ネット証券で国内株式を購入する方法

最近は非課税で株式投資できる NISA などが注目されており、数百万円を銀行に預金していても年間 20 円前後の利息しかつかないが、株式に投資すること年に 1 回または 2 回の配当金を受けたり、株主優待が得ることができ資産を増やすことができるのでネット証券で国内株式を購入する方法を紹介する。

ネット証券で国内株式を購入する方法

1.銀行貯金よりも株式投資に回した方がよいメリット

銀行貯金よりも株式投資に回した方がよいメリットとしては、銀行の利息よりも株所有による配当金の方が資産を増やすことができるためである。
2024年06月のある銀行の普通口座の金利は年間 0.001% の利率となっており、100 万円預けていたとしても手元に入る金額は 10 円に満たない。

銀行貯金よりも株式投資に回した方がよいメリット


また、各銀行が提示している金利にたいして利息が確定しても一律 20.315%(所得税 15.315%、地方税 5%)が源泉徴収されるため、貯蓄額に対する金利で算出される額よりもさらに手元に入る額は少なくなる。

しかし国内株式の場合は、1 株あたり 1% から多くて 20% 台の配当を受けることができるため、例えば 1 株あたり 3 円の配当がある株の場合、100 株で 300 円となるため銀行で貯金するよりも資産を増やすことができるメリットがある。

2.ネット証券で国内株式を購入するために必要なもの

国内株式を購入するためには以前であれば証券会社の窓口で株の売買を行っていたが、今ではインターネットのオンライン上で口座開設から株の売買の全てが完結するネット証券が一般的である。

そのため、ネット証券で国内株式を購入するために必要なものとしては「ネット証券の口座」と「株を購入する資金」があれば誰でも国内株式の売買が可能になっている。

2-1.インターネットで株を売買できる証券会社の口座

インターネットで株を売買するためには、オンラインの証券会社(ネット証券)の口座が必要になる。
ネット証券の開設には運転免許証またはマイナンバーカードといった身分を証明するものと、連絡用のメールアドレスがあればよい。



最近ではスマホのカメラで身分証をアップロードするだけで開設できるので郵送の手間も無い点が特徴である。

2-2.株を購入する資金

国内株式を購入するのに不可欠なのが、資金である。
資金は前述のネット証券の口座に銀行口座のように必要分だけ入金しておくことで、入金分から株の購入に充てることができる。

一般的に株の購入数は 100 株からだが、1 株あたり 100 円前後の株もあるため、10 から 20 万円ほどもあれば多くの銘柄から選んで株を購入することができる。

3.ネット証券で国内株式を購入する方法

ネット証券で国内株式を購入する方法としては、開設済の口座にログインして「入金」「銘柄選択」「購入」の流れで株を購入することができる。
例として「楽天証券」で株を購入した場合の流れが次の通りである。

3-1.ネット証券の管理画面にアクセスする

株を購入する際にまず最初に会員登録して口座を開設した証券会社のウェブサイトにアクセスする。
ネット証券のウェブサイトをブラウザで表示した後は、ID とパスワードでログインすると下図のように自身専用の画面が表示される。

ネット証券の管理画面の様子


3-2.ネット証券の口座に入金する

次に、株の購入に必要な資金をネット証券の口座に入金する。
いわば、他の銀行口座からネット証券の口座に振り込む形となる。

ネット証券によっては提携の銀行であれば入金時に振込手数料がかからない場合がある。
また、振込元となる銀行もオンラインバンクまたはオンライン対応した銀行であればパソコンやスマホでいつでもネット証券の口座に入金が可能になる。

3-3.購入する銘柄を選択する

ネット証券の口座に入金が済んだところで、実際に購入する株の銘柄を選択する。
銘柄を選ぶコツとしては、株主優待の有無の他、1 株あたりの購入金額が高くない銘柄や、これから株価が上がりそうな銘柄など目的を定めるとよい。

購入する銘柄を選択


また、年に 1 回から 2 回支払われる配当金を目的とする場合は、配当金を受け取るために株の権利確定日が定められている。
例えば権利確定日が06月28日(金)の場合、2 営業日前である26日(水)までに株を購入すれば配当金の権利を取得できるので、権利確定日が直近で過ぎていないかも銘柄選択の 1 つのポイントである。

3-4.数量(株の口数)指定する

購入する株の銘柄が決まれば、「市場」や「執行条件」の他に「数量」を指定する。
多くの国内株式では最低購入株数が 100 株からとなっているので、最低でも 100 を指定する必要がある。

購入する数量を指定

3-5.株の購入内容を確認する

最後に、購入する株の銘柄と数量が画面に表示されるので、間違いがなければボタン「注文」をクリックする。

ボタン「注文」をクリック


注文が完了すれば下図のように完了画面が表示される。

株購入の完了画面

ただし、株売買の市場は平日だけのため、土日に購入した場合は注文だけの扱いとなり、購入には至っていない。
そのため、土日に株を購入すると市場が開く月曜となり、購入株価も市場が開いたときの価格となる。

注文確定前の状態


注文が確定していなくともネット証券の口座の資金は上図のように買付可能額が減った状態となる。

3-6.注文が確定したか確認する

株の売買で注文しても確定するまでに時間が空く場合は、その間に株価の増減が考えられるため、確定金額を確認しておいたほうがよい。

注文が確定したか確認する様子

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