パソコンが USB ケーブルを介したスマホを認識しない場合の対応方法

スマホやタブレットで撮影した写真やダウンロードしたデータをパソコンで加工したり見たい場合に、USB ケーブルでパソコンとスマホを接続することでデータ通信が可能になるが、パソコンにスマホの型番が出るものの、認識せずにスマホの中のフォルダが表示できない場合の対応方法について紹介する。

パソコンが USB ケーブルを介したスマホを認識しない場合の対応方法

1.パソコンとスマホと接続してできること

パソコンとスマホを接続してできることは、スマホで撮影した写真や動画をパソコンに転送できることである。
反対にパソコンのデータをスマホやタブレットに移動させて、スマホで見ることもできる。

パソコンとスマホを接続しようとしている様子


また、スマホを音楽プレイヤーとして利用する場合は iTunes などパソコンにインストールした音楽管理ソフトからスマホに音楽データを転送する場合にも接続することで利用できる。

ただし、パソコンからスマホやタブレットにデータ転送する場合は、スマホのシステムデータが上書きされないように本体に直接書き込むことができない。

microSD カードにデータを書き込む様子


そのため、スマホやタブレットに挿し込むことができる microSD カードにデータを書き込むことになり、上図のように「SD」の方を選択してパソコンからのデータをコピーする。

2.パソコンにスマホを接続した時に様子

パソコンにスマホを接続した時に様子としては、下図のようにWindows パソコンであれば各ドライブの一覧が表示される「PC」の画面にスマホの型番が表示される。

パソコンにスマホを接続した時に様子


スマホをパソコンに認識させてデータ転送させたい場合は、データ通信が可能な USB ケーブルを利用する。
最近のスマホやタブレットは端子が USB Type-C となっており、パソコン側は Type-A もしくは Type-C のポートに挿し込むことで利用できる。

3.パソコンがスマホを認識しない場合の対応方法

パソコンがスマホを認識しない場合の対応方法としては、スマホ側が「充電」しかしない設定になっているため、「ファイル転送」もできるように設定を変える必要がある。

3-1.スマホの「設定」から「機器接続」を選択する

パソコンがスマホを認識しない場合は、まず最初にスマホのアプリ一覧から「設定」を表示する。
「設定」の画面には各種項目が表示されるため、「機器接続」を選択する。

「機器接続」を選択


3-2.機器接続から「USB」をタップする

「機器接続」をタップすると、Blutooth で接続する機器などを管理する画面が表示される。
次に画面内の「USB」をタップする。

「USB」をタップ

3-3.「ファイル転送」をチェックする

「USB」をタップすると、スマホに USB ケーブルを挿した時の動作について設定する画面が表示される。
工場出荷時は「充電」にチェックが入っており、パソコンと USB ケーブルと接続しても充電しか行わないようになっている。

「ファイル転送」にチェック


そこで、「ファイル転送」にチェックすることで、パソコンと接続した際に前述のようにパソコンの「PC」の画面からデータ転送が行えるようになる。

4.パソコンにスマホの型番が出ない場合の対応方法

パソコンにスマホの型番が出ない場合の対応方法としては、「ケーブルがデータ通信に対応していない」ことと「ケーブルの故障」「端子の接触不良」が考えられる。

USB ケーブルは中が金属の線となっているので、折り曲げたりしていると断線することがあり、故障することがある。
また、ケーブルに故障が無い場合でも、端子にホコリが付いていたり、使っている内に摩耗して金属端子がすり減ったり、ポートに隙間があると接触不良を起こすので、ケーブルを挿し直すことで改善する場合がある。

最近では 100 均の店舗でも USB ケーブルを購入することができるが、ケーブルが充電にしか対応しておらず、データ転送できない製品もある。
そのため、購入するケーブルがデータ通信に対応していない場合は、USB ケーブルを使ってパソコンとスマホを挿してもパソコン側にスマホの型番が出ないことがある。

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