[初回公開] 2008年08月08日
広告収入とアフィリエイトは自身が運営するウェブサイトやブログに広告を掲載してクリックした人が商品購入や会員登録を行うと報酬がサイト運営者に支払われるサービスで、コロナ禍以降、自宅での時間が増えたり、収入を増やしたい人の間で利用者が増えているが、そのアフィリエイトで報酬額を増やす 10 つのポイントについて紹介する。
このページの目次
1.広告収入とアフィリエイトで報酬額を増やすために必要なこと
広告収入とアフィリエイトで報酬額を増やすために必要なこととは、「アクセス数(ページビュー)を増やす」ことと「購入したくなるコンテンツの作成」の 2 点が挙げられる。
アフィリエイトも実店舗と同じで来店するお客様が来ないと売上につながらないため、報酬額を増やすには自身のウェブサイトやブログに訪問する人(アクセス数)を増やす必要がある。
また、実店舗は多少なりとも商品購入の意思があって来店するので集客が購入に結び付きやすいが、ウェブサイトでは購入を迷っている人もしくは購入意思が無い人が閲覧することが多いので購入したくなるコンテンツ作成を行う。
2.広告収入とアフィリエイトで報酬額を増やす 10 つのポイント
広告収入とアフィリエイトで報酬額を増やすポイントが次の通りで、主にアクセス数(ページビュー)の増加を重点にまとめている。
閲覧者全員が購入者にはならず、その一部が購入者となることから、閲覧者の分母が多いほど購入率が高まる。
また、アクセス数が多いページは検索エンジンから評価されていることが多いので自然と良いコンテンツに仕上がっている場合がある。
2-1.ウェブサイトのテーマを決める
ウェブサイトやブログを運営する上で重要な 1 つにサイトのテーマを決めることにある。
テーマとは「映画紹介」や「100 均の商品紹介」といった特定のカテゴリーに分類しやすいコンテンツを指す。
特に最近では Google など自動でウェブサイトの内容を収集する検索エンジンはカテゴリーを AI で判断して、検索キーワードとマッチしたテーマのサイトを上位に表示する傾向にあるため、テーマは絞っておいたほうが検索サイト経由でのアクセス数を伸ばしやすい。
また、コンテンツのテーマが決まっているので作成するページの内容も決めやすく、閲覧者も同サイト内の他のコンテンツも見たくなるので内部リンクによるアクセス数が増えやすい。
反対に、特定のテーマにしないブログを「雑記ブログ」と呼ばれることがある。
特定のテーマがないのでさまざまなことをコンテンツにできるとともに、掲載する広告はジャンルを問わないので幅広く商材を取り扱うことができるメリットがある。
2-2.定期的にサイトの更新を行う
ウェブサイトやブログのアクセス数アップに欠かせないのが定期的にコンテンツを増やしてサイトの更新を行うことである。
サイトを更新することでアクセス数アップにつながる 3 つの要素がある。
1 つ目は Google など検索エンジンは更新頻度の多いウェブサイトほどクローラーの巡回する頻度を高いことである。
検索エンジンのクローラー(自動巡回ロボット)は不定期にウェブサイトにアクセスするため、新しくコンテンツを公開してもロボットの訪問が無ければ検索結果に表示されることがない。
しかし、更新頻度が多いと巡回ロボットが来る頻度が高まり、公開して数時間後には検索結果に表示されることがある。
2 つ目は活動的なサイトほどファンがつきやすくなることである。
ウェブサイトやブログはテレビやラジオと違い情報が与えられるものではなく、閲覧者自らがブラウザでサイトを表示してもらう必要がある。
そのため、更新が不定期なウェブサイトはリピーターが定着しづらいが、更新が定期的であったり頻繁であれば日常的に訪問してくれるファンがついてアクセスが増える。
3 つ目はページを増やしていき、見てもらう場所を増やすことである。
屋外にある看板も 1 つだけでなく複数箇所にあると目に付きやすいように、公開しているページも多いほど人の目に付きやすくなり、サイト全体のアクセス数が増える要因になる。
2-3.インターネットに長期的に公開する
アクセスアップに欠かせない検索エンジンへの対策(SEO)は、ウェブサイトやブログの構成の他にサイトが公開されてきた年数も関わっているのが調査結果からわかっている。
既に特定のドメインで公開して更新をせずに時間が経過しているサイトのコンテンツや構成を全面リニューアルした際に検索結果の順位が上がるのが確認できた。
対して、新しくドメインを取得してゼロからインターネットに公開する場合は検索サイトへの登録(インデックス)されるところから始まるので検索結果に表示されるまでに数ヶ月は必要となる。
