[初回公開] 2020年11月22日
引っ越しや部屋の模様替えなど片付けで出た不用品をゴミとして処分する人は多いと思うが、ゴミと思われる中でも売れるものがあり、少しでも換金して無駄に廃棄しないために店舗に持ち込んで査定買取してもらう場合とインターネット上に出品して販売する場合でどちらがお得かの比較を紹介する。
このページの目次
1.ゴミと思っていても意外と売れるもの
ゴミと思っていても意外と売れるものとは、家電品の一部のパーツや、お菓子のオマケやタダで配布されているノベルティなどがある。
不要になればゴミとして出して処分していたものが最近では何にでも値段が付く時代になり、物によっては予想以上に値が付くこともある。
例えば、企業ロゴやキャラがプリントされた展示会で配布されたり、地方で開催されるイベントで配られるノベルティは購入することができないので収集家には喉から手が出るほど欲しい品となる。
また、テレビの純正リモコンの電池のフタでも、紛失した人からすると需要ある商品となる。
2.不用品を換金する方法
不用品をただゴミとして出して廃棄することなく換金する手段は 2 通りある。
1 つは中古品の販売買取を行っている店舗に持ち込んで査定を受けて買い取ってもらう方法がある。
中古品の販売買取を行っている店舗は、古本や古着といった特定の品に絞って取り扱っているところと、特に品種にこだわらず何でも買い取ってくれる店舗がある。
全国展開している中古取り扱いはジャンルを問わない「ハードオフ」や本やゲームに特化した「ブックオフ」が代表的な店舗である。
もう 1 つはインターネット上のオークションや個人売買サイトで、自ら不要物に値段を指定して出品する方法がある。
インターネット上での売買は売りたい商品を掲載するだけで代金回収も仲介してくれるサービスを利用する他、掲示板やファンサイトなどで直接個人間で連絡先を交換して売買する方法がある。
代表的な売買サイトとしてはヤフーオークションやメルカリがよく利用されている。
2-1.ハードオフやブックオフなど中古買取してもらう
店舗型の査定買取店の代表格はハードオフで、CD や DVD、ゲームソフトの他にオーディオ機器やパソコン周辺機器、おもちゃやプラモデルと買取してもらえる商品のカテゴリの幅が非常に広い。
今回、ハードオフに次の 5 種類の計 7 点を店舗に持ち込んで査定してもらった。
買取査定に出したまず 1 点目は I-O DATA の 500GB の外付けハードディスク(HDD)で、パソコン周辺機器の扱いとなる。
購入してから未開封で保存してきたものである。
次に買取査定に出した 2 点目の製品は BUFFALO の無線 LAN ルーターである。
以前に無線 LAN が故障してインターネット通信できずに非常に困ったので予備機として購入していたのもので、開封して中身は見たものの袋に入れたままで未使用の状態で保管していた。
この無線 LAN ルーターは 300Mbps の性能があるが、最近では 5,000 円ほどで 800Mbps 出る高性能な製品も販売されていることとと、古い無線 LAN は通信技術も古いので通信内容の傍受や電波干渉に遭いやすく脆弱性があるのでできるだけ新しい製品に買い替えた方が良い。
3 点目は GROOVY の 2.5 インチ専用の HDD/SSD ケースとなり、SATA と USB2.0 に対応しているものの、最近はより高速通信が可能なな USB3.0 に対応したケースが販売されており、長期保存しても需要は低くなる傾向にある。
買取に出した 4 点目の製品は BUFFALO の AC アダプターである。
同じく BUFFALO 製の無線 LAN ルーターの AC アダプタの故障時の予備品として購入していたが、本隊とのコネクタの形状が合わず未使用で放置していたものとなる。
元々この AC アダプターは BUFFALO 製の外付け HDD 用のものとなり、対応した製品か限られるので一般的にはジャンク品として取り扱われる。
最後に家電量販店のワゴンセールで買って未使用のまま放置していた SD カードと microSD カードである。
最近では CLASS10 の 32GB microSD カードが 1,000 円未満で購入できるのでデータ容量の少ないメディアはほぼ利用する機会が無い。
今回は 2GB の SD カードと CLASS4 の 16GB と 32GB の microSD カードを買取に出すことにし、いずれも未開封の状態である。
