認識しなくなった microSD カードを修理・交換する方法と注意点


[初回公開] 2019年11月06日

家電量販店のワゴンセールでは 1,000 円前後で USB メモリや micrSD カードなどが販売されていることが多いですが、初期不良でパソコンやスマートフォンに挿してもパソコンで認識できずに使えないことがあります。そのため、認識しなくなった microSD カードを修理に出す方法と注意点について紹介します。

認識しなくなった microSD カードを修理・交換する方法と注意点

1.microSD カードが認識しなくなった

私が実際に困った経験として、ある日スマートフォンに microSD カードを挿しても全く認識されず、撮影した写真や重要なデータが読み込めなくなったことがあります。
初めは接触不良かと思い何度も差し直しましたが、全く改善せず大変焦りました。

microSD カードが認識しなくなった


結局、購入店で対応してもらうまでデータを確認できず、日常の作業に支障が出たため、microSD カードの故障は想像以上に生活に影響することを痛感しました。

2.microSD カードが認識しない様子

microSD カードが認識しない様子は、パソコンやスマートフォンに挿しても外部ストレージとして表示されない状態です。
購入直後は正常に利用できていた microSD カードですが、時折認識できない事象が発生し始めました。

それでも使っている間に認識できなくなるまでの間隔が短くなり、ついには OS が外部ストレージとして全く認識しなくなりました。
パソコンで認識できる間にフォーマット(初期化)を実施したものの効果がなく、物理的な故障と考えられます。

尚、故障した microSD カードは家電量販店のワゴンセールで販売されている商品で、通常は 1,980 円で販売されている 32GB の microSD カードを 980 円で購入したものです。

3.microSD カードを修理に出す方法

故障した microSD カードを修理に出す方法としては、購入した店頭に microSD カードと購入時のレシートまたは保証書を一緒に故障対応窓口に持参します。
保証内であれば無償対応となります。

保証期間や保証を受けるための費用は家電量販店によって条件が異なりますが、一般的には購入から数週間から1年になっています。

3-1.故障した microSD カードを購入店に持ち込む

故障した microSD カードを購入店に持ち込むと、メーカーでの修理対応になるので修理をお願いできます。
家電であればその場で簡単な動作確認が行われますが、小さな電子機器によってはそのままメーカー対応になる場合もあります。

修理完了引き渡し票の受け取り


修理依頼時には microSD カードはデータを記録するものなので、データが抹消される点やデータの復元がされないことなど、諸注意の説明を受けます。

3-2.修理後の連絡を待つ

microSD カードの修理依頼をしてから約 2 週間前後で連絡が入ります。
今回はメーカーの診断により商品の故障と判定され、修理できないため同等品との交換となりました。

交換された microSD

同等品との交換なので、故障した microSD の代わりとなる未開封新品の microSD と、修理時に一緒に修理に出した microSD アダプタが返ってきました。

4.microSD カードを修理に出す場合の注意点

microSD カードを修理に出す場合の注意点としては、破損の有無とデータ消去の 2 点が挙げられます。

破損の有無とは、microSD カードを踏むなどで割れたり曲がった状態になっていると修理対応を受け付けてもらえません。
自然に利用する中で割れることはないため、この場合は別途、商品を購入する手段となります。

また、修理にあたっては microSD カード内のデータは消去され、同等品への交換の場合はデータが空の状態となるため、保存したデータを見ることができなくなります。
データの消去についてはゲーム機やパソコンの故障時でも同様にデータは抹消され、手元に返却されます。そのため、日頃からデータを別の機器にコピーしてバックアップしておく必要があります。

インターネットでいろいろな商品が購入できる時代になっていますが、その場合は自分でメーカーの問い合わせ窓口を調べて発送することになり手間が生じます。
その点、店舗で購入すると少額商品であっても対応受付してもらえるので、修理や初期不良による交換の手間が心配であれば店頭で購入することをお勧めします。

5.まとめ

microSD カードが認識しなくなった場合、まずは購入店やメーカーに相談することが重要です。
物理的な故障やデータ消去のリスクがあるため、日頃からバックアップを取り、購入時の保証書やレシートは少額でもを保管しておくと安心です。
店舗で購入することで修理や交換の手間も軽減されますので、少額商品であっても購入先を工夫することをおすすめします。

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