[初回公開] 2022年03月29日
物価が上昇しても給与は上がる傾向になく、銀行に預金しても利息がほとんどつかない現在で堅実に収入を増やすためには実際に労働するか資産運用するかだが、株と違い大金が無くても日頃使っている電子マネーでも資産を増やすことができる PayPay のポイント運用の始め方と実際にどれだけ増えたかを紹介する。
このページの目次
1.老後や天災被害でも安心に暮らすための資産運用
西暦 2000 年に入る頃から老後に入る年金は少なくなり始め、その後、各地で見舞われた地震や洪水、コロナウィルスなど天災被害により職を失い、老後を迎える前にまっとうな生活を営むことすら危ぶまれている。
将来の老後と明日にでも突如生活が一変しても生活費に困らないように日頃からの貯蓄が大切だが、貯蓄だけでは増え幅に限界があるため少しでも増やすために資産運用が注目されている。
資産運用の代表格は銀行の定期貯金である。
定期貯金はお金を預けると好きなタイミングで自由に引き下ろせない代わりに通常貯金よりも高い利息が支払われ、預けた金額が減るリスクが無く堅実である。
しかし、今や定期貯金の利息も下がってきている中で、損失するリスクがあるものの高いリターンが見込める株や外貨運用を行う人も少なくない。
最近ではコンビニやショッピングで貯まるポイントを資産運用できるサービスが出てきており、それらのサービスの 1 つである「PayPay ポイント運用」を実際に使い始めて増える様子などが次の通りである。
2.PayPay ポイント運用とは
PayPay ポイント運用とは電子マネー決済の PayPay が運用する資産運用のサービスである。
PayPay の画面を開くと決済を行うバーコード表示以外にさまざまな機能やサービスが用意されており、PayPay ポイント運用もその 1 つとなる。
上図は PayPay ポイント運用を行って実際に資産が増えた様子で、PayPay アプリの画面内で投資額に対して運用損益の額とグラフで資産の増減を確認することができる。
また、PayPay ポイント運用は直接金額を投入することはできず、PayPay 利用時にキャッシュバックされるポイント(PayPay ボーナス)のみが運用に回せる。
そのため、キャッシュバックされる PayPay ボーナスを残高に加算している人は設定変更する必要がある。
3.PayPay ポイント運用を始める方法
PayPay ポイント運用を始めるためには、スマホアプリの PayPay を起動して表示される画面または機能一覧にある「ポイント運用」をタップする。
「ポイント運用」をタップすると下図のようにポイント運用の紹介が表示されるので、画面下部の「上記に同意して続ける」をタップする。
次に注意事項が表示されるので内容を確認し、「注意事項を確認しました」にチェックを入れてその下にあるボタン「確認しました」をタップする。
最後に下図のように PayPay ボーナスの自動追加設定を促す画面が表示される。
自動設定にしておくと、PayPay で支払いを行い、後日振り込まれるポイントがそのまま資産運用に回るようになる。
今回は一定金額を入金してどれだけ増えるかを確認したいために自動追加の設定は行わずにボタン「閉じる」をタップする。
尚、自動設定は後から変更することが可能である。
ここまでで PayPay ポイント運用が利用できる状態になったので、次は運用コースを選択して資金を入金する。
しかし、前述の通り PayPay ボーナスは現金をチャージした残高では運用できず、支払い時のキャッシュバックされたポイントでしか運用できない。
そのため、日頃から PayPay で決済して上図のように残高とは別に PayPay ポイントが貯まるまでは実際の運用はできない点に注意が必要である。
4.PayPay ポイント運用に資金を入れる方法
PayPay ポイント運用に資金を入金するためには、用意されている運用コースを選択する必要がある。
増える量が多いがリスクも高い「テクノロジーコース」と「チャレンジコース」、そして増える量は少ないがリスクも少ない「スタンダードコース」などが用意されており、サービス開始じは 3 コースだったものが今では「金(ゴールド)コース」など選択肢が増えている。
PayPay ポイント運用の画面を開くと下図の内容が表示されるため、ボタン「ポイント運用をはじめる」をタップしてコースを選択する。
次の画面では各運用コースの損益グラフが表示されるので、自身にあったプランを参考にするとよい。
その画面上部にあるボタン「運用する」をタップする。
今回はリスクを低いものを選択したいため「スタンダードコース」をタップする。
次に実際に資産運用する金額を入力して入金する。
下図では PayPay ボーナスが 90 あるため、金額入力欄に任意の額を入れるか、ボタン「全額追加する」または「半額追加する」をタップして最後にボタン「追加する」を押す。
もしこの時、PayPay ボーナスが「貯まる」の設定になっている場合は「支払いに使う」に変更する必要があり下図の画面が表示されるので「支払いに使うへ変更する」をタップする。
