Excel で ^(キャレット)を使ってべき乗の計算をする方法 – Office ソフトの使い方(49)


[初回公開] 2021年12月19日

23(2 の 3 乗)のように「べき乗」は確率やデータサイエンスで利用されることが多く、Excel で「べき乗」の計算を行いたい場合には文字「^(キャレット)」を用いると実現することができ、^ をキーボードで入力する方法とべき乗の計算方法について紹介する。

Excel で ^(キャレット)を使ってべき乗の計算をする方法

1.べき乗とは

べき乗とは、23(2 の 3 乗)のようにある値に対して指数がある場合の計算のことで、23を実際に計算すると次のように 2 を 3 回かけ合わせた計算結果と同値となる。

23 = 2 * 2 * 2 = 8



べき乗は「サイコロで 6 の目が 5 回連続で出る確率」を計算したり、AI やデータサイエンスで取り扱う行列の演算で利用される。

2.Excel でべき乗計算をする方法

Excel でべき乗の計算をする方法は、セルに ^(キャレット)を用いて下記の計算式を入力すると結果を導くことができる。

={値}^{指数}
(例)= 2 ^ 3

上記では値と指数を使った計算式を直接指定しているが、値と指数の代わりに数値が入っているセルの場所を指定することもできる。

={セルの場所}^{セルの場所}
(例)= A1 ^ B1



3.^(キャレット)の入力方法

Excel でべき乗の計算で用いる ^(キャレット)をキーボードで入力する方法は、キーボードの右上にある「~」または「^」または「へ」が印字されたキーを Shift などを押さずにそのまま押下するだけで入力することができる。

キーボードで ^(キャレット)を入力する方法

^ は別名、ハットとも呼ばれることがあり、校正を行う印刷の現場などで文字などの挿入を示す記号として利用されることが多い。

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