そのため、無料・有料問わず、公開している場所を 1 年前後で変えると検索サイトへの登録が定着せずにアクセス数が増えない状態が続いてしまうため、数年以上公開する長期的プランを念頭に置いたほうがよい。
また、検索エンジンも同じドメインで長期的に公開していると信頼性を上げるようで、自動巡回の頻度を上げたり検索結果への表示速度を早めたりする傾向がある。
2-4.独自ドメインで運用する
ウェブサイトをインターネット上に公開してアクセスしてもらうためには、サーバにサイトデータを設置してその場所のアドレス(URL)を周知する必要があり、自分専用の独自ドメインを使うほうがアクセス数増加につながりやすい。
URL とは「https://~」の形式となり、// の後ろがドメインと呼ばれている。
ドメインは人が認識しやすい文字列をサイトの住所として割り当てることができる。
ドメインとして自分の取得したい文字列を申請し、料金を支払って利用することができるのだが、無料のホームページやブログなどではあらかじめドメインが決まっていて、利用ユーザごとにサブドメインが割り当てられる。
サブドメインになるとドメインを他のユーザと共有することになるため専門性が薄れ、検索サイトの評価が下がることあるので費用がかかってでも独自ドメインにしたほうがアクセス数アップにつながる。
また、無料のドメインを利用しているとその利用しているサービスが終了したり、ウェブサイトを移転(引っ越し)する場合に URL が変更になり、お気に入り登録している人がアクセスできなくなるデメリットがある。
URL が変わると検索サイトからの評価も下がるので将来的に独自ドメインでの運用を考えているなら、早くにドメインを取得するほうがよい。
2-5.ウェブサイトとブログを使い分ける
ウェブサイトとブログは運用のしやすさやで使い分けるとよい。
ウェブサイトはホームページ作成ソフトなどで作ったデータをサーバにアップロードしてインターネット上に公開する。
ブログもウェブサイトの一種だが、ブラウザから記事の件名と本文を入れるだけで公開できるので運用が非常に楽である。
ただし、ブログのデザインやブラウザから更新管理できるように体制を整える準備で知識や費用等が発生する。
ブログはデザインだけでなく内部の構造が SEO 対策されたテンプレートになっているので Google など検索サイトに対しても効果的に影響するように作られている。
そのため SEO の知識や対策がわからない人はブログを導入すれば比較的簡単に検索サイト対策を取ることができる。
また、ブログには PING 送信と呼ばれるページが更新されたことを外部のサイトに通知する仕組みがある。
この通知機能は自動的に行われるためサイト運営者は何もせずとも外部のサイトから訪問してもらうことができる。
対して通常のウェブサイトは手軽さはないものの、自由に作成できる点が大きい。
例えば特定のページだけ集めた一覧画面や、デザインとレイアウトが異なるページを作ることで特集ページを設け、商材を魅力的に伝えることができる。
加えて、通常のウェブサイトはフォルダを多段にする階層管理しやすい点がある。
ブログに比べると何層にも階層を作ることができるので、特定のテーマでコンテンツをまとめて検索サイトの評価を上げることができる。
2-6.被リンク数を増やすための外部リンクを作る
アクセス数を増やすためには自身が運営するサイトが検索サイトに評価されるように対策(SEO)する必要があるが、その施策の 1 つに被リンクと呼ばれる他のウェブサイトからリンクされる数を増やすものがある。
被リンク数が多いと他者からも評価されていると見なされ、一時期は被リンクで検索順位を上げるビジネスが流行っていたが、現在は昔に比べると被リンク数が検索順位に及ぼす影響は低くなっている。
それでも全く効果が無いわけではないので、被リンクを増やすとアクセス増加につながるのは事実である。
被リンクを増やすためには良質で有益なコンテンツであれば自然に SNS 等でリンクされることがあるが、自発的に行う場合は他のウェブサイトにリンクの依頼を行うとともに、相手側に利があるように自身のサイトにもリンクを設ける(相互リンク)とよい。
よく用いられる手法が外部サイトをまとめたリンク集のページがあると管理しやすくなる。
2-7.ページランクを意識する
以前は「ページランク」と呼ばれる、コンテンツの内容やそのサイトにリンクをしているウェブサイトとのカテゴリーから判断して Google が 1 から 10 までのランク付けした指標があった。
