利用することも多く、紛失時は悪用され資産への被害にも及ぶ恐れがある。
そのためスマホ画面にパスワードなどロックを設けるのが最善策である。
しかし、タップしてパスワード解除する場合、スマホのディスプレイにつく指の油脂等からよくタップしている箇所が判断されやすかったり、タップ回数が増える手間が発生する。
そこで指を押し当てて指紋で即座にロック画面を解除できるのが指紋認証のメリットである。
2.スマホの指紋認証のデメリット
スマホの指紋認証は防犯、利便性といったメリットがある反面、デメリットも存在する。
例えば、乾燥する冬では指紋センサーがうまく読み取れず、パスワードをタップして解除する場面も少なくない。
もちろん手袋着用時は指紋認証が利用できず、濡れた手でもうまく読み取れないので手汗が多い人には指紋認証が向かないことがある。
また、指を押し当てる指紋センサー範囲が小さいと読み取りに必要な情報が不足がちとなり即座にロックが解除されない場合が多い。
3.スマホの指紋認証ができない場合の対応方法
スマホの指紋認証ができない場合の対応方法としては、押し当てる指を決めてさまざまな角度で指紋を登録を行う点と、指紋認証時に押したる指の角度を変えるといった方法が挙げられる。
3-1.1 つの指で複数の登録を行う
指紋認証がうまくいかない場合の対応方法の 1 つに、指紋認証で利用すると決めた指に対して複数の指紋を登録する。
スマートフォンに指紋を登録する場合は 1 つの指に対して複数回タップして指をまんべんなく登録させるが、それでもタップの仕方では指紋の一部が登録できないことがある。
そこで、1 つの指に対して複数の指紋情報を登録させておくことで指紋を読み取るセンサーが解除に必要とする指紋の比較対象データが増えて認証が通りやすくなる。
3-2.指を押し当てる向きを変えてみる
指紋認証がうまくいかない場合の対応方法のもう 1 つに、センサー部に押し当てる指の角度を変えることである。
センサーに一瞬触れる程度の指の押し当てではセンサーが指紋として認識するために必要な情報が足りずに認証エラーになりやすい。
そのため、指を押し当てるコツはセンサーに触れてから一呼吸置く程度は触れたままにし、さらに拇印(指ハンコ)を行う要領でセンサーに触れてから指を押し込む、または少しスライドする感覚で触れておくとセンサーが読み取る情報量が増えて認証しやすくなる。
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