用途に応じた USB ポートが付いたコンセント用充電器の選び方


[初回公開] 2018年01月12日

スマホやモバイルバッテリー、小型の家電の多くが内蔵のバッテリーで稼働し、そのために充電を必要とするが付属されている充電ケーブルは端子が USB ポートとなっており直接コンセントから給電できないので USB ポートが付いたコンセント用の充電器の選び方について紹介する。

用途に応じた USB ポートが付いたコンセント用充電器の選び方

1.USB ポートが付いたコンセント用充電器とは

USB ポートが付いたコンセント用充電器とは、家庭や事務所のコンセントに差込めるプラグと USB ポートが搭載された小型の家電製品の充電を行うことができる電子機器である。



スイッチやディスプレイといった操作する部品は無く、空いている USB ポートに USB ケーブルを接続するだけで、コンセントから給電される仕組みになっている。

2.USB 対応のコンセント用充電器の選び方

USB 対応のコンセント用充電器の選び方は、「価格」や「ポート数」など優先したい点をイメージすることで製品を絞り込むことができる。
例えば複数同時に充電したい場合はポートの数も確認しておくことが大切となる。

また、短時間で充電を済ませたい場合は急速充電対応のモデルを選ぶとよい。

2-1.価格で選ぶ

USB ポートが付いたコンセント用充電器は 100 均でも販売されているので安さ重視で選択するのであれば 110 円(税込)で購入することができる。
製品自体は、精密機器ではないので充電のみを目的するならば 100 均の製品でも十分利用でき、家族分や予備など複数購入しておいても損はない。

製品仕様としては、コンセントに挿すプラグと USB-A のポートが 1 つ付いたものが多い。

2-2.見た目で選ぶ

USB ポートが付いたコンセント用充電器の選び方の 1 つとして、見た目が挙げられる。
常に壁に備え付けられたコンセントに充電器を挿したままの人は少なくなく、その場合は部屋のインテリアに合わせてカラフルな製品や、キャラ等がイラストされた製品を選択するとよい。

Cube AC charger(COLOCORO)の外観

また、USB のポート数は少ない方が小型になる傾向があるため、小さい製品が目立たなくすることができる。

コンセントプラグを折りたたんだ様子


製品の中にはコンセントの側のプラグが折りたためるタイプもあるので収納時にコンパクトに収めたい場合も想像するとより製品を絞り込むことができるだろう。

2-3.ポート数で選ぶ

スマートウォッチやワイヤレスイヤホンなど最近の小型の家電製品は USB ケーブルで充電する製品が多いため、複数の製品を同時に充電することが多い。

そのため、USB にポート数が多いコンセント用充電器であればコンセントを充電器で埋め尽くすことなく、より多くの製品を同時充電することが可能になる。

2-4.給電時間で選ぶ

USB ポートが付いたコンセント用充電器は急速充電に対応した製品があり、これにより忙しい朝や長い間滞在できない外出先など短時間で家電製品を充電することができる。

スマホやモバイルバッテリーを充電する場合はA(アンペア)が高いほど短時間で電量を供給できるため、下図のようにコンセント用充電器の製品パッケージに書かれたアンペアを基準に見分けることができる。

ELECOM の USB AC コンセント充電器のパッケージ
エレコム USB コンセント 充電器 合計12W USB-A×2 【 iPhone ( iPhone13シリーズ対応 ) / Android / タブレット 対応 】 キューブ型 ホワイト MPA-ACU11WH


上図の ELECOM の USB-A 対応 AC 充電器は 2.4A あるので安価な AC 充電器よりも早く給電でき、USB-A のポートが 2 つあるので複数台同時に利用できる利点がある。

2-5.安全性で選ぶ

安価なものから高価なものまでさまざまな製品ラインナップの USB ポート付コンセント用充電器だが、安全性を重視して選ぶこともある。
充電中は常に電気が流れている状態となるため、同時に熱を発する状態となる。

そのため、コンセント用充電器が熱に弱い場合は長時間コンセントに挿しっぱなしで製品本体が熱で歪んだり、悪い場合は発火することがある。



そのため、製品パッケージに記載されている注意事項や耐熱度を確認しておくとよい。

2-6.バッテリー搭載型で選ぶ

USB ポートが付いたコンセント用充電器にはコンセントから USB ケーブルを介して給電するだけでなく、充電器自体にバッテリーが搭載されている製品もある。

バッテリー搭載型の場合は本体がコンセントに挿さっていない場合や停電時でも給電できるためキャンプや災害時に役立つ。
モバイルバッテリーとよく似ているが、本体自体にコンセントプラグがあるためモバイルバッテリーに比べるとやや大きいのが特徴である。

関連記事

コメントを残す