入金する額を入れてボタン「追加する」をタップすると下図の確認画面が表示されるので再度ボタン「追加する」をタップする。
最後に下図の入金完了の画面が表示されれば、資産運用の開始となる。
後はこのまま時間経過とともに市場の動向により入金額に応じて資産が増減する。
また、新たに PayPay の支払いでキャッシュバックされるボーナスポイントが付与されれば、追加で入金したり、違うコースと並行して資産運用することが可能になる。
注意点としては、運用コースに入金する際にポイントを「支払いに使う」に変更しているので、PayPay ボーナスを「貯める」に変更を元に戻しておく必要がある。
5.PayPay ポイント運用で選択できるコース
PayPay ポイント運用で選択できるコースは2024年05月時点で次の 5 つのコースが用意されている。
コース選択時には過去のリスクとリターンの様子がグラフで見ることができるので、右肩上がりに増えているコースを選択するとよい。
5-1.金(ゴールド)コース
金(ゴールド)コースは金で運用する ETF の価格に連動するコースである。
株価の下落時に影響を受けづらく、長期運用に向いている。
リスクとリターンは低い特徴がある。
5-2.テクノロジーコース
テクノロジーコースはベンチャー企業向けの株式市場として有名なナスダック市場で、最も代表的な 100 企業に分散して投資する ETF に連動するコースである。
アップルやマイクロソフトなどが代表企業である。
世界規模で成長を遂げているテック企業に投資したい人に向いている。
リスクとリターンは高い特徴がある。
5-3.スタンダードコース
スタンダードコースはアメリカを代表する複数企業の株価指数に連動し運用する ETF に連動したコースである。
大きな変動はなく、長期運用に向いている。
リスクとリターンは低くも高くもない、ふつうな特徴がある。
5-4.チャレンジコース
チャレンジコースはアメリカを代表する複数企業の株価指数の約 3 倍の値動きとなる ETF に連動するコースである。
10% 上がればポイントは 30% プラスになるが、下がる時も大きいので短期の運用に向いている。
リスクとリターンは高い特徴がある。
5-5.逆チャレンジコース
逆チャレンジコースはアメリカを代表する複数企業の株価指数の変動と反対方向に約 3 倍変動するコースである。
株価下落時にリターンが期待でき、チャレンジコースとは真逆になる値動きとなる短期運用に向いている。
リスクとリターンは高い特徴がある。
6.PayPay ポイント運用で資産を確認する方法
PayPay ポイント運用の資産を確認する方法は、 PayPay を起動して「ポイント運用」をタップするだけでよい。
下図のように投入した資金額と、増減額が表示される。
「今までの運用損益」が +2 円になっているので、2 ポイント増えたことになる。
この時点で全額引き出すと 92 円分の支払いに利用できる。
7.PayPay ポイント運用で資産を増やした結果
PayPay ポイント運用の「スタンダードコース」で資産運用を 90 円で開始して 4 日で +2 円になった。
この図の後の2022年03月29日時点ではさらに増えて +12 円になり、それまで下がった痕跡がないのでリスクは少ない分、堅実に増やせている。
チャージで資金を増額できないので投入する金額も少額で地道ではあるが、100 分のポイントが半月で約 10 円分増えるのでキャッシュバックされたポイントをすぐ使う必要が無ければ、ポイント運用に回すのもよいと考える。
8.残高を追加すると倍増するか検証した結果
PayPay の資産運用を開始してから 1 ヶ月が経過した頃に、投資に利用している残高を 90 円から 255 円に増やした結果、運用損益も倍増するか検証してみた。
まず、投資金額として 90 円を入れて 1 ヶ月後には +9 円(+3.53%)と増えていた。
ここで、165 円を追加投資して合計で 255 円の投資したので総投資額が 2 倍になり運用損益も 2 倍以上になると想像したが、その結果が下図である。
増やした直後は運用損益が +9 円のままとなり、投資額を増やしたも変わらないのが確認された。
しかし、「スタンダードコース」は長期運用型なのでその後、2 年近く放置して +141 ポイントまで増加したのが下図である。
株価が変動するため緩やかではあるが上がっているのが確認できる。
また、「金(ゴールド)コース」で当初は 1,000 ポイントほど入れて損益が +100 ポイントだったところに、追加で 10,000 ポイント追加したの下図である。
単純に損益が 10 倍にはならず、変動があるのでやや減少傾向にあるが、一時期は追加したポイント総額に対して 10% 以上のプラスが出ていたので、ポイント運用で追加した分だけ増えるのが立証されている。
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