BeeCut で画像の埋め込みとウォーターマークを消す方法


[初回公開] 2021年11月22日

撮影した動画を結合したり画像を埋め込むなどして 1 本の動画に編集するソフトの BeeCut は、無料版も配布されているので手軽に動画編集する際によく利用されており、BeeCut の基本的な操作方法と動画出力時に入るウォーターマークの消し方について紹介する。

BeeCut で画像の埋め込みとウォーターマークを消す方法

1.BeeCut とは

BeeCut とは香港にある WANGXU TECHNOLOGY が提供する初心者向けの動画編集ソフトである。
動画のトリミングやカットといった編集機能以外に、音声・音楽の埋め込み、クレジットタイトルの作成、動画逆再生、画面録画、PIPやコマ送り、写真スライドショーの作成、クロマキー合成なども手軽に実現が可能になっている。



対応 OS は Windows、Mac OS、Android、iOS とパソコンの他にスマホでも利用できる。

2.BeeCut の体験版のダウンロード方法

BeeCut は有償版の他に体験版も提供されており、公式サイトからダウンロードして入手することができる。
体験版は下図の公式サイトのボタン「無料お試し」をクリックすると BeeCut のインストーラーがダウンロードされる。

BeeCut 無料版のダウンロード

3.BeeCut のインストール

BeeCut のインストーラーをダブルクリックすると、下図のようにインストールを開始する。

BeeCut のインストール

4.BeeCut の基本操作

BeeCut の基本操作としては編集したい動画を BeeCut に配置し、編集後に新しい動画ファイルとしえ出力するだけでよい。

4-1.プロジェクトを作成する

まず BeeCut を起動するとプロジェクトを作成する。
プロジェクトとは配置した動画や画像の状態を保存するもので、公開用に 1 度出力した動画を再び編集したい場合に撮影した元の動画や画像を最初から用意しなくて済む。

プロジェクトを作成する

プロジェクトを新規で開くと下図のような画面が表示される。

新規プロジェクトを開いた状態


画面の左上は動画や画像など作成する動画の素材を読み込む場所となっている。
画面下部は素材の動画や画像を配置して時系列に並べてカットや結合など編集を行うライムラインとなる。
画面の右上はタイムラインにある動画が最終的に出力した場合にどのような動画になるか確認するプレビュー画面となる。

BeeCut の画面の役割

4-2.動画を読み込む

素材となる動画を編集するためには、まずプロジェクトに読み込む必要がある。
BeeCut の左上の欄に動画や画像をドラッグすると下図のようにインポートが開始され、素材として利用できるようになる。

素材動画のインポート

利用しているパソコンのスペックが弱いとソフトのタイトルバーに「応答なし」が表示されることがあるが、読み込んだ動画は自動保存されているので一度 BeeCut を落として起動しなおすと作業を継続することができる。

4-3.動画をタイムラインに配置する

素材となる動画や画像のインポートが完了すると下図のように一覧で表示される。
素材エリアに読み込んだままではまだ編集ができないため、素材エリアにある動画を画面下部のタイムラインにドラッグすると編集が可能になる。

素材動画をタイムラインに配置

タイムラインに配置された動画は複数並べることで一本の動画に結合することができる。

動画をタイムラインに配置した様子

4-4.動画に画像を配置する

動画に画像を追加したい場合は、動画ファイルと同じく素材エリアに画像を読み込み(インポート)した上でタイムラインに配置する。
その際、画像を配置するだけだと動画再生時に一瞬の間しか表示されない。
そのため、動画再生中に画像も表示し続けるためには、タイムラインにある画像を右方向にドラッグして伸ばすことで長時間画像が表示されるようになる。

画像をタイムラインに配置


配置した画像は右上のプレビュー画面に表示されるため、画像を配置したい場所と大きさをドラッグして変更することができる。

配置した画像の場所と大きさを変更

4-5.動画を出力する

タイムライン上に配置した動画や画像の編集が終われば、公開用に 1 本の動画ファイルとして書き出す。
画面中央にあるボタン「出力」をクリックすると MP4 の形式でファイルの出力が開始される。

ボタン「出力」をクリック

出力の際には高品質か標準かの品質の設定ができるが、高品質で出したい場合は有償版となり無償版では標準のみとなっている。
しかし、無償版でも横幅 1,280px の標準的なサイズで出力できるため、YouTube など動画配信サービスでも画質が粗くなることなく視聴することが可能である。

動画の出力完了

動画の出力が完了すると再生するか保存先を開くかの画面が上図のように表示される。
できあがった動画に問題ないか確認したり、動画配信サービスや SNS でアップロードするために保存先のフォルダを開いて利用する。

5.ウォーターマークを消す方法

BeeCut の無料版で出力した動画は、下図のように動画の左上に BeeCut のロゴ(ウォーターマーク)が自動的に入ってしまう。

BeeCut でウォーターマークが入る様子


ウォーターマークを消したい場合は動画の出力時に選択することができるが、無料版では消すことができないため、ウォーターマークを消したい場合は有償版を購入する必要がある。

BeeCut のウォーターマークを消す方法

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