100均のノートパソコン放熱スタンドの効果を検証!寿命を延ばすおすすめ熱対策


[初回公開] 2012年05月16日

ノートパソコンを利用すると本体が熱くなりますが、冷却装置により一定以上の温度にならないものの、熱い状態が続くとノートパソコンの寿命を縮めてしまうので、大切なパソコンを長く快適に使い続けるためにも、事前の熱対策に欠かせない市販されている放熱グッズの中から100均で販売されている製品の効果を紹介します。

Update
2026年7月:最新商品での動作確認済み

この記事で紹介している最新の 100均の商品で実機にて検証・確認しました。

100均のノートパソコン放熱スタンドの効果を検証!寿命を延ばすおすすめ熱対策

1.ノートパソコンが高温になる原因

ノートパソコンが高温になる原因としては、同時にソフトウェアを実行したり、CPUやGPUなどのハードウェアが過剰な負荷を受けたりすることで高温になります。

また、電気が流れることで摩擦が生じて発熱することから、電力を多く使うものほど高温になりやすく、ハードディスク、バッテリー、ACアダプタも熱を帯びやすいです。

ノートパソコンが高温になる原因


ノートパソコンは高温になりすぎて部品が融解したり発火したりしないように、冷却ファンなど高温にならない装置が設けられたり、電子回路で熱が一定値を超えないように設計されていますが、高温多湿などメーカーが想定しない環境下で利用すると冷却が正常に働かないことがあります。

最近ではリモートワークでテレビ会議の利用が増えていますが、常に映像が動き、通信が発生し続ける処理はCPUに負荷をかけやすいため、高温になりやすいです。

2.ノートパソコンが高温になることの影響

ノートパソコンが高温になることの影響としては、CPUやディスプレイなど全ての部品は消耗品であるため、高温になると部品の故障率を高めてしまい、結果的にノートパソコンの寿命を縮めることになります。

ノートパソコンが高温になる様子


また、CPUは推奨される環境下で最適な性能が出るように設計されているため、高温になることでクロック速度が下がり、性能が低下する可能性があります。

本体以外でも、高温になることでバッテリーが過熱して充電保持時間が短くなったり、ケーブル類が焼き切れて断線したり、危険な場合は発火する恐れもあります。

3.「熱いくらい大丈夫」は危険?放置するリスクとは

「少し本体が熱いだけなら問題ない」と放置してしまうのは非常に危険です。
ノートパソコンの内蔵部品は熱に弱く、高温状態が慢性化すると、目に見えないところで確実にダメージが蓄積されていきます。

その結果、ある日突然電源が入らなくなったり、保存していた大切なデータが消失したりする最悪の事態を招きかねません。
また、修理や買い替えには多額の費用がかかるため、経済的なリスクも大きくなります。
「まだ動くから大丈夫」と過信せず、本体が熱を持っていると感じたら、すぐに放熱対策を行うことがトラブルを未然に防ぐ重要なステップとなります。

4.ノートパソコンを放熱する方法

ノートパソコンが高温にならないように放熱する方法としては、「空気取り入れ口の掃除」、「高温でない環境下での利用」、そして「パソコンの周辺に隙間を作る」の3点が挙げられます。

4-1.パソコンの空気取り入れ口を掃除する

まず1つ目に、ノートパソコンの空気取り入れ口の掃除が挙げられます。
熱を帯びやすく、高温になると故障率が高まるCPUは、冷却のため常にファンが回転しています。

冷却用のファンは空気をパソコンの本体外から取り込むことで冷却しますが、それと同時に空気中のホコリも取り込むため、ファンの回りや空気取り入れ口にホコリが付着しやすいです。

そのため、定期的に冷却ファンの羽や空気取り入れ口のホコリを取り除くことで冷却効率が高まり、高温になるのを抑えることができます。

4-2.室温を下げる

パソコンを放熱する2つ目は、ノートパソコンを利用する室温を下げることです。
ノートパソコンの冷却機能が優れていても、その周りの温度が高いと熱が下がりにくくなるため、室内が熱でこもらないように窓を開けて空気の流れを作ったり、エアコンで温度を下げたりするとよいです。

情報システムで利用されるサーバ類がある部屋において、一定温度を保つように常にエアコンが稼働しているのは、故障率を下げるためです。

4-3.パソコンの周辺に隙間を作る

最後に放熱効果がある対策として、ノートパソコンと設置面の間に隙間を作って空気の入る余地を作ることです。
ノートパソコンの場合、CPUやバッテリー類といった熱を帯びやすい部品はキーボードの下に配置されていることがほとんどです。

