[初回公開] 2018年07月09日
Word など文書作成ソフトで資料や原稿を書く場合に一定の文字数以上を書かないといけない場合や、反対に文字数を規定内に収める必要があるときに入力した文字数や行数を数えなければならないが、文字数のカウントができないテキストエディタに代わり、Microsoft Office の Word で文字数や行数を確認する方法を紹介する。

このページの目次
1.文字数を確認する必要性
資料や原稿など提出物の文字数を確認する必要性としては、A4 用紙1枚に収まるように文字量を調整しなければならないときや、問い合わせフォームに書き込む際に最大入力文字数に制限があるときが挙げられる。
反対に履歴書や大学の課題・レポートを提出する際に最低文字数を満たしているか確認したい場合にも利用できる。

また、SNS の X(旧:Twitter)では 1 回のポストで 140 文字までしか入力することができないため、入力できる文字数をカウントする必要がある場面は次のような時がある。
- SNS の X(旧:Twitter)で規定文字数以内でポストしなければいけない時
- ポイントサイトでポイントを得るために最低文字数を満たす口コミ投稿が必要な時
- コピーライターの仕事や副業で最低文字数の規定や文字数に応じて報酬が変わる時
2.Word で文字数を確認する方法
Word で文字数を確認する方法としては、ステータスバーや文字数をカウントする機能を利用する。
今回は Word で文字数等をカウントするにあたり、下図のように計 15 文字を入力した状態でいくつかの方法で文字数を確認する。

2-1.ステータスバーで文字数を確認する
Word で入力した文字数をカウントする方法の 1 つに、Word が起動している間はウィンドウ最下部に表示されるステータスバーで確認することができる。
文字を入力すると下図のように文字の入力に合わせて、リアルタイムに文字数が表示される。

また、入力した文章の中で一部分だけをマウスで選択した状態にすると、選択範囲の中だけで文字数がカウントされて表示される。
2-2.文字数カウント機能で確認する
Word には入力した文字の数量や文字がある行数をカウントする機能が搭載されている。
上部メニューの「校閲 -> 文字カウント」を選択すると、文字数や段落数などが一覧で表示されたウィンドウ「文字カウント」が出て確認することができる。

実際にウィンドウ「文字カウント」で確認できる内容は下図となる。

また、ウィンドウ「文字カウント」を表示する場合は、上部メニューではなく「Shift + Ctrl + G」キーを同時に押すショートカットが用意されており、すぐに確認できるようになっている。
3.Word の文字数カウント機能で確認できる内容
Word の文字数カウントの機能を使うと、主に次の 4 つの点を確認することができる。
入力した内容のいずれも選択していない状態であれば開いている Word ファイル内の全てがカウントの対象となり、一部分をマウスや入力カーソルで選択した状態であれば選択箇所だけがカウントの対象となる。
3-1.ページ数が確認できる
ウィンドウ「文字カウント」内の上部に表示される『ページ数』はファイル全体もしくは選択範囲内のページの総数を表している。

文字が無く、改行だけを埋めてページを増やしたり、改ページでページを分けた場合もカウント数が上がる。
3-2.文字数が確認できる
ウィンドウ「文字カウント」内の中ほどにある『文字数』はファイル全体もしくは選択範囲内の文字の総数を表す。
文字数をカウントするにあたり、スペースを含めた場合とスペースを含めない場合の 2 通りが表示される。

スペースを含めた場合の文字数カウントは、半角スペース、全角スペースともに 1 文字として加算される。
また、改行は文字数としては含まれない。
3-3.段落数が確認できる
ウィンドウ「文字カウント」内の中ほどにある『段落数』はファイル全体もしくは選択範囲内の改行の総数を表す。
段落数でカウントされるのは文字がある行だけとなり、文字がない空行は段落数にカウントされない。

そのため、後述の『行数』との使い分けとしては、文字がある行数を数えたい時に利用する。
3-4.行数が確認できる
ウィンドウ「文字カウント」内の下部にある『行数』はファイル全体もしくは選択範囲内の改行の総数を表す。
行数でカウントされるのは、改行だけの文字がない空行もカウントされる。

前述の『段落数』との使い分けとしては、各行に文字の有無問わずに改行含めた Word 内全体の行数を数えたい時に利用する。
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