パソコンやリモコン、メガネの修理に利用する精密ドライバーセットをレビュー

パソコンは背面版の取り外しから内部のパーツに至るところまで小型のネジが利用されており、付け外しには一般的に販売されているドライバーではなく、精密機器用のビットが必要になるため、さまざまな形状に対応できるビットが 1 セットになった精密ドライバーセットを紹介する。

１．精密ドライバーとは

精密ドライバーとは、一般的なドライバーとは異なり小さいネジ（小径ネジ）を回すのに適した工具である。
小径ネジはネジの外径が小さいだけでなく、頭部がプラス型・マイナス型以外に六角形や星型など異なる形状が多いのも特徴である。

そのため、ネジの頭部の形状に合ったドライバーをそれぞれ用意しなければならないが、最近では多くのネジの形状に適合するためにドライバーの先端（ビット）を取り換えて利用する精密ドライバーセットの製品が販売されている。

２．精密ドライバーの利用シーン

精密ドライバーの利用シーンとしては、カメラや眼鏡の他、パソコンなど精密機器などによく利用される。
建築や家具で利用されるネジと違い、小径ネジは小型製品で用いられることから精密ドライバーが必要となる。

特殊な頭を持ったネジは意味を持って利用されている。
例えばプラス型の形状は、ドライバーからまっすぐ力を加える事ができるため、作業性に優れている。
対してマイナス型の形状はネジ山が壊れやすく、ゴミも溜まりやすいプラス型のデメリットを補うため持ちらいられる。

また、六角形の形状はしっかり締め付けることができる六角レンチを利用するために六角形になっている。
その他、パソコンなど精密機器は不用意に分解されないように特殊な形状のネジを利用していることがあるため、精密ドライバーがあることでさまざまなシーンで利用することができる。

精密ドライバーのセットの中で今回は Kingsdun 製の機能と内容物が次の通りである。

３．Kingsdun の精密ドライバーセットの機能

Kingsdun の精密ドライバーセットの機能としては、iPhone など携帯電話やパソコン、ゲーム機などの様々な電子製品の分解、修理をできる。
磁気ドライバービットとなっているため、小さなネジの付け外し時に落下を防ぐことができる。

また、ドライバー先端（ビット）は付け替えタイプなのでグリップは 1 つだけ付属されており、ビットごとに何本もドライバーを持つ必要がない。

グリップには手が届きにくいところもネジを取り外しするために延長シャフトと、真っすぐにドライバーが入らないところに対応するためにフレキシブルシャフトが同梱されている。

４．Kingsdun の精密ドライバーセットの内容物

Kingsdun の精密ドライバーセットの内容物は次のようになっている。
全てのセットが収納できる専用のケースがあり、部品の位置は固定されているため部品の紛失を防ぐことができる。

1. 120 種精密ビット
2. グリップ
3. 延長シャフト
4. フレキシブルシャフト
5. ピンセット
6. 電動ドリル用ホルダー
7. 吸着カップ
8. SIM 取り出しピン
9. ケースオープナー
10. スクリーン分離ビック

５．Kingsdun の精密ドライバーセットの総評

Kingsdun の精密ドライバーセットのの総評としては、ドライバーの先端（ビット）の種類が多いことから日常品であればメガネや、メーカーによっては利用しているネジの大きさと形状が異なるパソコンの修理に役立つため、精密ドライバーを 1 本ずつ用意するよりもセットを持っておくと利用シーンが多く経済的である。

また、電動ドリル用ホルダーがあるため、グリップを用いた手回しではなくインパクト用電動ドリルで作業効率を図ることも可能である。
自宅だけでなく、パソコンなど精密機器を取り扱う社内 SE の現場でも重宝する。

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