Zoom や Teams などオンライン会議でカメラが使えない場合の対応方法

コロナ禍が緩和されて外出の制限も緩やかになりビジネスシーンでは対面が戻りつつある中で Zoom や Teams といったオンライン会議は未だ健在だが、いざ会議を開始したときに相手にこちらの映像が届かず、カメラが使えない場合の対応方法について紹介する。

Zoom や Teams などオンライン会議でカメラが使えない場合の対応方法

1.オンライン会議が減らない理由

オンライン会議が減らない理由としては、コロナ禍で整備されたリモートによる会議や講義、コミュニケーション手段が実際に顔を合わせる対面式に比べて利便性とコストパフォーマンスが高いことにある。

オンライン会議でカメラ映像が映らない様子


実際に顔を合わせて話すことでオンライン以上に得られる情報が増えたり、相手との信頼感を向上させることができるが、会うために移動する時間や交通費に投資するよりも時間的な効率やコストパフォーマンスを重視する考え方が現代社会の風潮になっており、リモートでの会議が減らない理由である。

また、コロナウィルスの扱いが第 5 類になったとはいえ感染予防を取っている企業や団体は多く、インフルエンザの猛威もあることからリモートによる会議を推奨しているところが未だ多い。

2.オンライン会議でこちらの映像が届かない場合の対応方法

オンライン会議でこちらの映像が届かない場合の対応方法としては、カメラに故障がなくカメラの利用が許可されていないなど設定によるものと、レンズにシャッターされているなど物理的な問題が挙げられる。

2-1.カメラとパソコンの接続を確認する

Zoom や Teams などオンライン会議で相手にこちらの映像が届かない場合にまず確認することは、カメラ自体が使える状態にあるかである。
カメラとパソコンが別々で USB ケーブルで接続している場合は、USB ケーブルを抜き差しして接続が緩んでいないか確認する。



また、ノートパソコンやスマホなどカメラが本体に内蔵されている場合はカメラアプリを起動して映像がディスプレイに表示されるか確認する。
Windows であればスタートメニューから「カメラ」があるので、起動して動作を見ることができる。
もしディスプレイに映像が表示されない場合は、カメラの故障が疑われる。

2-2.カメラシャッターを開く

ノートパソコンなどウェブカメラ内蔵の場合は、プライバシー防止のためカメラのレンズを覆うカメラシャッターがあり、映らないように閉じている場合がある。
そのため、レンズ周辺にあるスライダーを操作してカメラレンズが出るように操作する。

カメラのプライバシーシャッターを開ける


また、外付けのウェブカメラの場合でもプライバシーシャッターが付いていることがあるため、スライドさせてレンズを開ける必要がある。

2-3.Zoom や Teams のカメラ映像を解除する

Zoom や Teams はアプリの機能として音声と映像を送らないようにすることができるため、相手に映像が届いていない場合はカメラ映像をオンにする必要がある。

アプリのカメラをオンにする

上図は Zoom の画面だが、アプリの画面下部にボタン「ビデオの開始」があり、赤色の斜線が入っているのがわかる。
この状態はカメラがオンになっていないため、ボタンを押すことでこちらの映像が相手に届くようになる。

2-4.Windows でデスクトップアプリのカメラを許可する

カメラが物理的に問題無く、アプリでカメラ映像をオンにしても相手に映像が届かない場合は Windows のプライバシー設定でカメラが許可されていないことが考えられる。



まず、Windows の設定を開くためにデスクトップにある Windows マークを右クリックして表示されるメニューより「設定」を選択する。
設定のウィンドウが表示されれば、下図のようにボタン「プライバシー」をクリックする。

ボタン「プライバシー」をクリック

次に、画面左メニューより「カメラ」を選択するとカメラに関する設定を行うことができるため、「アプリがカメラにアクセスできるようにする」のスライダーをクリックしてオンにする。

「アプリがカメラにアクセスできるようにする」のスライダーをクリック


また、Zoom や Webex といったオンラインツールはブラウザで利用する場合と、専用のアプリをインストールして利用する場合がある。
専用のアプリをインストールしている場合は下図のように別途「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」の項目があるため、スライダーをクリックしてオンにする。

「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」のスライダーをクリック

もし「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」の項目で見慣れないアプリが表示されている場合はカメラの映像が自動的に送られる恐れがあるため、アプリをアンインストールしたり、カメラを利用しない場合はプライバシーシャッターを常に閉じるといった防衛策を取っておくとよい。

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