Word で文章を書きやすくするための画像を挿入する方法 – Officeソフトの使い方(43)


[初回公開] 2021年08月10日

ワープロソフトや表計算ソフトがパッケージ化された Office 製品には画像を挿入する機能があり、特に Word には行内に画像を入れたり、反対に行内に関係なく自由配置することができるが、配置の方法次第では文章の書きやすさが変わるので画像挿入の使い分けについて紹介する。

Word で文章を書きやすくするための画像を挿入する方法

1.Word に画像を挿入する方法

Word に画像を挿入する方法は、上部メニューより「挿入 -> 画像」をクリックしてパソコン内の画像を指定するウィンドウが表示されるため、配置したい画像があるフォルダを辿ってファイルを選択する。

「挿入 → 画像」をクリック


配置したい画像を選択してボタン「OK」を押すと下図のように行内に画像が配置される。

Word に画像を配置した後の様子

画像を行内に配置した場合は、文字を記入する位置を示すカーソルが画像の後ろに付き、文字と画像が重なることはない。

Word の行内にある画像の配置を変更する場合は、配置した画像を選択して画像の右上に表示される画像配置マークをクリックするとレイアウトオプションが表示されるため、オプションメニュー内で配置の方法を変えることができる。

Word のレイアウトオプションを表示した様子

2.Word で文章の書き方で画像の配置を使い分ける 5 つの方法

Word は文章の書き方次第で画像の配置を使い分けると文章の書きやすさだけでなく、見た目の印象も大きく影響する。
文章の書き方により画像の配置を変える方法には次の 5 つがある。

2-1.文章と画像の行を分ける場合は行内配置を使う

文章と画像の行を分ける場合は、画像を行内配置することで文章と画像を分離して管理できる。
画像を行内配置するには画像を選択した状態でレイアウトオプションより行内のマークを選択する。

文章と画像の行を分ける場合は行内配置を使う


画像を行内配置することで文章の行と画像がある行が分かれるので文章の追記と変更がしやすくなる。
もし画像と同じ行に文章がある場合は、上図のように画像の右下に配置され、長文の場合はそのまま画像の下に文章が回りこむため画像右上が空いてしまう特徴がある。

2-2.文章と画像の行を分ける場合は行内配置を使う

画像の回りに文章を配置する場合は、レイアウトオプションより四角または外周・内部のマークを選択する。
外周・内部状態で配置した画像はマウスのドラッグ操作で自由に画像を移動させることができ、文章がある行に画像が重なった場合は画像を避けるように文章が分割されるので、1 ページ内に文章と画像を効率よく配置したい場合に利用するとよい。

画像の回りに文章を配置する場合は外周・内部配置を使う

2-3.文章を画像の前後左右に配置する場合は四角配置を使う

画像の上下に文章を配置する場合は、レイアウトオプションより上下のマークを選択する。
この状態の画像はマウスのドラッグ操作で自由に画像を移動させることができ、文章がある行に画像が重なった場合は画像を避けるように文章が上下に分割される。

画像の上下に文章を配置する場合は上下配置を使う


さらに画像がある行と文章が別々に分かれるので文章の追記と変更もしやすくなる特徴がある。
レイアウトオプションの行内と四角の中間的な配置方法となる。

2-4.文章の背面に画像を配置する場合は背面配置を使う

画像の前面に文章を配置する場合は、レイアウトオプションより前面のマークを選択する。
前面配置した画像はマウスのドラッグ操作で自由に画像を移動させることができ、文章がある行に画像が重なった場合は文章が画像の前面に表示されるため画像の説明などを行を使って配置することができる。

画像の前面に文章を配置する場合は前面配置を使う

2-5.文章の全面に画像を配置する場合は全面配置を使う

画像の背面に文章を配置する場合は、レイアウトオプションより背面のマークを選択する。
背面配置した画像はマウスのドラッグ操作で自由に画像を移動させることができ、文章がある行に画像が重なった場合は文章が画像の背面に表示されるため行に記載した文章を残したまま画像で一時的に表示させなくする使い方となる。

画像の背面に文章を配置する場合は背面配置を使う

関連記事

コメントを残す