PlayStation のゲームのセーブデータをバックアップする方法


[初回公開] 2022年02月19日

最近の家庭用のゲーム機はゲームのセーブデータをインターネット接続したオンラインの他、microSD カードや USB メモリに保存することができ、本体の故障時や互換性のある上位のゲーム機本体で遊ぶ時に備えて、今回は PlayStation4 を例にゲームのセーブデータをバックアップする方法を紹介する。

PlayStation のゲームのセーブデータをバックアップする方法

1.PlayStation のセーブデータをバックアップする必要性

PlayStation のゲームのセーブデータをバックアップする必要性としては、「故障時のデータ消失の回避」と「上位機種へのアップグレード対応」の 2 つが挙げられる。



「故障時のデータ消失の回避」はゲームのセーブデータを保存しているゲーム機本体が故障したり、誤ってセーブデータを消去しても、本体以外に保存したデータで復旧することでデータの消失を免れるものである。

また、「上位機種へのアップグレード対応」とは、PlayStation4 から PlayStation5 に新しい機種に変更した場合に、ゲームソフトが他のハードウェアと互換性があればセーブデータをコピーして継続して遊べるようにすることができる。

1-1.ゲーム機本体の故障に備える

ゲームのセーブデータをバックアップする必要性の 1 つにゲーム機本体の故障に備えて行うことである。
大昔のゲームのセーブデータはゲームソフトに内蔵されているメモリに書き込むため、そのゲームソフトが故障するとセーブデータも消えていた。

最近のゲーム機は本体や microSD カードなど外部の記憶媒体にセーブデータを保存できるようになったものの、記憶しているハードウェアが故障したり、機器ごと紛失するとセーブデータが消失するのは今も昔も変わらない。

PlayStation の記憶媒体は場合はパソコンと同じくハードディスクまたは SSD となっているが、これらも利用している内に故障率が高まる消耗品のため、衝撃を与えたり書き込み回数が耐久値に達するとセーブデータが書き込めなくなるのでデータをバックアップする必要がある。

1-2.ゲーム機のアップグレードに備える

ゲーム機は数年ごとに新しいハードウェアが発売され、最近では古いゲーム機で遊んでいたゲームソフトが新しいゲーム機でも遊べるようになっている。



そこでセーブデータをバックアップして新しい機器に移し替えることで継続して遊ぶことが可能となり、新しいハードウェア用のゲームで遊びつつも、旧本体でも遊べるようになり長くゲーム機と付き合うことができる。。

また、家族で共有していたゲーム機を個人個人で分けて利用するために同型のゲーム機を購入してもセーブデータを移して遊ぶこともできる。

2.PlayStation4 のセーブデータをバックアップする方法

PlayStation4 のセーブデータをバックアップする方法は、PlayStation Plus を利用したオンラインストレージに保存する方法と、USB メモリや外付けハードディスクなど外部記憶媒体に保存する方法の 2 種類ある。

PlayStation Plus を利用したオンラインストレージは有料となるため、ここでは無料でバックアップできる USB メモリなど外部記憶媒体を利用する手順を紹介するものとし、その手順が次の通りである。

2-1.設定からアプリケーションセーブデータ管理を開く

USB メモリなど外部の記憶媒体にセーブデータをバックアップする方法として、まず最初に PlayStation4 のゲーム機本体にある USB ポートにセーブデータのバックアップ先となる USB メモリまたは外付けハードディスクを接続しておく。

次に PlayStation を起動して設定画面を開く。
PlayStation の設定画面は本体起動後のメインメニューより下図のようにカバン型のアイコンを選択する。

PlayStation の設定を選択


アイコン「設定」を選択して開くと各種項目が表示されるので「アプリケーションセーブデータ管理」を選択する。

「アプリケーションセーブデータ管理」を選択

2-2.本体ストレージのセーブデータを開く

PlayStation の「アプリケーションセーブデータ管理」を開くと本体やオンラインストレージなどセーブデータがある場所を選ぶ画面が表示されるので「本体ストレージのセーブデータ」を選択する。

「本体ストレージのセーブデータ」を選択

2-3.USB ストレージ機器にコピーする

「本体ストレージのセーブデータ」の画面ではセーブデータをどこに保存するか、または削除するかの操作を選ぶことができるので、「USB ストレージ機器にコピーする」を選択する。

「USB ストレージ機器にコピーする」を選択


次に、コピーしたセーブデータを別の PlayStation4 で利用する場合は、移動先のゲーム機を最新の状態にアップデートするように促されるためボタン「OK」を押して次の操作に移行する。

移動先の PlayStation をアップデートする注意文

続いて本体に保存されているゲームタイトルの一覧が表示されるので USB ストレージ機器にバックアップしたいセーブデータを選択する。

本体に保存されているゲームタイトルの一覧

複数のゲームソフトのセーブデータを選択したい場合はコントローラーのボタン「OPTION」を押すと下図のように画面右側に「複数のアプリケーションを選ぶ」が表示されるのでこのボタンを選択する。

「複数のアプリケーションを選ぶ」を選択


「複数のアプリケーションを選ぶ」を選択すると下図のようにゲームタイトルの一覧の左側にチェックボックスが表示されるのでバックアップしたいゲームタイトルを選択し、画面右下のボタン「コピー」を選択する。
全てバックアップする場合は画面右上のボタン「すべて選ぶ」を選択すると 1 つずつ選択するのに比べて手間が無く、便利である。

バックアップするゲームタイトルを選択

ボタン「コピー」を選択するとゲーム機本体から接続している USB ストレージ機器にデータのコピーが開始する。
選択したゲームの数やデータのファイルサイズによりコピーに時間がかかるため、「コピー中」の表示中はゲーム機本体から USB ポートに接続している USB メモリなどを抜かないようにする。

セーブデータのバックアップ中の画面


コピーが完了すればバックアップが終了しているので USB ポートから USB メモリなど外部記憶媒体を取り外してパソコンや他の PlayStation 機器に移し替えることができる。

もし PlayStaion が故障しても、バックアップした USB メモリなどからセーブデータを本体にコピーすれば復旧させることができる。

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