ページランクが 10 に近いほど重要サイトとして検索結果の上位に表示されやすく、自治体など公共的なものがランクが高かった。
現在ではページランクは廃止されているものの、ページランクを上げるための施策は現在の SEO 対策と変わらないため、ランクとして目には見えないものの、引き続き SEO 対策は続けることでアクセス数の増加につながる。
尚、Yahoo など大手のポータルサイトや大手企業、官公庁や学校など指名度や公共性の高いウェブサイトはしっかり SEO 対策せずとも比較的簡単に検索結果の上位に表示されやすい傾向は現在も変わらない。
ページランクが利用されていた時代はページランクが 0 や 1 のサイトから数多くリンクされるよりも、ページランク 5 や 6 のサイトから 1 つリンクされた方が検索結果で上位表示されやすくなっていた。
これは一般人がある商品を薦めるよりも同じ商品でも専門家や有名人が薦めた方が影響力があるというように、ランクが高いサイトからリンクされたサイトも重要視すべきサイトである、と検索エンジンが評価している点にある。
2-8.ディレクトリ型サイトへ登録する
以前はインターネットでウェブサイトを探す場合は「ディレクトリ型」と呼ばれるカテゴリーに分類されたリンク集から辿ってアクセスしていたが、現在は Google のように自動でロボットがウェブサイトを巡回して収集したデータを検索するのが主流になっている。
そのため SEO 対策を行う場合は主に自動巡回ロボット向けにウェブサイトやブログを最適化することが多いが、今でもディレクトリ側でサイトデータを持ち、登録申請を受け付けているところがある。
自動巡回ロボットもこれらディレクトリ側のサイトを参照するとともに、前述の通りディレクトリ側サイトに登録していると被リンクが増えるので登録できる機会があれば利用すると良い。
2-9.アクセス解析を導入する
アクセス解析とは、各ページがアクセスされるたびに 1 カウント増え、日別や月別で集計して視覚化するツールやサービスのことである。
特にアフィリエイトで報酬額を増やしたい場合はどのページのアクセス数が多いかを把握する必要があり、アクセス数が多いページには広告をより増やしたり、反対にアクセス数が少ないページは本文や見出しなど構成全体を見直す指針となる。
また、どのウェブサイトから遷移されてきたかも確認することができるので検索サイトの利用者が多いのか、それともジ自分のサイト内のどのページからのアクセスが多いかを確認してページ構成を変える判断材料にすることができる。
2-10.コンテンツを商材を合わす
ウェブサイトやブログを閲覧する人は、何らかの情報を得るためにアクセスしていることが多い。
そのため「パソコン関連」の情報を探しているユーザに全く関係無い「サプリメント」の商材を見せても目も留まらないしクリックされることもない。
そこで、例えば、情報系のコンテンツにはパソコンメーカーの広告を貼るといったように、掲載しているコンテンツの内容を広告の商材と合わすことで広告も目に留まりやすくなる。
また、ウェブサイトを見るユーザは「パソコンのことが知りたい」場合は「パソコンが欲しい」ではないので購入につながる可能性はほとんど無い。
この場合、購入につなげるにはソフトウェアの商材を配置して「○○のときはこのソフト(書籍)で解決する」や「□□の作業はこのソフト(書籍)の方が楽だ」といったようにユーザの目的達成に関連する商材が好ましい。
しかしウェブサイトのテーマによってはコンテンツに類似した広告商材が無いことも多い。
前述したように「パソコンの使い方」を探しているユーザに全く関係無いサプリメントの商材は無意味である。
そのため「パソコンの使い方」を探しているユーザは「パソコン」というキーワードを中心に他にもさまざまな問題を抱えているかもしれないと想像し、日頃パソコン業務ばかりで運動不足かもしれないし、ディスプレイの見すぎでドライアイかもしれないとイメージして関連する商材をピックアップするとよい。
2-11.SNS で導線を作る
現在は Google など検索サイト経由でのアクセスが主流だが、Google の仕様変更により検索結果で一番上に表示されていた自分のウェブサイトへのリンクが圏外になることも少なくない。
そこで、X や Facebook など SNS にコメントともにウェブサイトやブログへのリンクを掲載してアクセスしてもらう導線を作ることが重要になっている。
SNS での周知は SEO 対策とは違ったテクニックが必要になるため、投稿する文面や時間帯など運用スキルが必要になる。
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