有線と無線のキーボードの比較と作業効率を上げる方法


[初回公開] 2016年03月21日

デスクトップ型のパソコンを利用している場合はキーボードを USB ケーブルでつないで利用していることが多いが、既にキーボードが搭載されているノートパソコンでも外付けのキーボードを利用することで作業効率を上げることができ、ゲームでもコミュニケーションが取りやすくなるので有線タイプと無線タイプの比較を紹介する。

有線と無線のキーボードの比較と作業効率を上げる方法

1.外付けキーボードを利用する利点

外付けキーボードを利用する利点としては、デスク上の空きスペースを利用したり、ゲームでコントローラーで 1 文字ずつ打ち込んでいたコメントが打ちやすくなるなど作業効率の向上が挙げられる。

外付けキーボードを利用している様子


既にキーボードが搭載されているノートパソコンでも外付けキーボードを利用することでいくつかのメリットがある。

1-1.デスクを有効利用できる

外付けキーボードを利用することで、仕事やプライベートの机の上のスペースを有効利用することができる。
ノートパソコンであればキーボードと腕の距離の関係上、本体をデスクの手前に置く必要があるが、外付けキーボードを使うことで本体をデスクの奥に置くことができるので、体に近いところで作業スペースを確保しやすくなる。

1-2.姿勢が正され健康状態が良くなる

ノートパソコンはディスプレイとキーボードが一体となっており、持ち運びに便利だが、操作するときは画面と体が近くなったり、キーボードの大きさに合わせて腕を置くため、姿勢が悪くなる傾向が多い。

そこで外付けキーボードを利用することで、ディスプレイと体の距離を離したり、キーが大きいキーボードを利用することで作業時の姿勢を良くなり、血行が巡って肩こりや腰痛の防止を図ることができる。

1-3.コミュニケーションが取りやすくなる

タブレットやゲーム機など、キーボードが付属していない端末ではタップやコントローラーでカーソルを合わせて文字入力するソフトウェアキーボードが使われるのが一般的である。



ソフトウェアキーボードのメリットは物理的にキーボードを持つ必要がないが、1 文字ずつ入力する手間がデメリットである。
そこで、外付けキーボードを USB ケーブルでつなげることで文字入力のスピードが上がり、コミュニケーションを取る時間が短縮される。

2.有線タイプと無線タイプのキーボードの比較

有線タイプと無線タイプのキーボードの比較は、下表のようにキーを押した情報がパソコンなど端末に送られる通信経路の違いの他、バッテリーの有無などに違いがある。

項目 有線キーボード 無線キーボード
接続方式 USB ケーブル Bluetooth
電源 電池不要 電池が必要
対応機器 USB ポートがあれば多くの端末で対応 Bluetooth 内蔵、及び対応する Bluetooth バージョンが必要

3.有線タイプキーボードの特徴

有線タイプのキーボードの特徴としては、パソコンまたはゲーム機など本体側と USB ケーブルをつないで利用するため、電池など電源を必要としないことである。

ELECOM の有線タイプキーボード TK-FCM005BK の外観
エレコム キーボード 有線 メンブレン 薄型 コンパクトキーボード ブラック TK-FCM107XBK


USB ケーブルを利用した外付け端末は昔のパソコンと違い、OS がハードウェアを認識して操作するためのドライバのインストールが不要なので、挿し込めばすぐに利用できるのメリットである。

販売価格は小型の製品であれば 1,000 円前後から購入可能で、テンキーやキーストロークといった使い勝手に配慮された製品であれば 10,000 円前後のものがある。

反面、USB ケーブルがあるためデスク上で配線が邪魔になったり、ケーブルの長さが平均して 1.5m の製品が多くパソコン本体から離れて利用できないデメリットがある。
そのため、本体から離れて利用したい場合は USB ケーブルの延長ケーブルを使うなど改善策がある。

4.無線タイプキーボードの特徴

無線タイプのキーボードの特徴としては、パソコンまたはゲーム機など本体側と Bluetooth を利用して無線で通信するため、場所を問わず、ケーブル類など邪魔なものが無い点である。

ELECOM の無線タイプキーボード TK-FBP067BK の外観
エレコム ワイヤレスキーボード Bluetooth Windows/Androidタブレット対応 パンタグラフ ブラック TK-FBP067BK


Bluetooth を利用するため、パソコンなど本体側も Bluetooth に対応している必要があり、Bluetooth のバージョンが古いと正常動作しないことがあるので事前に対応機器の確認が必要となる。

販売価格は数千円からとなり、有線タイプのキーボードと比較するとややコストが高い。
また、キーボードに電池を入れて利用することが多いため、バッテリー切れで利用できなくなるリスクもある。

無線タイプのキーボードによっては microUSB や USB Type-C の端子があり、タブレットやスマホから電源供給しながら利用できるものもあるため、電池と併用して利用可能な場合がある。

デスクトップパソコンなど、Bluetooth が内蔵されていない場合は別途、Bluetooth のレシーバを購入することでワイヤレスキーボードを利用することが可能になる。

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