無料で生成型 AI の画像を Microsoft Image Creator from Designerを使って作成する方法


[初回公開] 2023年12月01日

生成型 AI とは ChatGPT に代表される対話するように文章作成やデータ分析を行う人工知能のことだが、指示(プロンプト)で画像生成を行うことも可能で、ブラウザの Microsoft Edge に搭載されている Image Creator を利用してイラストを描いたり、写真撮影したような実写画像を無料で生成する方法を紹介する。

無料で生成型 AI の画像を Microsoft Image Creator from Designerを使って作成する方法

1.生成型 AI とは

生成型 AI とは、人工知能(AI)の一種で、データから新しい情報やコンテンツを生成することができる革新的な技術である。
文書だけでなく、音楽、画像、さらには全く新しいアート形態の創造にまで及んでいる。

生成型 AI でイラストを生成している様子


特に近年では何もないところから文章作成させたり、文章を与えて要約させるなど作業効率アップを目的に対話型の ChatGPT が注目されている。
ChatGPT へは漠然とした指示でも、返って来た内容を指摘して再度指示させることを繰り返して学習させることで精度の高い回答を行うようになる。

また、プロンプトと呼ばれる生成 AI 用の指示形式があり、対話せずとも適格に指示を与えて回答を得る手段もある。

本記事では、特に画像生成に焦点を当て、その中でも「DALL-E3」と「Microsoft の Image Creator」について紹介する。

2.DALL-E3 とは

DALL-E3 は、ChatGPT を開発している非営利研究機関の OpenAI が画像を作成する生成型 AI として提供しているサービス名である。
ChatGPT が文章による対話で学習するように、DALL-E3 も対話により生成された画像を変更を加えていきながら求める画像に仕上げることができるが、ChatGPT と違い、有料の ChatGPT Plus に加入する必要があり、月額 20 ドル(約 3,000 円)となっている。

DALL-E3 の公式サイトの様子


DALL-E3 の名称にある末尾の 3 はバージョンを示しており、2023年09月21日にリリースされた DALL シリーズである。
前バージョンの DALL-E2 は2022年04月にリリースされており、DALL-E2 は無料で利用できていた。

画像生成の流れとしてはテキストで説明を与えて、そのコンセプトに合った画像が生成される。
例えば、「青い斑点のあるキツネのようなクジラ」など、抽象的で独創的な要求にも画像生成に応えることが可能になっている。

DALL-E3 はブラウザ等から DALL-E3 の公式サイトにログインして利用するが、ブラウザの Microdoft Edge の機能「Image Creator from Designer」で簡単に利用することができる。

3.Edge の Image Creator とは

ブラウザの Microsoft Edge に搭載されている「Image Creator from Designer」は、生成型 AI を利用した画像を生成する機能である。
数ある生成型 AI の中から、OpenAI が提供している DALL-E3 が利用されている。

DALL-E3 と異なり、指示して 1 度生成された画像を対話側で変更していくことはできず、指示は最初の 1 度だけとなる。
反面、無料で画像生成 AI を利用することができる。



画像生成する際は、Microsoft アカウントが必要となり、Edge が Microsoft アカウントにログインしている状態であれば、ログイン操作を行うことなく Image Creator を呼び出すだけですぐに利用できる。

Image Creator は無料で利用できるが、ブーストと呼ばれる利用回数が設けられている。
ブーストは画像生成するたびに 1 つ消費され、ブーストが無くなると画像が生成されるまでの時間が通常は 10 から 30 秒ほどの待ち時間が約 5 分ほどになる。

ブーストが無くなっても毎日補充されるのと、Microsoft のポイントサービスの「Microsoft Rewards」を消費して回数を増やすことができる。
また、生成された画像は 90 日間保存されるので、その間にダウンロードする必要がある。

4.Edge の Image Creator を使って無料で AI 画像を作成する方法

Edge の Image Creator from Designer で AI 画像を作成する方法としては、Edge を起動して右側のサイドバーからボタン「Image Creator」をクリックする。

ボタン「Image Creator」をクリック


ボタン「Image Creator」をクリックすると、下図のようにブラウザ内に画像生成用のウィンドウが表示される。
次にウィンドウ上部にある入力欄に生成したい画像の内容を入れ、入力欄下部のボタン「作成」をクリックする。

ボタン「作成」をクリック

作成したい画像の内容は日本語以外にも英語でも対応している。
ボタンを押して画像生成中は「作成中」の文字が表示されるため、画像が出来上がるまで待機する。
画像生成には下図の矢印の箇所が示すブースト回数が 1 つ消費され、数十秒ほどで完成する。

Image Creator の画像作成中の様子


画像の生成が終了するとボタンの下に 4 つの画像が表示される。

Image Creator で画像作成した後の様子

4 つの画像をクリックすると画面左部に選択した画像が大きく表示される。
同時にボタン「共有」「保存」「ダウンロード」も表示されるので、操作したい内容を選択する。

Image Creator の画像の操作


「共有」では SNS などに画像と一緒に投稿することができ、「保存」は後から Image Creator を呼び出して画像を生成せずとも利用することができるため、ブーストの節約になる。
「ダウンロード」はパソコン内に JPEG 画像として保存することができる。

作成した画像は 90 日経過すると削除されてしまうため、後から利用する場合は「保存」を選択するとよい。
また、同じ指示で画像生成しても常に AI の解釈が異なり、毎回同じ画像にならないので生成後はダウンロードするなど都度、保存しておくほうがよい。

5.Image Creator の指示(プロンプト)の例と結果

Image Creator で画像生成する場合は DALL-E3 のように対話型で修正しながら画像を作り上げることができないため、最初の指示でどれだけ求める画像となるように具体的に情報を伝えるかが重要になる。

主に次の内容の構成で Image Creator に指示与えると思い描く画像に近くなる。

  1. 被写体の情報(性別や動物、建物の形状など)
  2. 被写体の状態(時間帯や場所など)
  3. 生成する画像のスタイル(イラストや写真撮影など)

上記を踏まえて下図は Image Creator に「20 代の丸顔の黒髪の日本人女性がスマホでイヤホンを使って音楽を聴いている。昼間のリビング。写真撮影」と指示した結果である。

Image Creator の画像の操作

被写体の状態に加えて、背景を指示することで実際にモデルを使った写真撮影したような画像を生成することができる。
指示はさらに着ている服装や、ポーズも与えることができる。

また、Image Creator は日本語で画像生成することができるが、英語で指示するとより的確に認識しやすい傾向がある。

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