そのため、設置しているデスクと並行に置くとノートパソコンとデスクの間の空気の流れが悪くなり、熱がこもりやすくなります。

そこで、ノートパソコンと設置しているデスクとの間に空間を作るために、ノートパソコンが傾くように物を挟むとよいです。

ノートパソコンとデスクとの間に空間を作る放熱グッズは市販されており、100均で販売されている製品は次の通りです。

5.100 均で販売されている放熱グッズと効果

100均で販売されている放熱グッズと効果としては、ノートパソコンと設置しているデスクの間に空間ができるように脚を付け足すことで空気の流れを生み、デスクにも熱が帯びないようにします。

放熱グッズには、ノートパソコンの裏側を2点で支える「ボール型」と、本体を浮かせる「アーチ型」の2種類があります。

5-1.ボール型ノートパソコン用放熱スタンド

ボール型のノートパソコン用放熱スタンドは、ノートパソコンの奥側にデスクと挟むように置くものです。
パソコンの手前側はデスクと接しているため、キーボードを操作しても安定しており、数センチの傾斜が付くことでキーボード操作がしやすくなっています。

100 均のボール型パソコン放熱スタンドの外観(表)


ボール型のスタンドは上図のように球体を半分に割った形になっており、ゴム製なので滑ることがありません。

この放熱スタンドを未使用の状態で動画を視聴しただけでも、ノートパソコンからの熱でデスクも熱くなり、ファンの回転数が上がることが1時間の内、20分ほどありました。

100 均のボール型パソコン放熱スタンドの外観(裏)

しかし、放熱スタンドを利用することでノートパソコン本体にやや熱を持つものの、デスク側の温度上昇とファンの回転数が上がることは無かったため、放熱効果が出ているのが確認できます。

5-2.アーチ型ノートパソコン用放熱スタンド

アーチ型のノートパソコン用放熱スタンドは、ノートパソコンの本体とデスクと挟むように置くものです。
パソコンが完全にデスクから浮いた状態となるため、手前側が熱くなりやすい機種でも放熱の効果を得られやすいです。

100 均のアーチ型パソコン放熱スタンドの外観(表)


アーチ型放熱スタンドの形状は下図のようにキーボード手前が下がるように傾斜があるため、キーボード操作がしやすく、パソコンの下に空間があることで収納スペースができるメリットがあります。

100 均のアーチ型パソコン放熱スタンドの側面

反面、キーボード操作のため手を置く場所も上がるため、デスクの面に近い状態でキーボード操作したい人には、腕や肩の負担を感じる場合があります。

5-3.すのこ(木製・スチール製)

すのこ(木製・スチール製)の本来の用途は DIY・インテリアの商品ですが、デスクの上に敷いてその上にパソコンを置くことで、裏面に空気の通り道をしっかり確保できます。

パソコンの大きさより大きいすのこは作業の邪魔になるので小型のすのこがおススメです。

5-4.折りたたみ式譜面台・読書台

折りたたみ式譜面台・読書台の本来の用途は本や楽譜の固定ですが、スチールやメッシュ製のタブレットスタンド・読書台は、ノートパソコンを斜めに浮かせて設置するため、パソコンの下に空間ができて冷却性能を上げる効果があります。

角度が変えられるタイプだとタイピングもしやすいなりますが、パソコンの重みに耐えられず折りたたまれることがあるので耐荷重には注意が必要です。

5-5.ワイヤーネット(メッシュパネル)

ワイヤーネット(メッシュパネル)は DIY のコーナーなどで販売されている壁掛け収納商品です。
メッシュ構造なので風通しが抜群です。
少し浮かせて設置台にすることで放熱を助けます。

5-6.クッションゴム

クッションゴムは戸当たり・傷防止に利用される商品で、粘着テープで貼り付けるタイプがあります。
パソコンの底面(四隅)に直接貼り付けることで、数ミリの隙間を常に作り出すことができます。



取り扱い店によっては冷却用のジェル状のクッションゴムが販売されていることもあります。

6.100均放熱グッズと熱対策のまとめ

ノートパソコンの寿命を延ばすためには、本体に熱をこもらせないための放熱対策が非常に重要です。
日常的にできる空気取り入れ口の掃除や室温の管理に加え、デスクとの間に隙間を作ることが手軽で効果的な方法となります。

100均で販売されている「ボール型」や「アーチ型」の放熱スタンドは、それぞれ設置スタイルや使用感に特徴があるものの、どちらも確かな放熱効果が期待できます。
ご自身の作業環境や好みのキーボード傾斜に合わせて、こうした便利なグッズを上手く活用してみてはいかがでしょうか。

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