Word で文章内に配置した画像の位置を変更する方法 – Office ソフトの使い方(16)


[初回公開] 2018年08月20日

Word の文章内に画像を配置すると通常であれば各行の冒頭に配置されるが、文章内の中央に配置したり、他の文章のインデント(面合わせ)に合わせたい場合など配置した画像を好みの位置に移動して変更する方法について紹介する。

Word で文章内に配置した画像の位置を変更する方法 - Officeソフトの使い方(16)

1.Word で画像の位置を変更すると良い点

Word で画像の位置を変更すると良い点としては、「文章の読みやすさの向上」と「紙のコスト削減」の 2 点が挙げられる。
1 つ目の「文章の読みやすさの向上」とは、文章だけの資料よりもイラストがあることで緩急がついたり、図で文章を補完するといった読みやすくなるが、そのためにはただ画像を配置するだけでなく適切な場所に画像を変更する必要がある。



2 つ目の「紙のコスト削減」とは、通常あれば配置した画像が各行の冒頭(左端)に配置されるため、文章の行と画像の行が分かれてしまい無駄な余白と改行が入ってしまうが、画像の位置を変更して余計な空白が無いように全体をレイアウトすると複数枚だった印刷物が 1 枚にまとまるなど印刷コストの削減につながる。

2.Word で画像の位置を変更する方法

Word で文章内に配置した画像の位置を変更する方法にはいくつかあり、段落やルーラーといった Word に搭載されている機能を利用する方法と、文章内に全角または半角のスペースを入れて画像の位置を変更する方法の大きく 2 通りに分けられる。

文章内に画像を配置した様子

文章内に画像を配置すると、上図のように行の冒頭、すなわち左端に配置される。
画像がある行には文章を入れらないことはなく、画像の前、または後ろに文章を入力することは可能である。

2-1.段落ツールで変更する

Word の文章内に配置した画像の位置を変更する方法の 1 つに段落ツールを使う方法がある。
段落ツールは Word の上部メニュー内のタブ「ホーム」にあり、通常は「左寄せ」になっている、これを「中央寄せ」や「右寄せ」を指定することで画像の位置も変えることができる。

段落ツールで「中央揃え」を選択

上図では段落ツールで左寄せから中央寄せに変更した様子である。
画像を中央寄せにしても画像の左右に文章や画像を配置することができ、その際は行全体が中央寄せになるように自動調整して位置が変更する。



2-2.全角/半角スペースで変更する

Word の文章内に配置した画像の位置を変更する方法の 1 つに全角/半角スペースで変更する方法がある。
全角または半角スペースはディスプレイ上にも印刷時にも何も表示されないことから、文章のインデント(面合わせ)によく利用される手法である。

全角/半角スペースで位置を変更

スペースの数だけ挿入することで自由に余白の調整を行えることから、配置した画像の上下にある文章や他の画像とインデント(面合わせ)が合わせやすい特徴がある。

2-3.ルーラーで変更する

Word の文章内に配置した画像の位置を変更する方法の 1 つにルーラーで変更する方法がある。
ルーラーとは Word の上部に表示されるものさしで、入力した文字が何文字目か確認するのに利用する。



もしルーラーが表示されていない場合は上部メニューより「表示」を選択して表示項目内の「ルーラー」をチェックするとルーラーが表示される。

Word に画像を配置

上図のように Word の文章内に画像を配置し、ルーラー上にある三角形の矢印を右にドラッグすると下図のように配置した画像の位置が変更する。

ルーラーを操作して画像の位置を変更

ルーラーは行ごとに指定できるので、上図のように複数の画像がある場合は画像がある行ごとにルーラーの位置を変更するとインデント(面合わせ)の場所が変わる。

以上の 3 つの方法で画像の位置を変更することができるが、画像に限らず文字だけの場合でも利用できるのでレイアウトを調整したい場合に利用できる。

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