【タイパ向倍速動画作成】PowerDirector で撮影した動画の再生速度を変更する方法

動画を撮影して YouTube や TikTok などにアップロードして公開する場合に、スピード感を出すために再生速度を早めたり、反対に遅くすることでリプレイのように演出することができ、動画編集ソフトの PowerDirector を例に動画の再生速度を変更する方法を紹介する。

【タイパ向倍速動画作成】PowerDirector で撮影した動画の再生速度を変更する方法

1.動画の再生速度とは

動画の再生速度とは、早めることで映像と音声が早送りされ、反対に遅くすることでゆっくりになる基準値である。
例えば標準再生で 60 分間の動画の場合、2 倍速で再生するとシーンが早く流れて視聴に要する時間は 30 分に短縮される。



スローで再生すると早送りに比べて視聴に要する時間は長くなるが、映像がゆっくり流れるので映っている隅々まで内容を確認することができる。

2.タイパを重視する人が求める倍速動画

最近ではタイパ(タイムパフォーマンス)と呼ばれる一定時間で効率良くより多くの事柄を進められる環境が求められることがある。
例えば忙しくて時間が無い人が、短時間で娯楽を楽しんだり、映像から情報収集ためにテレビドラマや映画を早送りで視聴されている。

動画の再生速度を早めるためには再生アプリやプレイヤーの機能を利用して視聴者側で変更する他、タイパを重視する視聴者向けに動画配信者が倍速動画として予め早送りの状態で公開する場合がある。

公開する動画の再生速度を変更するためには動画編集ソフトを利用する必要があり、いくつかある動画編集ソフトの中から無償版と有償版で提供されている PowerDirector で動画の切り抜きを行う方法が次となる。

3.PowerDirector とは

PowerDirector とは台湾にあるサイバーリンク社が提供する初心者からプロ向けの動画編集ソフトである。
動画のトリミングやカットといった基本的な編集操作以外に、クロマキー合成や自由に図形(シェイプ)の作成と配置、効果(エフェクト)の追加などを行い、動画を 1 つの番組に作り上げることができる。

サイバーリンク PowerDirector 21 Standard 通常版


PowerDirector は有償版の他に無料で利用できる体験版も提供されており、公式サイトからダウンロードして入手することができる。

4.PowerDirector で撮影した動画の再生速度を変更する方法

PowerDirector で撮影した動画の再生速度を変更する方法としては、編集したい動画をプロジェクトに読み込み、タイムラインに配置した状態で再生速度を設定する。

4-1.動画をタイムラインに配置する

動画の再生速度を変更するためには、PowerDirector を起動して下図のようにタイムラインに撮影した動画などを配置する。
タイムラインへ動画配置した時の再生速度は配置した動画の再生速度が基準となる。

PowerDirector のタイムラインに動画を配置する

4-2.配置した動画を選択する

次に再生速度を変更したい動画を選択する。
タイムラインに配置した公開する動画全ての再生速度を変更したい場合は、下図のようにタイムライン上を全選択する。

再生速度を変更したい動画を選択する

もしシーン分けて編集している場合は、部分的に選択した箇所だけ再生速度を変更することも可能である。

4-3.動画の再生速度を変更する

最後に再生速度を変更したい動画を選択した状態でマウスを右クリックすると下図のようにメニューが表示される。
そのメニューより「動画速度」を選択する。

「動画速度」を選択


「動画速度」を選択すると設定用のウィンドウが表示されるため、可変速の値をクリックして任意の値に変更する。
1.000 が標準速度となり、値を増やすと倍速となり、反対に値を下げると動画がスローモーションとなる。

可変速の値を変更して再生速度を指定する

可変速の値を変更した後はウィンドウ下部のボタン「OK」をクリックして、再生速度の変更が終了となる。

変更後は動画の書き出しを行い、再生ソフトで状態を確認する。
もし好みの再生速度になっていなければ可変速の値の小数点以下を変更することで細やかに調整が可能となる。

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