コンビニやスーパーなど買い物の支払いはセルフレジで行う店舗が増えているが、映画館も例外では無く、映画館の自動券売機で当日に鑑賞する作品のチケットを購入する方法について MOVIX(松竹マルチプレックスシアターズ)を例に紹介する。

このページの目次
1.従来の映画館でのチケット購入方法
従来の映画館でのチケット購入方法は、映画館のチケット売り場にスタッフが常駐しており、観たい作品名と上映回(時刻)を伝えてチケットを購入する。
座席指定が無い地方の映画館では空いている席に先着順で自由に座るのでチケット購入時に座席を指定することはないが、シネコンなどシステム化された劇場ではチケット購入時にディスプレイを見ながら座る席を申告する。
最近ではコスト削減などを背景に窓口によるチケット販売は廃止され、自動券売機によるチケット購入が増えて来ているが初めて自動券売機を操作する人や、操作が苦手な年配層には敷いが高いものになっている。
2.映画館が自動券売機を導入する理由
映画館が自動券売機を導入する理由には、「コスト削減」と「感染症対策」の 2 点が挙げられる。
1 つ目の理由のコスト削減は、昨今のインターネットでの動画配信サービスが盛況の反面、映画館に足を運ぶ人が減っていることである。
特に営業時間中はチケット販売窓口にスタッフを常駐させなければならないため、これを自動化することで人件費の削減を行うことができる。
2 つ目の感染症対策とは、夏休み中のお盆や年末年始といった人が集中する時期は映画館のチケット売り場に長蛇の列ができることは珍しくない。
多くの来場者と会話するスタッフが感染しないようにチケット販売を自動化することで感染防止策を取っている。
3.映画館の自動券売機でチケットを購入する方法
映画館の自動券売機でチケットを購入する方法としては、タッチパネル式の端末を操作して観たい作品と上映回を選択し、紙幣または硬貨を投入して決済するのが一連の流れとなる。
3-1.映画館の自動券売機の様子
映画館の自動券売機の様子としては、下図のように細長い端末となっており、上部はタッチパネル式のディスプレイがあり下部には紙幣の投入口など主に支払いに利用する口が用意されている。

端末の下部には購入したチケットの取り出し口やクレジットカードのリーダーの他、電子マネー決済に対応している映画館であれば QR リーダーであったり、株主優待券を投入する口が用意されていることもある。

3-2.チケットの選び方を選択
自動券売機の前に立つとまず最初にディスプレイにタッチまたは下図のようにチケットの選び方を選択する。
主に訪れている劇場で公開している作品から選ぶ「本日のチケットを購入」か既に観たい作品が決まっていれば「作品一覧から購入」をタッチする。

今回は「本日のチケットを購入」をタッチする。
3-3.公開中の作品から購入するチケットを選択
次にディスプレイに購入できる作品と上映回の一覧が表示されるので、観たい回をタッチする。
既に上映が始まった回は選択することができず、また座席が満席になった回は×印が付いて選択できないようになっている。

また、座席が満席に近い状態だと△印が表示されるが席は空いているため購入することが可能である。
3-4.座席を選択
タッチパネルで観たい上映回を選択した後は、その回の座席を選択画面が下図のように表示される。
既にチケットの購入者がいる場合はグレーになり選択することはできず、明るくなっている箇所が選択できる座席を示している。

3-5.会員証の有無を選択
ここからが映画館によって操作方法が異なるが、MOVIX では会員証となる SMT メンバーズカードを提示するか問われる。
所持していなければ「いいえ」を選択するが。所持していれば「はい」を選択して会員証を端末に読み込ませる。

3-6.チケットの枚数を選択
次に購入するチケットの枚数を選択する。
年齢層によって値段が異なるので該当する箇所の+をタッチして枚数を指定する。

3-7.購入するチケットの確認
最後に購入するチケットの作品名、開始時間となる上映回、購入枚数等が表示されるので間違いが無ければ「確定」をタッチする。

3-8.支払いを行う
購入するチケットを選択して「確定」をタッチすると紙幣や硬貨を投入するように指示されるので、お金を投入して支払いを完了する。
また、クレジットカードや QR 決済する場合はリーダーにそれぞれ読み込ませることで決済することができる。
3-9.チケットを受け取る
支払いが済めばチケット取り出し口にチケットが排出されるので受け取って自動券売機でのチケット購入が完了する。
4.映画館の自動券売機の注意点
自分のペースでチケットを購入できる自動券売機だが、購入時の注意点もある。
1 つ目は紙面の割引券やクーポンが自動券売機では使えないことがある。
例えば保育園や学校では割引券付きの小さなチラシを子供がもらってくることがあるが、自動券売機では対応していないことがある。
2 つ目は間違って一般大人が学生で購入してしまう場合である。
スタッフが対応する窓口販売なら学生かどうかを決済が済む前に判断して発券してくれるが、自動券売機では自己申告であるとともに間違って購入しても払い戻しはできないのがほとんどのため注意が必要である。
尚、一般大人が大学生や高校生の分類でチケットを購入してもシアターに入場する際に身分証の提示を求められることがある。
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