Excelでプルダウン(ドロップダウンリスト)を作る方法|セル範囲を指定して作成する手順 – Office ソフトの使い方(33)


[初回公開] 2020年03月12日

Excel でセルに文字や値を入力する場合にキーボードで直接打ち込むのではなく、あらかじめ入力したいデータを用意し、そのデータを一覧で表示して選択するだけで入力できるプルダウンを、選択肢となる値を範囲指定して作成する方法を紹介します。

Update
2026年3月:最新環境での動作確認済み

この記事で紹介している手順が、最新の Windows 11 (23H2) および Microsoft 365 (Office 2024相当) 環境でも、仕様変更なく正常に動作することを実機にて検証・確認いたしました。

※読者の方の利便性向上のため、関連記事をまとめた「Office操作ガイド(ピラーページ)」へのリンクを末尾に追加しました。

Excelでプルダウン(ドロップダウンリスト)を作る方法|セル範囲を指定して作成する手順

1.ドロップダウンリスト(プルダウン)の利用するメリット

Excel でプルダウン(ドロップダウンリスト)を利用するメリットとしては、「データ入力が簡単」「入力間違いの防止」、そして「入力値の統一化」の 3 点が挙げられます。

ドロップダウンリスト(プルダウン)の利用するメリット


1 つ目の「データ入力が簡単」とは、セルを選択して文字や数値をキーボードで打ち込むのに対して、入力したい値をあらかじめプルダウンの選択肢として用意しておけば、マウス操作だけで入力を行えるため作業の効率化を図ることができます。

2 つ目の「入力間違いの防止」は、人の手でキーボードを操作してデータを入力する場合、入力間違いを完全に避けることはできません。そこでプルダウンで入力値を選択するようにしておけば、入力される値が固定になるため入力間違いを防ぐことができます。

3 つ目の「入力値の統一化」は、同じ意味の文字列でも半角と全角が混ざっていたり、大文字と小文字の違いなどで入力者によってデータが異なることがあります。入力されたデータが異なると集計や検索が正常に動作しなくなるため、プルダウンにすることで入力されるデータを統一することができます。

Excel でプルダウンを作成する場合はいくつか方法がありますが、プルダウンの選択肢を範囲指定して作成する方法が下記となります。

2.選択肢を範囲指定してプルダウンを作る方法

選択肢を範囲指定してプルダウンを作る方法としては、あらかじめプルダウンの選択肢に表示させたい値を用意し、選択肢として表示させたいセルの範囲を指定します。プルダウンをシート上に配置する際に、その範囲を指定することで利用できます。

2-1.プルダウンに表示する選択肢を用意する

プルダウンを作成するために、まず表示する選択肢を用意します。Excel のシート「Sheet1」のセル A1 から下の行に向かって、下図のようにセルに入力させるデータを用意します。今回は都道府県が選択できるようにしています。

プルダウンの選択肢を用意している様子


セルには「1.北海道」と数値と記号も入力しているため、プルダウンにした際にも同様の表示になります。また、セルの入力値も「1.北海道」として取り扱われます。

図のように数値とピリオドが不要であれば「北海道」のように都道府県名のみを入力するようにするとよいでしょう。

2-2.プルダウンをシートに配置する

続いて、プルダウンをシートに配置するために、配置したいセルを選択して画面上部メニューより「データ → データの入力規則 → データの入力規則」を選択します。ここではシート「Sheet2」のセル「B2」にプルダウンを設置することとします。

「データの入力規則」を選択

「データの入力規則」を選択すると、下図のようにウィンドウ「データの入力規則」が表示されます。タブ「設定」の中にある「入力値の種類」は『すべての値』が選択されている状態になっています。

『すべての値』が選択されている状態

この「入力値の種類」のプルダウンをクリックし、表示される項目の中から「リスト」を選択します。

「リスト」を選択

選択肢からリストを選ぶと「元の値」が表示されます。ここで、プルダウンの選択肢として表示させたい都道府県名を入力したセルをマウスでドラッグして指定します。

マウス操作の場合は「元の値」の入力欄の右側にあるアイコンをクリックすると、マウスでデータ範囲の指定が可能になります。

また、データの範囲指定は下図のようにセルの位置をキーボードで入力する方法もあります。

「元の値」にデータ範囲を指定している様子


入力欄にデータの範囲を直接指定する場合は次のように記載します。

={シート名}!{1 つめのデータ先}:{最後のデータ先}

今回はシート「Sheet1」の A 列の 1 行目から 7 行目までにプルダウンに表示させたい都道府県のデータを入力しているため、元の値の入力欄には「=Sheet1!$A$1:$A$7」と指定しています。

最後にボタン「OK」を押すと、選択していたセル B2 にプルダウンが配置されます。

2-3.配置したプルダウンを利用する

シート上に配置したプルダウンを利用する場合は、プルダウンを配置したセルをクリックするとリストが表示されます。

プルダウンの選択肢を表示している様子

表示された選択肢の中から入力したいデータをクリックすると、そのデータがセルに入力されます。また、セルに入った値は手入力した文字や値と同じように検索や集計で利用することができます。

ドロップダウンリストを範囲指定で作るまとめ

Excel のプルダウン(ドロップダウンリスト)を利用すると、データ入力の作業を効率化できるだけでなく、入力ミスの防止や入力値の統一にも役立ちます。

特に選択肢を範囲指定して作成する方法は、シートに入力したデータをそのまま利用できるため設定が簡単で、業務のデータ入力フォームなどでもよく利用される方法です。

Excel で入力作業を行う場合は、今回紹介したプルダウン機能を活用することで、より正確で効率的なデータ管理が可能になります。

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