[初回公開] 2008年09月16日
Google Map を利用していると飲食店や宿泊施設のアイコン付きのマーカーが立たせ、どのような店舗があるのか一目でわかり他店との差別化を図るために Google Map へ営業時間や定休日など店舗の情報を登録する方法について紹介する。
![Google Map に営業時間や定休日など店舗情報を掲載する方法](/img/2008/09/16/00.jpg)
このページの目次
1.店舗が SEO に加えて MEO が重要になる理由
飲食店や診療所など集客で利益が上がる経営では、一人でも多く来場してもらうにはまず認知されることが重要である。
認知されるためにはチラシや新聞広告、テレビ CM など宣伝する方法と、情報を求める人に対してインターネット上で情報提供する方法の 2 通りがある。
さらにインターネット上で情報提供する場合は、「食べログ」や「じゃらん」といった有料で店舗掲載するポータルサイトを利用する方法の他、自社でウェブサイトを持つ方法がある。
前者は利用契約さえすれば店舗情報と写真を用いて簡単に店舗情報を周知することができる。
対して後者の自社でウェブサイトを持つ場合は、Google や Yahoo など検索サイトで検索して上位に表示されるようにしなければウェブサイトにアクセスされづらく、この上位に表示させることを SEO(Search Engine Optimization)と呼ばれている。
最近では、地図サービスで情報が上位に表示されやすくする MEO(Map Engine Optimization)も集客に効果があるとして飲食店や診療所の経営においては有効な手段となっている。
2.Google Map で店舗情報が表示される様子
地図サービスの 1 つである Google Map では店舗情報が下図のように表示される。
通常の地図の状態では宿泊施設や飲食店、ショッピングなどカテゴリーごとにアイコン分けされてマーカーが立っており、そのマーカーをクリックすると写真付きで詳細情報が表示される。
![現在の Google Map では店舗情報が表示される様子](/img/2008/09/16/03.jpg)
宿泊施設の場合は空室状況の確認などができ、ショッピング施設であれば営業時間の他、時間帯ごとの込み具合がグラフで表示される。
地図の左上にある検索欄は地名の他、店舗など施設名を入れると該当する場所に地図が自動的に移動するため、Google Map の検索結果に表示されやすくすることも集客の重要な要素となる。
また、Google Map への店舗情報の登録は 10 年以上前より可能になっており、当時は今に比べると簡易的で地図にマーカーと施設名が出る程度であった。
![過去の Google Map では店舗情報が表示される様子](/img/2008/09/16/02.jpg)
3.Google Map へ店舗情報を登録する方法
Google Map へ店舗情報を登録する方法としては、「Google ビジネスプロフィール」から行う。
まずはサイトにアクセスして、下図のようにボタン「今すぐ管理」をクリックする。
![ボタン「今すぐ管理」をクリック](/img/2008/09/16/04.jpg)
次にビジネス名として企業名や店舗名を入力して既に登録されていないかを確認する。
![ビジネス名の入力](/img/2008/09/16/05.jpg)
該当するビジネス名が無ければ、ビジネスカテゴリとして宿泊施設やショッピングなどカテゴリーを選択してボタン「次へ」をクリックする。
![カテゴリを選択してボタン「次へ」をクリック](/img/2008/09/16/06.jpg)
次いで、登録する情報が来客施設かどうかを問われる。
Google Map に表示させるためには「はい」を選択してボタン「次へ」をクリックする。
![「はい」を選択してボタン「次へ」をクリック](/img/2008/09/16/07.jpg)
ここから、選択したカテゴリに応じて必要な情報を登録する。
まずは Google Map に表示する施設の住所を登録し、その後は画面に沿って入力を進める。
![住所を登録](/img/2008/09/16/08.jpg)
飲食店であれば営業時間や定休日などを入力し、宿泊施設であれば宿泊プランなどを入力する。
最後に、このビジネスプロフィールに情報を入力している人が施設関係者か本人確認するために電話またはハガキの郵送で認証を行う。
電話を選択すると登録した電話番号に着信があり、そこで自動音声が読み上げるコードを画面に入力すると本人確認が完了する。
4.過去の Google Map へ店舗情報を登録する方法
過去の Google Map へ店舗情報を登録する方法は現在と違い「Google ローカルビジネスセンター」と呼ばれるサイトより登録を行っていた。
![Google ローカルビジネスセンターのログイン画面](/img/2008/09/16/01.jpg)
Google ローカルビジネスセンターを利用するためにはまず Google アカウントを取得する。
その上で、取得した Google アカウントでログインすると下図のように施設がある場所など Google Map の表示に必要な情報を登録する。
![ローカルビジネスセンターの必須入力画面](/img/2008/10/29/01.jpg)
画面に沿って入力していくと、最後にローカルビジネスセンターの登録者が施設所有者本人かを確認する画面が表示される。
これはローカルビジネスセンターから施設所有者に成りすまして偽った情報が登録されないようにするための防止策で、電話または郵送による本人確認が求められる。
![登録者の本人確認方法の選択](/img/2008/10/29/02.jpg)
ここで電話を選択すると次に「すぐに電話」と「5 分以内に電話」を選ぶことができる。
「すぐに電話」を選択すると、登録している電話番号に着信し、録音された自動音声が認証用のコード(PIN コード)を読み上げる。
![PIN コードの入力後の様子](/img/2008/10/29/03.jpg)
読み上げられたコードをローカルビジネスセンターの画面に入力すると上図のように本人確認が完了となり、登録された情報が 24 時間以内に Google Map で表示されるようになる。
尚、登録している番号が違ったり、電話操作を誤るなど PIN コードの認証に失敗すると操作中のローカルビジネスセンターの画面は下図のように連絡が取れなかった旨で失敗が示される。
![PIN コード認証の失敗の様子](/img/2008/10/29/04.jpg)
また、電話で本人確認しても数日後に Google から Google Map へ登録申請した旨のハガキが送られてくる。
ハガキの内容にはローカルビジネスセンターで申請したアカウント名(メールアドレス)と PIN コードが記載されているので、以後、店舗情報の変更等があればこのコードを利用して登録変更を行う。
関連記事
301 リダイレクト(htaccess)が使えない時に検索順位を落とさずにブログを引っ越す方法
ウェブサイトやブログを引っ越す場合に古いサイトが持っていた検索サイトの順位(SEO)を落とさない方法に htaccess を利用した 301 リダイレクトが推奨されているが、無料ブログなど htaccess が…
Google Search Console でエラーが表示された場合に変更すべき重要な 3 点
最近のウェブサイトやブログはスマホやタブレットでアクセスされることが多くなり、Google など検索サイトもスマホ対応に重きを置く傾向があるためウェブサイト管理者向けのツールである Google…
Google の検索結果への表示を早めるインデックス登録の方法
インターネット上に公開したウェブサイトやブログの記事は1秒でも早くアクセスしてもらいたいものだが、何時まで待っても検索結果に自分のサイトが表示されない場合や検索結果への表示を早…