ウマ娘でやる気を絶好調にしたほうが育成に有利か検証した結果を紹介


[初回公開] 2021年09月02日

ウマ娘の育成にはトレーニングの効果やレースで能力を発揮できるか左右するステータスとして「やる気」が用意されており、育成時は常にやる気を最高の「絶好調」を維持すべきか疑問に感じたので絶好調と普通の時のトレーニングによる能力値の上昇率を検証した結果を紹介する。

ウマ娘でやる気を絶好調にしたほうが育成に有利か検証した結果を紹介

1.ウマ娘のやる気とは

ウマ娘のやる気とは、状態によりトレーニング後の能力値の上昇率とレース時の能力の発揮具合が変わる育成ステータスの 1 つである。
やる気は「絶不調」「不調」「普通」「好調」「絶好調」の計 5 つで構成されており、育成開始時は「普通」となっている。



やる気が「絶好調」に近いほど、スピードなどトレーニングで得られる能力値の上昇率が高くなり、レースにおいても能力値から何割増しの力で走行する。

反対にランダムで発生するイベントとトレーニングに失敗した時にやる気が下がることがある。
「絶不調」または「不調」の場合はトレーニングで得られる効果、及びレースで発揮する能力が減少する。

やる気を上げるためには育成する中でランダムに発生するイベントか、育成メニューの「お出かけ」を行うとやる気が 1 段階または 2 段階上げることができる。

また、「やる気効果アップ」の効果を持つサポートカードと一緒にトレーニングを行うと能力値の上昇率はさらに高くなる。

2.ウマ娘のやる気が「普通」と「絶好調」でのトレーニング結果の違い

ウマ娘のやる気が「普通」と「絶好調」でのトレーニングによる能力値の上昇の違いが次の通りである。
比較するにあたり以下の条件下で検証を行っている。

  • 育成ウマ娘 – カレンチャン
  • トレーニングのボーナス成長率 – スピードが +10%、パワーが +20% でそれ以外の成長率は +0%
  • 利用シナリオ – URA シナリオ
  • トレーニング時期 – ジュニア級デビュー前
  • 比較方法 – やる気「普通」の時の全トレーニングの上昇値を確認した後、お出かけで「絶好調」まで上げたときのステータス上昇値を比較
  • 能力値の状態 – やる気をお出かけで「絶好調」に上げる間にイベントでパワーが 10 上がっているが、「絶好調」にするまでの間にトレーニングレベルは上がっていないものとする。
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2-1.スピード育成の時のやる気の比較

スピードのトレーニングを行う際のやる気によるステータス上昇値の比較が下図である。
左側がやる気が「普通」で右側が「絶好調」の時である。

スピードのトレーニングでのやる気の上昇値の違い


やる気が「普通」の時はトレーニングによりスピードが +13 上がるのに対して「絶好調」の時は +16 になり、「絶好調」の方が約 20% ほど上昇しているので、やる気の違いにより上昇率が上がっているのが確認できる。
また、スキルポイントの上昇はやる気の状態に左右されていないのも確認できる。

どちらも一緒にトレーニングするウマ娘としてスペシャルウィークが加わっており、これは完凸した SSR のサポートカードとなっており「やる気効果:60%」が含まれている。

2-2.スタミナ育成の時のやる気の比較

スタミナのトレーニングを行う際のやる気によるステータス上昇値の比較が下図である。
左側がやる気が「普通」で右側が「絶好調」の時である。

スタミナのトレーニングでのやる気の上昇値の違い

やる気が「普通」の時はスピードが +11 上がるのに対して「絶好調」の時は +13 になり、「絶好調」の方が約 20% ほど上昇しているので、やる気の違いにより上昇率が上がっているのが確認できる。

ただし、「普通」の時はサポートカードに SSR のキタサンブラックとオグリキャップ、SR のフジキセキが出ており、この 3 枚とも「やる気効果」の特徴を持つカードである。

「やる気効果」の効果が、キタサンブラックは 30%、オグリキャップは 40%、フジキセキは 40% あるので合わせて 110% のステータス値の上昇が見込めるはずだが、やる気が「普通」のため効果が出ていないと思われる。
加えて「絶好調」の時にキタサンブラックがいるので +30% されるはずだが、同じく「やる気効果」は出ていないようである。

2-3.パワー育成の時のやる気の比較

パワーのトレーニングを行う際のやる気によるステータス上昇値の比較が下図である。
左側がやる気が「普通」で右側が「絶好調」の時である。

パワーのトレーニングでのやる気の上昇値の違い

やる気が「普通」の時はパワーが +11 上がるのに対して「絶好調」の時も +11 になり、やる気の違いにより上昇効果が得られていない状態である。

「普通」のトレーニング時のサポートカードに SSR スーパークリークが出ているが、このカードは「やる気効果」が無いため、ステータスの上昇率には影響していない。

2-4.根性育成の時のやる気の比較

根性のトレーニングを行う際のやる気によるステータス上昇値の比較が下図である。
左側がやる気が「普通」で右側が「絶好調」の時である。

根性のトレーニングでのやる気の上昇値の違い


やる気が「普通」の時は根性が +8 上がるのに対して「絶好調」の時は +9 になり、「絶好調」の方が約 20% ほど上昇しているのがわかるので、やる気の違いにより上昇率が上がっているのが確認できる。

スピードやパワーも上昇値 4 の 20% であれば +0.8 になるが四捨五入して +1 になっていると考えられる。

2-5.賢さ育成の時のやる気の比較

賢さのトレーニングを行う際のやる気によるステータス上昇値の比較が下図である。
左側がやる気が「普通」で右側が「絶好調」の時である。

賢さのトレーニングでのやる気の上昇値の違い

やる気が「普通」の時は根性が +9 上がっているのに対して「絶好調」の時は +18 になり、「絶好調」の方が 100% ほど上昇している。
「普通」と「絶好調」の両方で SR メジロライアンが一緒にトレーニングするウマ娘として出ており、「やる気効果」を +20% 持つので双方とも既にステータスの上昇値は底上げされている状態となっている。

さらに「絶好調」の時は同じく「やる気効果」を持つフジキセキとオグリキャップが出ているのでステータスアップが表れている。
フジキセキの「やる気効果」が +40% でオグリキャップも +40% あり、やる気が「絶好調」による効果も合わせて 100% 上昇しているのがわかる。

3.やる気を「絶好調」にすべきかの考察

やる気が「普通」の時と「絶好調」の時と比較した結果、やる気は「絶好調」にしておいたほうが育成時のトレーニングの効果が得やすいと考える。
概ね「絶好調」の時は「普通」に比べると約 20% 上昇の違いがあるようだが、前述のパワーの育成時のように条件が未確定ながらもやる気の状態に左右されない場合も確認されているので必ず +20% になるとも限らない。

また、賢さのトレーニングのように「絶好調」の状態でさらに「やる気効果」を持つサポートカードがあるとステータスの上昇値が増えるので、やる気を「絶好調」を維持して育成する方針の場合は「やる気効果」を持つサポートカードを多く入れるのが効果的だと考える。

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