[初回公開] 2020年04月16日
ウェブサイトのアクセスアップの要は Google など検索結果に運営しているウェブサイトを表示されやすくする SEO 対策にかかってくるが、利用者がどのようなキーワードで検索したかや検索結果にウェブサイトが何回表示されたかの確認を Google Search Console を例に紹介する。

1.Google Search Console とは
Google Search Console(グーグル サーチ コンソール)とは Google が提供するウェブサイト管理者向けのツールである。
ツールを利用することで、自身が運営しているウェブサイトやブログが検索結果に何回表示されたかや、検索結果に表示された時に利用されたキーワードが何だったかなどを確認することがでこる。
Google Search Console を利用するためには Google アカウントが必要になり、無料で利用することができる。
もちろん Google が提供するツールなので収集されるデータは Google を利用した時のものに限られる。
そのため、bing など他の検索サイトの利用状況は確認することはできない。
また、Google Search Console ではサイトマップと呼ばれる各ページや記事の URL を XML 形式で記載したファイルをアップロードしておくことで後日、Google の自動巡回ロボットが公開中のウェブサイトを巡回してサイトマップにある URL の有無をチェックする。
問題なく自動巡回ロボットがページや記事を認識すると検索結果に表示(インデックス化)されるようになる。
その他、サイトマップとして申請しているページや記事に対して、Google にインデックスされている数量やページ表示にエラーがあるなどチェックを行うこともできる。
2.検索キーワードと表示された回数を確認する方法
Google Search Console で利用された検索キーワードと検索結果に表示された回数を確認する方法としては、「検索パフォーマンス」から確認することができる。
管理画面の左メニューにある「検索パフォーマンス」をクリックすると下図のように Google の検索結果画面で運営しているウェブサイトが表示された回数と、検索結果画面でクリックされた回数がグラフで表示される。

さらに画面下部へスクロールすると具体的にどのようなキーワードで検索されたかを確認することができる。
各キーワードの右側には表示回数(下図右の数値)とクリックされた回数(下図左の数値)が表示される。

3.最近の検索キーワードの傾向
最近の検索サイトで利用されるキーワードの傾向としては、名詞だけでなく「○○とは」や「○○をしたい」といった概要を示したり動詞も一緒に利用されることが多い。
昔の SEO 対策ではキーワードとなる名詞を 1 つまたは 2 つに絞ってコンテンツを最適化してきたが、最近ではスマートフォンの音声操作の普及で「○○とは」といった口語的な検索が増えてきているのが要因である。
また、Google Search Console で利用されているキーワードを定期的に見るようにしておくと、想定していなかったキーワードで検索結果の上位に表示されていることもわかるので、今後のコンテンツ作成の参考となる。
4.検索キーワードを確認してからの行動
Google Search Console でどのような検索キーワードで訪問されているかを確認した後は、クリック率を算出するとよりウェブサイトやブログへのアクセスアップにつなげることができる。
クリック率は下記の計算式で求めることができる。
クリック数 ÷ 表示回数 × 100 = クリック率(%)
算出したクリック率が高ければ、検索結果の上位への表示に成功している上に、コンテンツのタイトルや説明文(description)により利用者が興味を持っていることを示している。
そのため、類似の内容のコンテンツを増やすとよりアクセスアップにつなげることができる。
ただし、内容がほぼ同じの場合はコピーサイトとして認識されて反対に SEO にとってペナルティになるので注意が必要である。
反対にクリック率が低い場合は、検索結果に表示されているもののコンテンツのタイトルや説明文(description)からクリックに至らなかったことを示しているので、コンテンツのタイトルと説明文を見直して修正する必要がある。
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