PowerDirector で無料音声をダウンロードして動画に入れる方法

公開用の動画を作成する際に会話以外に BGM となる音楽を入れることが多く、著作権がある音声は無許可では利用することができないが、動画編集ソフトの PowerDirector の購入者であれば無料利用が許可されている音声をダウンロードできるため、音声の入手と動画に入れる方法を紹介する。

PowerDirector で無料音声をダウンロードして動画に入れる方法

1.動画に音声を利用するメリット

動画に音声を利用するメリットとしては、映像の視覚的効果に加えて聴覚に作用する音声により印象に残りやすくなる。
これは人は音声を聞くだけ、もしくは映像を見るだけよりも音声と映像をセットで視聴した方が、後々に残る印象が強くなる傾向があるためである。



また、映像だけの場合は補足説明にテロップなど文字を必要があるが、視聴者は文字を読むほうに気を取られて映像に目が行かなくなるため、ナレーションがあると内容が頭に入りやすくなる。

ナレーションが不要な場合でも映像に BGM があるだけで印象を伝えることに役立つ。

2.動画で音声利用する際の注意点

動画で音声利用する際には注意点があり、著作権を含む知的財産権を侵害する行為である。
例えば有名アーティストの楽曲や、ゲームやアニメのサントラも無断で利用することは許可されていない。

そのため、作成する動画で音声を利用したい場合は著作者に許可を得る必要があるが、許可を得るのが難しい場合は著作権フリーの無料で利用できる楽曲を利用する手段がある。

著作権フリーの楽曲は専用のウェブサイトでダウンロードすることができる他、動画編集ソフトのオプション機能で入手することも可能である。
動画編集ソフトの PowerDirector もソフトウェアの購入者向けに利用できる素材が提供されている。

3.PowerDirector とは

PowerDirector とは、台湾にあるサイバーリンク社が提供する初心者からプロ向けの動画編集ソフトである。
同gあのトリミングやカットといった基本的な動画の編集以外に、クロマキー合成や自由に図形(シェイプ)の作成と配置、効果(エフェクト)の追加など動画を一つの番組に作り上げることができる。

サイバーリンク PowerDirector 21 Standard 通常版


PowerDirector は有償版の他に無料で利用できる体験版も提供されており、公式サイトからダウンロードして入手することができる。

無償版でも音声など素材を無料で利用できることはできるが、動画ファイルに書き出した際に映像内に PowerDirector のロゴ(ウォーターマーク)が表示される仕様になっている。

4.PowerDirector で無料音声をダウンロードして動画に入れる方法

PowerDirector で無料音声をダウンロードして動画に入れる方法としては、PowerDirector に機能として用意されている素材リストから入手し、動画編集に用いるタイムラインに配置する。

4-1.BGM リストを表示する

PowerDirector で BGM の素材を入手するためには、PowerDirector を起動して画面左メニューより「メディアルーム -> BGM」を選択する。
インターネットに接続した状態で「BGM」を開くと自動的に入手可能な楽曲一覧が下図のように表示される。

「メディアルーム → BGM」を選択

4-2.BGM をダウンロードする

「BGM」 を選択すると、入手可能な楽曲の一覧が表示され、各曲をクリックすると画面右側に視聴用の操作ボタンが表示される。
そこで再生ボタンをクリックすると BGM を視聴することができる。

無料素材の BGM を視聴する様子


視聴して好みの楽曲であれば各曲の右端にあるダウンロードボタンをクリックすると入手することが可能である。

BGM のダウンロード後は PowerDirector の画面左メニューより「メディアルーム -> ダウンロード完了」で確認することができる。

4-3.ダウンロードした BGM を動画に入れる

ダウンロードした BGM を動画に入れるには、画面左メニューより「メディアルーム -> ダウンロード完了」を開いて、入手済の素材を表示する。

表示された BGM の中から動画に利用したい音声を選択して、PowerDirector の画面下部のタイムラインにドラッグすると配置が完了する。

無料素材の BGM を動画に入れる様子

音声ファイルであることは PowerDirector が自動的に認識して、タイムラインのオーディオトラックに自動的に配置される。

また、音声は再生時間に限りがあるため、ループして同じ BGM を流し続けたい場合は、「メディアルーム -> ダウンロード完了」にある音声をタイムラインに並べて配置するとよい。

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