2022年07頃からコロナウィルスに感染して陽性になる患者数が過去最大となり、感染を検査する医療機関のひっ迫を防止するために検査無しで「みなし陽性」とする動きもある中で、自宅で感染のチェックができるコロナウィルス抗原キットの購入方法について紹介する。
このページの目次
1.コロナウィルス抗原キットとは
コロナウィルス抗原キットとは、コロナウィルスへの感染の疑いがある場合に医療従事者でなくても自分で判定利用するツールである。
最近では外来医療のひっ迫に対応するため、厚生労働省が都道府県を通じて発熱等の症状があり重症化リスクの低い人へ無料配布を行っている。
抗原キットは薬剤師でいる薬局やドラッグストアで購入することができるため、症状が無くても必要になったときのために備蓄が可能である。
注意点として、抗原キットには医療用と研究用があり、「研究用」として市販されている抗原定性検査キットは国が承認した「体外診断用医薬品」ではないため判定に誤りがある場合がある。
医療用の抗原キットは各社から販売されており、薬局やドラッグストアによって取り扱っている製品が異なるが購入する流れが下記となる。
2.コロナウィルス抗原キットの仕様
今回、購入したコロナウィルス抗原キット(アボット社の「Panbio COVID-19 Antigen ラピッド テスト」)の仕様は、薬剤を塗った棒状のツールを両鼻に入れ、採取した粘膜を判定するものである。
判定に必要な時間は約 15 分と短く、自宅で痛みを伴わずに簡単に検査できるキットである。
3.コロナウィルス抗原キットの購入方法
コロナウィルス抗原キットの購入方法は、薬剤師からの説明を受ける必要があるため、薬剤師がいる薬局またはドラッグストアで購入する。
3-1.薬剤師がいる薬局に行く
抗原キットは薬剤師がいる薬局またはドラッグストアで販売されているため、薬剤師がいない店舗では購入できない。
もちろん、薬剤師がいても抗原キットを取り扱っていない店舗もあるので店頭の案内を見たり、事前に問い合わせるとよい。
また、薬剤師が不在となる早朝や夜間の時間帯は購入できないので、時間帯にも注意が必要である。
3-2.購入申込書を記入する
店頭で抗原キットの購入を告げると、購入申込書に購入者の氏名や連絡先を記入する。
これは抗原キットが薬機法における薬局医薬品として取り扱われるものであり、販売に当たっては、販売した数量や日時、情報提供や指導の内容を理解したことの確認結果の保存等が求められているためである。
3-3.取り扱いの説明を受ける
申込書の記入が終われば、抗原キットの取り扱いの説明を受ける。
説明に際してはキットの他に説明書が手渡されるので、これに沿って行われる。
3-4.商品の代金を支払う
取り扱いの説明が終われば、商品の代金を支払って終了となる。
抗原キットは市販の薬などと同じく薬局の商品となるため、各店舗に導入している電子マネーでの支払いが可能である。
4.コロナウィルス抗原キットの使用期限
コロナウィルス抗原キットの有効期限は、店舗への納入時期にもよるが約 1 年半から 2 年である。
下図は2022年08月に購入した抗原キットだが、1 年半以上の使用期限があるのがわかる。
保管にあたっては、2 から 30 ℃の室内とし、夏場で高温になる車内には放置しないようにしなければならない。
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