[初回公開] 2021年10月07日
ブラウザの閲覧履歴は過去に表示したページを改めて見たい場合や、パスワードを記憶させてログインの手間を減らせるメリットがあるが、履歴データが多いとデータサイズが増えて空き容量が足らなくなるので Android 版の Edge でブラウザ終了時に閲覧履歴を自動的削除する、または手動で削除する方法を紹介する。
このページの目次
1.ブラウザの閲覧履歴を削除するメリット
ブラウザの閲覧履歴を削除するメリットとしては、データを保存するストレージの空き容量を増やす点にある。
ウェブサイトを表示するとブラウザは次回表示時にデータ通信することなく高速で表示させるために端末内にデータを保存するが、これが蓄積されてストレージの容量が減っていく。
また、検索サイトなどで入力した文字列や、ログインが必要な会員サイトのパスワード等も記憶させている場合はそれらのデータも保持するので利用しているサイトが多いほどストレージの容量が少なくなる。
そこで閲覧履歴を削除することでストレージの空き容量を増やすとともに、常にウェブサイトの最新の情報を表示することができる。
2.Android 版の Edge で閲覧履歴を削除する方法
Android 版の Edge で閲覧履歴を削除する方法としては、ブラウザのアプリ終了時に自動的に削除する手段と、手動で毎回削除する手段の 2 通りある。
2-1.ブラウザの終了時に自動的に閲覧履歴を削除する方法
ブラウザの終了時に自動的に閲覧履歴を削除する方法としては、Edge の設定を事前に行っておくことで可能である。
設定は方法は Edge を起動して画面最下部にあるメニューボタン(・・・マーク)をタップすると下図のように各種項目が表示されるため、その中にあるボタン「設定」選択する。
ボタン「設定」をタップすると次に「プライバシーとセキュリティ」をタップする。
プライバシーとセキュリティの画面では表示したウェブサイトの動向の追跡を防止する機能や、広告をブロックするなどこちらの利用に関する情報を渡さないセキュリティに関する設定項目が表示される。
その中で下図にある「閲覧データのクリア」をタップする。
次に表示される閲覧データのクリアの画面では最上部にある「Clear browsing data upon exit」のスライダーを青色の状態にしてオンにする。
この機能がオンの状態で Edge を終了した時点で閲覧履歴のデータが自動的に削除される。
2-2.手動で閲覧履歴を削除する方法
ブラウザに保存されている閲覧履歴を手動で削除する方法としては、Edge の設定画面より行う。
まず Edge を起動して画面最下部にあるメニューボタン(・・・マーク)をタップすると下図のように各種項目が表示されるため、その中にあるボタン「設定」選択する。
ボタン「設定」をタップすると次に「プライバシーとセキュリティ」をタップする。
プライバシーとセキュリティの画面では表示したウェブサイトの動向の追跡を防止する機能や、広告をブロックするなどこちらの利用に関する情報を渡さないセキュリティに関する設定項目が表示される。
その中で下図にある「閲覧データのクリア」をタップする。
次に表示される閲覧データのクリアの画面では履歴の他に保存したパスワードや Cookie などウェブサイトの閲覧時に一次保存したデータの削除対象が表示される。
全ての閲覧履歴を削除する場合は、時間の範囲を「すべての期間」として全ての項目にチェックを入れた状態でボタン「データのクリア」をタップすると閲覧履歴のデータが削除される。
3.バージョン 93 以降で終了時に閲覧履歴が消せない状況
Android 版の Edge のバージョン「93.0.961.53」以降で、「Clear browsing data upon exit」がオンにも関わらず、ブラウザを終了しても自動的に閲覧履歴が削除されない事象が発生している。
Microsoft のコミュニティサイトでは既に報告されており、不具合と想定されているため今後のバージョンアップで修正されると思われる。
関連記事
動画編集ソフトの PowerDirector の基本的な操作とウォーターマークを消す方法
PowerDirector は撮影した映像を結合したり効果(エフェクト)を付けたりする動画編集ソフトで、音楽や効果音の素材も同梱されており、無料版と有償版が提供されている PowerDirector の基本的な操作と…
パソコンで再生中の動画をスクリーンショット(キャプチャ)して画像として残そうとした際に、動画は真っ黒でプレイヤーの枠だけが画像化される事象が発生することがあり、動画が正常にスクリーンショッ…
PDF でセキュリティをかけて文字のコピーや編集を防止する方法
PDF はワープロソフトや表計算ソフトなどで作成した資料を公開を目的に閲覧専用に変換してよく利用されているが、特定のソフトウェアを利用すれば文字をコピーしたり編集して改ざんすることができるため…