「サーバの実行に失敗しました」が表示されて Windows Media Player が起動しない場合の対応方法


[初回公開] 2021年12月13日

動画の再生に利用する Windows Media Player を起動したり落としたりを繰り返したり、特定の動画を再生しようとすると稀に「サーバの実行に失敗しました」と表示されて正常に起動しなくなることがあり、その原因とこの事象が発生した場合の対応方法について紹介する。

「サーバの実行に失敗しました」が表示されて Windows Media Player が起動しない場合の対応方法

1.Windows Media Player とは

Windows Media Player とは、Windows OS の初期からインストールされている動画を再生するソフトウェアである。
動画ファイルをダブルクリックすると下図のような画面で動画が再生される。

Windows Media Player で動画を再生した様子


また、MP3 など音楽ファイルの再生も Windows Media Player で行うことができる。

古い Windows Media Player は同じ動画でも MP4 や MOV を再生することはできなかったが、これらの動画形式が一般的に使われるようになったことで Windows Media Player でも再生可能になっている。

2.Windows Media Player で「サーバの実行に失敗しました」が出る様子

Windows Media Player で「サーバの実行に失敗しました」が出る様子としては、動画ファイルをダブルクリックしてしばらく時間が経過した後にソフトウェアが起動せずに下図のようにエラーメッセージが表示される。

「サーバの実行に失敗しました」が表示される様子

このエラーが一度出てしまうと、違う動画ファイルをダブルクリックしても後述の対応を取るまでは再生できない状態が続く。

3.Windows Media Player で「サーバの実行に失敗しました」が出る原因

Windows Media Player を起動しようとして「サーバの実行に失敗しました」と表示されて正常起動しない原因は、「再生に必要なファイルが読み込めなかった場合」と「既に Windows Media Player が裏で起動している場合」の 2 点が挙げられる。

前者の再生に必要なファイルが読み込めない場合は、エラーメッセージに表示されている Windows の C:\Users\{ユーザ名} にファイルが無いか、必要なファイルはあるが何らかの要因で読み込めない場合である。

後者の既に Windows Media Player が裏で起動している場合は、タスクバーに Windows Media Player のアイコンが表示されなくても目に見えないところで起動していることがあり、二重起動が原因で正常起動しない場合である。

4.Windows Media Player で「サーバの実行に失敗しました」が出た場合の対応方法

Windows Media Player で「サーバの実行に失敗しました」が出る場合の対応方法としては、Windows Media Player の起動を停止することで解決する。

Windows 上で動作するアプリやソフトウェアはタスクバーに現れていなくも目に見えないところで動作しているものが数多い。
Windows Media Player も一部の機能でタスクバーに現れないことがあるため、これを次の手順で停止する。

まずキーボードの Ctrl + Alt + Del を同時に押して操作メニューを表示する。
操作メニューには「ユーザーの切り替え」や「パスワードの変更」などがあるが、その中で「タスクマネージャー」を選択する。

タスクマネージャーで Windows Media Player を停止する


「タスクマネージャー」を選択すると上図のようなウィンドウが表示されるため、タブ「プロセス」をクリックする。

タブ「プロセス」内に Windows Media Player があればその欄をクリックし、右下のボタン「タスクの終了」をクリックすると一覧から Windows Media Player から消える。

一覧に Windows Media Player が無いのを確認できれば、再度 Windows Media Player を起動すると正常に利用できるようになる。

もしタスクマネージャーに Windows Media Player が無い場合は、パソコン自体を再起動して再度 Windows Media Player を起動すると正常化する場合もある。

また、動画を再生するためにはコーデックと呼ばれる動画を再生するための必要なデータをプレイヤーに入れておかなければならないこともある。
その場合は動画の形式を確認した上で必要なコーデックをインストールすると解決する。

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