[初回公開] 2013年04月19日
パソコンには検索や文字列の変換など一定の動作が割り当てられたファンクションキーが用意されており、使いこなせば便利な反面、うっかり押してしまい表示が変わり元に戻せなくなるなど弊害もあるため、ファンクションキーを押した時の動作を自分好みに割り当てに変更する方法を紹介する。
1.ファンクションキーとは
ファンクションキーとは、パソコンのキーボードの上部に並んでいる F1 から F12 のキーのことである。
Windows OS、もしくは Office などソフトウェアによってそれぞれのファンクションキーに動作が割り当てられている。
また、ノートパソコンでは 1 つのファンクションキーに 2 つの役割が付いていることがあり、Fn キーを押しながらキーを押すことで機能を使い分けることができる。
2.一般的なファンクションキーの動作の例
一般的なファンクションキーの動作の例として、F1 から F12 まで次の機能が割り当たっている。
特に F6 から F10 の文字列の変換は文書作成などで利用すると作業効率が良い。
また、Office 製品などソフトウェアによって独自にファンクションキーに動作が割り当たっていることもあり、例えば Excel であれば F2 を押すと選択中のセルが入力モードに切り替わるなどがある。
- F1 – ヘルプを表示する
- F2 – ファイルやフォルダー、アイコンの名前を変更する
- F3 – ファイルやフォルダーを検索する
- F4 – ブラウザ上では URL の変更ウィンドウが表示する
- F5 – ブラウザ上では表示中のページ(タブ)を再読み込みする
- F6 – 入力中の文字をひらがなに変換する
- F7 – 入力中の文字をカタカナに変換する
- F8 – 入力中の文字を半角カタカナに変換する
- F9 – 入力中の文字を全角アルファベットに変換する
- F10 – 入力中の文字を半角アルファベットに変換する
- F11 – ウィンドウを全画面表示する。もう一度押すと元に戻る
- F12 – ブラウザ上では開発者モードが表示する
3.ファンクションキーを押した時の動作の割り当てを変更する方法
ファンクションキーを押した時の動作の割り当てを変更する方法は、パソコンのメーカーによって異なっている。
特にノートパソコンの場合はディスプレイの明るさの調整や外部ディスプレイへの出力などがメーカーごとにファンクションキーに機能を割り当てている。
例えば Lenovo のノートパソコンは下図のようになっており、F2 が音量を下げ、F3 で音量を上げる機能が備わっている。
このメーカーごとに割り当たっているファンクションキーの動作を変えるのもメーカーごとに異なっているが、BIOS で変更することが多い。
BIOS の画面を表示するためにはパソコン起動直後にファンクションキーを押すことで表示される。
Lenovo のパソコンの場合は BIOS を表示した後に「config」タブを選択し、「Keyboard/Mouse」にカーソルを合わせてエンターキーを押す。
「Keyboard/Mouse」の画面では下図のように「Change to F1-F12 keys」の項目が Default になっているので、これを「Legacy」に変更する。
次に Exit に割り当てられているキーを押すことで機能が変更され、BIOS 終了後から適用される。
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