[初回公開] 2010年02月08日
最近のパソコンやスマホは小型で大容量のディスク容量で販売されているがそれでも取り扱うアプリや写真、動画の品質も向上して比例するようにデータサイズも増えるのでいつになってもディスクの空き容量には気を配らなければならないが、FileSum を使ってどのフォルダのデータサイズが大きいか確認する方法を紹介する。
1.ディスクの空き容量が無くなる原因
パソコンやスマホのディスクの空き容量が無くなる原因は、「ソフトウェアのアップデート」と「不要なデータの蓄積」の 2 つが挙げられる。
1 つ目の「ソフトウェアのアップデート」とは、Windows など OS のセキュリティパッチや機能追加でアップデートするごとにデータサイズが増えてディスクの空き容量が無くなっていく。
設定によってはアップデート前の状態に戻せるようにバックアップするようになっているとアップデートごとに倍のデータサイズになるので急激に空き容量が無くなったときはバックアップの設定を確認するとよい。
また 2 つ目の「不要なデータの蓄積」とは、スマホのカメラで連射撮影してそのまま保存していたり、音楽や動画をダウンロードして視聴しないがそのまま保存するなど、使わないデータが溜まっていることでディスクの空き容量が無くなることを指す。
この解決方法としては自身で不要なファイルやアプリを探して消すだけでよい。
2.空き容量が無い原因を突き止める方法
不要なアプリやデータを削除しても空き容量がなかなか確保できないことがあり、その原因を突き止める方法としては OS のファイル検索機能を使ってデータサイズの大きいファイルを探すと、気づかない間に保存されていたり、自動的に削除されなかったアップデートファイル等を検知することができる。
しかし、不要ながらも小さいデータサイズのファイルが複数あると探し出すのが大変なため、FileSum などフォルダごとにデータの利用量を示すソフトウェアを利用すると見つけやすい。
3.FileSum とは
FileSum とは、フォルダごとにどれだけのデータ容量を利用しているかをグラフ化して確認することができる無料のソフトウェアである。
階層化されたフォルダ構成でも下位に向かって辿ることができるため、日別にローテートされたログファイルや、Windows のアップデートのデータ、キャッシュのデータなど消しても支障が無いデータを見つけ出すことができる。
FileSum はインストールが不要で実行ファイル(.exe)だけで起動するので FileSum 自体が不要になっても削除が簡単である。
4.FileSum でフォルダごとのデータサイズを確認する方法
FileSum でフォルダごとのデータサイズを確認する方法としては、FileSum 起動して画面上部にあるボタン「START」をクリックするとパソコン内をスキャンしてデータサイズを集計する。
集計が終わると FileSum の画面左側にパソコン内のフォルダ構成をツリー状で辿ることができ、選択したフォルダごとに画面右側にグラフ化して表示される。
FileSum を実行した後は「C:\Windows」配下や「C:\Users\{ユーザ名}\AppData」のデータ利用量が多い場合がある。
「C:\Windows」配下には Windows アップデートで利用されたファイルやゴミファイルが残っていたり、「C:\Users\{ユーザ名}\AppData」はキャッシュデータが残っていることが多いが、間違って削除するとパソコンが動作しなくなる可能性が高いため、削除して問題無いか事前によく確認して実行するのがよい。
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