[初回公開] 2020年09月21日
PlayStation の純正コントローラーにはイヤホンまたはマイク付きのヘッドセットを挿し込む入力端子があり、従来であればコードの長いイヤホンやヘッドホンをテレビのイヤホンジャックに挿し込んで使っていたところ、PS4 や PS5 では手元のコントローラーに差し込むだけで利用できるようになるが、イヤホンを挿し込んでもテレビから音声が流れて肝心のイヤホンから音が出ない場合の対応方法を紹介する。
このページの目次
1.PlayStation のコントローラーにイヤホンを挿す仕組み
PlayStation のコントローラーにイヤホンを挿す仕組みとしては、純正コントローラーには充電用の端子が 2 つ(microUSB と EXT)と音声入出力用の端子が 1 つがあり、この音声入出力端子、いわゆるイヤホンジャックにイヤホンやヘッドフォンのケーブルを挿し込むと利用することができる。
コントローラーにイヤホンジャックが無い場合は、テレビやディスプレイにあるイヤホンジャックにイヤホンを挿し込めばイヤピースから音声が出力されるのが一般的な利用である。
それに対し、PlyStation のコントローラーへイヤホンが差し込まれると自動的にテレビからの音声出力を停止させ、音声は PS4 または PS5 本体を経由してワイヤレスでコントローラーに届き、イヤホンから出力されるようになっている。
2.PlayStation で利用できるイヤホンの種類
PlayStation で利用できるイヤホンはケーブルの先端に棒状のプラグがあるイヤホンやヘッドフォンであれば全て対応しているため、ラジオなど音声機器を購入した際に付属されているイヤホンでも利用できる。
イヤホンジャックに挿し込める形状は、3.5mm のステレオミニプラグとなっており、数万円もする高価なヘッドホンから 100 円均一の店舗で販売されている安価なイヤホンまで対応範囲は広い。
3.コントローラーに挿したイヤホンから音が出ない様子
コントローラーに挿したイヤホンから音が出ない場合は、コントローラーにイヤホンを差し込んでもテレビから音声が出力され、イヤホンピースから音が聞こえない状態である。
イヤホンがコントローラーのイヤホンジャックの奥まで挿し込まれていないなど、接触の問題であればイヤホンを挿し直せばイヤホンから音が出るようになるが、挿し直しても改善しない場合は次の PlayStaion の設定を行う。
4.コントローラーに挿したイヤホンから音が出ない原因
コントローラーに挿したイヤホンから音が出ない原因は、PlayStation の初期設定が音声チャットなどで利用するマイク付きのヘッドセットを差し込んだ時のみ音声が出力されるようになっているためである。
そのため、マイクが無い通常のイヤホンやヘッドセットから音声を出力するようにするためには PlayStation 本体の設定変更が必要になる。
5.コントローラーに挿したイヤホンから音が出す方法
コントローラーに挿したイヤホンから音が出す方法は、PlayStaion 本体側で音声出力の設定変更が必要になる。
まず PlayStaion を起動して「設定 -> オーディオ機器」を選択する。
オーディオ機器の設定画面では入力機器など設定項目があり、その項目の中で「出力機器」が『テレビまたは AV アンプ』から「コントローラーに接続したヘッドホン」を下図のように変更する。
出力設定をヘッドホンに変更すると「音量コントロール(ヘッドホン)」と「ヘッドホンへの出力」の設定変更が可能になる。
PlayStaion の純正コントローラーにイヤホンを差し込んで出力される音量は、テレビの音量を上下させても変更できなくなるため「音量コントロール(ヘッドホン)」で予め固定の音量で設定する必要がある。
また、ヘッドホンからの音声出力を上図のように「すべての音声」に変更することでマイク機能が無いイヤホンやヘッドフォンも利用できるようになる。
以上でコントローラーに挿したイヤホンから音が出す設定が終了となる。
以後は PlayStation を再起動してもコントローラーへイヤホンを差し込むだけでイヤホンピースから音声が出力されるようになる。
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