以上のほぼ未使用のまたは未開封の製品をハードオフに入店してカウンター横の買取窓口に持ち込み、買取をお願いしたい旨をスタッフに伝えて、番号札を受け取る。
持ち込んだ製品にもよるがパソコン周辺機器など精密機器は動作確認のために買取額が出るまでに多少時間がかかり、今回はほぼ機械類なので 30 分ほどで査定結果が出た。
査定結果は上図のように手書きの明細書に記載され、下記の結果だった。
- 2020年10月にハードオフに買取に出した製品
- 外付け HDD:0 円
- 無線 LAN ルーター:300 円
- 2.5 インチ HDD/SSD ケース:100 円
- 外付け HDD 用 AC アダプタ: 50 円
- SD / microSD カード:30 円、300円、500円
- 2008年11月にハードオフに買取に出した製品
- MD / CD / カセットコンポ: 1,000円
- 未使用 MD:250円
外付け HDD は未開封だったが、店舗での動作確認で異音がするのとパソコンで認識しないとのことで買取不可で持ち帰ることになった。
それ以外は数百円といったところだが、一番安いと思われた microSD カードが 500 円も付いたのが意外な結果だった。
MD コンポは新品購入時は 40,000 円程度で、製品の箱や説明書など全て揃った状態でも 1,000 円の値となったのに対して未開封の MD は 250 円の値が付いたこともあり、ハードオフでは未開封、未使用のものが高値となるが一度使用された電子機器で MD のように世間では利用が無くなった規格についてはほぼ値が付かない傾向にあるようだ。
2-2.ヤフーオークションやメルカリでオンライン販売する
インターネット上で売買したり、オークションとして出品することができるサイトやスマホアプリが数ある中で、メルカリは利用者が多い。
その理由としては、梱包発送のキットがあり出品者の手間が少なく、配送業者とも提携しているので売買の経験が無い初心者でも使いやすいサービスである。
店舗による買取査定と違い、販売価格は自身で自由に決めることができるので、店舗で買い取ってもらえずゴミとして捨てるようなものでも数十円で販売したり、初回限定品など高値が付くであろう品物も価格設定して販売することができる。
ただし、顔を合わすことなく売買を行うため、売っても代金が支払われなかったり、商品が相手に到着した後にクレームが入るなどトラブル対応の可能性が出てくる。
反対に自分が商品を買う側の場合は、届いた商品が不良品やキズがあったり、違う商品が送られてくるといったトラブルが発生するリスクが非常に多い。
3.ハードオフとメルカリでどちらがお得か比較
ハードオフのような店舗に持ち込んで買取査定してもらう場合と、メルカリのようにインターネット上で売買する場合とどちらが得か比較すると、プレミア品や入手が難しく高値で売れるものはメルカリのように自身で販売価格を決めることができるインターネット販売の方が向いている。
もし高値にならない一般的に販売されている製品であれば、梱包と配送の賃料と手間がかかるので収入に対してあまり得にならないため、短時間でトラブルが無く簡単に不用品を処分できるハードオフのような店舗型に持ち込むのがコストパフォーマンス面から判断しても得である。
関連記事
Google アドセンスでシンガポールの税務情報を登録する方法
Google アドセンスは米国を始め EU にむけてなど税務情報や個人データ保護といった各地域に応じて在住地の登録を課す動きがあり、その中でシンガポールで報酬が発生した場合は税務情報を収集することが法的に定め…
Google アドセンスで「GDPR メッセージを表示してください」が表示された時の対応方法
Google アドセンスは2023年09月から管理画面にログインすると画面上部に「GDPR メッセージを表示してください」と赤色背景で通知されるようになり、欧州経済領域、及び英国の利用者を対象に広告を配信する場合に…
Google Adsense で収益が多いページを確認する方法
Google Adsense(アドセンス)はブログやウェブサイトの運営者が広告を掲載して収入を得るサービスだが、より収益を増やすためにコンテンツの追加や修正を指針材料とすべく、収益が多いページを確認する方法を紹介…