[初回公開] 2019年05月13日
Wordで資料を作成する場合は、図形や表を挿入することで文章だけの資料に比べて視覚的に見やすくなります。しかし、ExcelやPowerPointと違い、Wordはそのまま図形や表を挿入すると行間に吸着してしまい、好きな場所に配置できません。そこで本記事では、図形や表を自由に配置する方法をご紹介します。
2026年2月:最新環境での動作確認済み
この記事で紹介している手順が、最新の Windows 11 (23H2) および Microsoft 365 (Office 2024相当) 環境でも、仕様変更なく正常に動作することを実機にて検証・確認いたしました。

このページの目次
1.Wordで図形や表を自由に配置するメリット
Wordで図形や表を自由に配置するメリットは、文章だけでは伝わりにくい内容も図や表があることでよりわかりやすくなる点です。

例えば、学校や地域で配布する資料では、文章だけでなく関連するイラスト画像が少しあるだけで、何を伝えたいのかが視覚的に伝わりやすくなります。
Wordは文章の入力のしやすさや段落の自動設定など、文章作成において便利な機能が多くありますが、ExcelやPowerPointと比較すると図表の取り扱いはあまり得意ではありません。
画像や表を挿入すると文章の邪魔にならないように余計な空白ができたり、図形や表だけで数行使ってしまうことがあります。
しかし、図形に回り込むように文章を配置することで、雑誌や新聞のように文章と図が紐づいた見せ方ができ、閲覧者に内容が伝わりやすくなる利点があります。
2.Wordで図形や表を通常配置した時の様子
Wordで図形や表を通常配置する場合は、文書を数行記入した後に上部メニューの「挿入 → 表」を選択することで、文章が回り込む形で表が配置されます。

配置された表は行間に吸着する仕様のため、表をドラッグして移動させようとしても、あまり自由に配置することができません。
また、図形や画像は配置後にプロパティから「前面」に設定できますが、表は文章の前面に配置できません。
そのため、次に紹介する方法で一手間かけることで自由に配置できるようになります。
3.Wordで図形や表を自由に配置する方法
Wordで図形や表を自由に配置する方法は、行間に直接配置するのではなく、あらかじめテキストボックスを配置し、その中に図形や表を挿入する方法です。
実際に業務でマニュアルを日頃から作成しているエンジニアとしても、この方法にたどり着くまではレイアウト調整にかなり時間を取られていました。
テキストボックスはプロパティ設定によって文章の回り込みや前面配置などが可能で、自由度が高いためです。
3-1.行内にテキストボックスを配置する
まず、上部メニューから「挿入 → テキストボックス」を選択します。テキストボックスを選択すると、挿入可能な種類が複数表示されます。

表示された種類の中から「シンプル」を選択すると、Word上にテキストボックスが配置されます。

3-2.テキストボックスの枠線を消す
配置されたテキストボックスにはサンプル文が表示されているため、その文章をすべて削除します。

また、テキストボックスには黒い枠線が付いており、印刷時にも表示されます。
テキストボックスを右クリックし、「図形の書式設定 → 図形のオプション」から線を「線なし」に変更してください。
3-3.テキストボックス内に図形や表を配置する
サンプル文と枠線を削除したら、そのテキストボックス内に図形や表を挿入します。
操作しやすくするため、あらかじめテキストボックスを少し拡大しておくと便利です。
テキストボックス内をクリックし、上部メニューから「挿入 → 表」を選択すると、テキストボックス内に表を挿入できます。

3-4.テキストボックスを移動させて好きな場所に配置する
図表を挿入した後は、テキストボックス自体を選択してドラッグすることで、文章上の好きな場所に配置できます。
入力済みの文章がある場合、テキストボックスが行間に入り込み、文章が回り込むことがあります。
その場合は、テキストボックスの枠線部分を右クリックします。

表示されたメニューから「文字列の折り返し → 前面」を選択すると、テキストボックスが文章の前面に配置され、自由に移動できるようになります。

ただし、「前面」を選択すると文章や他の図表が隠れてしまう場合があります。
その際は、改行して余白を作るなど、レイアウトを調整してください。
4.Wordで図形や表を自由に配置するまとめ
Wordで図形や表を自由に配置するには、テキストボックスを活用する方法が効果的です。
通常の挿入方法では行間に吸着してしまいますが、テキストボックス内に配置することで好きな位置に移動できます。
枠線を消し、「文字列の折り返し → 前面」を設定することで、より柔軟なレイアウトが可能になります。
資料を見やすく仕上げるためにも、ぜひ活用してみてください。











