[初回公開] 2024年05月25日
PlayStation の純正コントローラーは家庭用ゲーム機の本体を操作したりゲームで利用するものであるが、ワイヤレスコントローラーは Bluetooth(ブルートゥース)で本体と通信しているため、パソコンでも Bluetooth を用いてパソコンゲームやマウスの代わりとして利用する方法を紹介する。

このページの目次
1.PlayStation の純正コントローラーが利用している無線規格って何?
PlayStation の純正コントローラーが採用している無線規格は、Bluetooth(ブルートゥース)である。
例えば、DUALSHOCK 4(ワイヤレスコントローラー)の場合、Bluetooth 2.1+EDR が使われている。

ゲーム機本体とワイヤレスで接続するには、コントローラーに十分なバッテリー残量が必要だが、USB ケーブルを使えば有線接続も可能で、これの方法であればバッテリー切れの心配はない。
Bluetooth はパソコンやスマホ、タブレットなど、さまざまなデバイスで広く使われている規格のため、PlayStation の純正コントローラーをゲーム機以外でも活用できる。
特にパソコンで使う場合、その手軽さが魅力である。
2.Bluetooth ってどんな技術?
Bluetooth(ブルートゥース)は、デバイスを 1 対 1 でつなぐための国際標準の無線通信技術である。
有効範囲は約 10m と狭いものの、消費電力が少ないのが特徴となっている。
これがコントローラーやイヤホンみたいな小型デバイスにぴったりな理由である。
国際規格なので、Bluetooth 対応デバイスならメーカーや国を問わず接続が可能。
Wi-Fi と比べられることもあるが、Wi-Fi は広範囲で高速通信が得意な反面、消費電力が大きいので小型機器には向いていな。
尚、Bluetooth と Wi-Fi はどちらも 2.4GHz 帯の電波を使うため、場合によっては電波干渉が起こることがある。
3.PlayStation の純正コントローラーが使えるデバイスは?
ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)のゲーム機本体以外の対応機器は Bluetooth が接続できる機器であれば利用可能で、公式サイトによると以下のようなデバイスで動作が確認されている。
- Android 10
- iOS 13
- iPadOS 13
- macOS Catalina
- tvOS 13
一度接続すれば、対応するゲームやアプリをコントローラーで快適に操作できる。
パソコン以外にも幅広いデバイスで使えるのは嬉しいポイントである。
4.PlayStation の純正コントローラーをパソコンに接続する方法
PlayStation の純正コントローラーをパソコンにつなぐのは実は簡単である。
Bluetooth でペアリングするだけでスマホにワイヤレスイヤホンを接続するような手順とほぼ同じとなる。
ただし、Windows でマウス代わりに使いたい場合は、専用のソフトを別途インストールする必要があります。
4-1.パソコンで「Bluetoothとデバイス」を開く
まずはパソコンの設定画面から「Bluetooth とデバイス」を選択する。
「Bluetooth とデバイス」では下図のような画面となり、Bluetooth がオフの場合はオンにする必要がある。

4-2.新しいデバイスを追加する
次に「Bluetoothとデバイス」画面の上にある「デバイスを追加」をクリックする。
すると、デバイス追加用のウィンドウが表示される。

ここで「Bluetooth」を選び、コントローラーの電源が入っていて、側面の LED が点灯している状態にする。
4-3.コントローラーを選択する
「Bluetooth」をクリックすると、接続可能なデバイス一覧が表示される。
PlayStation 純正コントローラーは「Wireless Controller」と表示されるので、それを選んでクリックする。

4-4.接続完了
パソコンが検知した「Wireless Controller」をクリックすると「デバイスの準備が整いました」と表示されてコントローラーの接続が完了する。

Windows の「設定 -> Bluetooth とデバイス」の画面でも Wireless Controller が追加されているのが確認でき、下図のように接続されているのがわかる。

PlayStation のコントローラーをオフにすると接続が切れて「Bluetooth とデバイス」からは表示されなくなるが、次回以降、コントローラーをオンにすると接続するようになる。
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