[初回公開] 2021年07月28日
職場でパソコンのディスプレイ周辺に付箋紙や ToDo リストを貼りつけてタスク管理する人は少なくないが、付箋の数が増えると粘着力が弱まったり、風で飛んでしまい紛失のリスクが高まるので、パソコンのデスクトップ画面上にデータとして管理して紛失を防止するとともに、作業効率アップの方法を紹介する。

1.付箋紙でタスク管理するメリット
付箋紙でタスク管理するメリットとしては、作業忘れの防止と優先度が把握しやすくなり、作業効率を上げる効果がある。
ビジネスの現場ではよく活用されている手法となり、付箋紙の粘着力と剥がしやすさの特徴を利用して、よく目に付くパソコンのデスクトップ周辺に貼り付ける人が多い。
付箋紙以外ではノートや専用の ToDo リストのメモでタスクを管理されることもある。
反面、付箋紙が風など何かの拍子で外れて紛失してしまったり、数が多くなると優先度の入れ替えがわかりづらくなるデメリットもある。
そこで、タスク管理を紙媒体から電子化することで物理的な紛失を防止するとともに、優先度の入れ替えが容易になる。
以下は、付箋紙の代わりに付箋紙ソフトや、タスクをデスクトップの背景画像にすることで常に目に入る位置に置く例である。
2.付箋紙ソフトでタスクを管理する方法
付箋紙が物理的に情報を管理するのに対して、データで管理する方法として付箋紙ソフトが存在する。
無料で利用できる付箋紙ソフトをダウンロードして利用する方法の他、 Windows にも標準でインストールされている。

Windows 10 の付箋紙ソフトはデスクトップにある Windows マークをクリックして「スタート -> すべてのアプリ」の一覧から、「付箋」、または「Sticky Notes」を表示すると利用できる。
3.デスクトップに付箋を置いてタスクを管理する方法
付箋紙ソフトを利用するとデスクトップから剥がしたり、情報の更新は用意になるが、それでも操作ミスにより付箋を削除してしまったり、付箋の内容を確認するたびにソフトを起動する手間が発生する。
そこでデスクトップの背景に付箋を置いてタスクを管理する方法がある。
デスクトップの背景画像は Windows であれば標準インストールされているソフトウェア「ペイント」など画像編集ソフトを使うことで作成と編集を行う。
もし Photoshop など画像内のテキスト情報を編集可能な状態でファイルに保存できる画像編集ソフトがあれば、より簡単にタスク内容の入れ替えが行いやすくなる。

上図はデスクトップの背景画像に付箋紙の枠と文字入力で付箋紙にように利用している様子である。
背景画像を付箋紙代わりにすることで、操作ミスで付箋の情報が消えることがないだけでなく、常に画面に表示されているので切り替え操作することなく付箋の内容が確認できるメリットがある。
背景画像はディスプレイのサイズに合わた画像を用意し、好きな位置にタスクを文字入力し、その画像を背景画像に設定するだけとなる。
Windows は新規ファイルやダウンロードしたファイルがデスクトップの左上から配置されていくので、付箋紙の代わりとなる情報は右下に配置するようにすると背景画像の上にファイルが重ならず見やすい状態を保ちやすい。
デスクトップの背景画像の変更は次の 2 つの方法がある。
3-1.タスクを書いた画像を直接指定して背景画像にする
デスクトップの背景画像を変更する 1 つの方法として、画像ファイルから直接、背景画像に設定する方法である。
画像ファイルを右クリックすると下図のように「デスクトップの背景として設定」の項目があるので、この項目をクリックすると即座に背景画像が入れ変わる。

3-2.設定画面でタスクを書いた画像を背景に変更する
デスクトップの背景画像を変更するもう 1 つの方法としては、Windows の設定画面から背景にしたい画像を指定して設定する方法である。
デスクトップ左下の Windows マークを右クリックして「設定」を選択すると設定画面が表示される。

設定画面の各種項目の中から「個人用設定 -> 背景」を選択すると背景を設定する画面となるため、「画像を選んでください」の下部にあるボタン「参照」から背景にしたい画像を選択するとデスクトップの背景画像が入れ変わる。
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