[初回公開] 2021年06月24日
以前はコンビニや駅の売店で買えていた競馬新聞が馬券売り場と一部の地域のコンビニでしか販売されなくなり、ネットで馬券購入する地方在住者は出走馬の情報を得る手段が絶たれたかのように思えるが、コンビニの有料プリントサービスで競馬新聞が入手できるので購入方法を紹介する。
このページの目次
1.競馬新聞とは
競馬新聞とはレースが開催される前日午後から発売されるレース出走馬の情報が掲載された新聞である。
馬柱と呼ばれる出走馬の直近 5 レースほどの過去に出走したレースの内容と順位などの他、競馬新聞発刊社ごとの予想、調教の様子と調教師のコメントなどが掲載されている。
競馬場や場外馬券売り場(ウインズ)で配布される出走馬表よりも詳細な情報を読み取ることができる。
尚、競馬新聞が発行されるのがレース前日となるためオッズやパドッグの様子などリアルタイムな情報は掲載されていない。
以前は場外馬券売り場(ウインズ)が無い地方のコンビニでも競馬新聞を購入できていたが、最近では人口が多い地域にあるコンビニでしか競馬新聞を購入するのができなくなっており、情報の入手手段はインターネットか次のコンビニの有料プリントサービスを利用するのが主流になっている。
2.コンビニの有料プリントサービスとは
コンビニの有料プリントサービスとは、コンビニの各店舗に設置されているコピー機からコンテンツを紙にプリントアウトするサービスである。
プリントアウトできるコンテンツは多岐に渡り、子供向けであれば塗り絵や学習ドリルなどがあり、ビジネス向けには地図なども入手することができる。
通常のコピーと同じく、機械のそばに硬貨を投入する口があり、コンビニのレジではなく機械から直接購入するスタイルである。
3.コンビニで競馬新聞を購入する方法
コンビニのコピー機で競馬新聞を購入する方法は、マルチコピー機と呼ばれるタッチパネルが付いたコピー機を利用する。
例えばセブンイレブンであれば下図のような端末とタッチパネルの画面の内容となっている。
コンビニ各店舗、または同じ系列のコンビニでも設置しているコピー機によって操作内容は若干異なるが、競馬新聞を購入するには次の手順となる。
3-1.プリントを選択する
マルチコピー機はその名の通り書類などのコピーの他に、チケットや住民票など行政サービスに関する書類もプリントアウトすることができる機械である。
その機械から競馬新聞を購入するためにはタッチパネルの画面より、「プリント」をタッチする。
3-2.コンテンツプリントを選択する
次にプリントのメニューの中から、「コンテンツプリント」をタッチする。
3-3.e プリントサービスを選択する
「コンテンツプリント」をタッチすると印刷したいコンテンツの種類が表示されるため、画面の中から、「e プリントサービス」をタッチする。
3-4.e プリントサービスのジャンルを選択する
さらに e プリントの画面の中から右上の「競馬/宝くじ」をタッチする。
3-5.中央競馬新聞を選択する
「競馬/宝くじ」のメニューが表示されれば、欲しい情報の項目をタッチする。
競輪やボートレースなどの情報も購入可能だが、今回は「中央競馬新聞」を選択する。
3-6.購入する新聞とレースを選択してプリントする
最後に、購入可能な競馬新聞の一覧が表示されるので、購入する新聞をタッチする。
新聞を選択した後は、掲載されているレース日を選択するが、日曜日分が発刊される土曜日の午後 2 時頃はその当日の土曜日レース分と翌日の日曜日レース分の 2 つが表示されるので間違わないように選択する。
購入する新聞の銘柄とレース日を指定すると、プリントアウトに関する注意文が表示されるので画面右端の下向きの三角印(▼)をタッチするとプリントアウトの準備が整う。
後はコピー機の硬貨投入口に新聞代金分の硬貨を投入して画面のプリントスタートをタッチするとプリントが開始される。
4.コンビニプリントの競馬新聞のサイズと色
コンビニプリントで購入した競馬新聞のサイズは A3(縦:406mm、横:297mm) となっており、通常の新聞紙のサイズ(縦:546mm、横:406mm)に比べると全体的に 10cm ほど小さい。
そのため、実際に店頭や売店で購入する競馬新聞に比べると文字がやや小さい。
また、マルチコピー機のディスプレイでは「カラー印刷」と表示されているが、実物は白黒の両面印刷で出力される。
5.コンビニプリントの通常版と拡大版の違い
コンビニプリントで購入できる競馬新聞は発刊する新聞社によって通常版と拡大版が用意されている。
前述の通り、コンビニプリントで購入する競馬新聞は A3 の用紙サイズのため全体的に文字が小さくなっている。
それに対して、拡大版は主要なレースの馬柱のみを A3 前面に印刷されるようになっている。
しかし、午前のレースや調教の情報は通常版と変わらないため拡大版の利用用途としては馬柱で主に予想する人に向いている。
6.競馬新聞のコンビニプリントの総評
競馬新聞をコンビニプリントで購入するにあたって良い面と悪い面とある。
良い面の 1 つ目は、競馬場や場外馬券売り場(ウインズ)の無い地域でもコンビニがあれば競馬新聞が購入できる点である。
今や馬券もインターネットで購入できるので、近隣の馬券売り場まで赴く必要が無く、自宅近辺で出走馬の情報を入手して自宅で予想することができ、移動時間の短縮が可能である。
良い面の 2 つ目は、レース開催の前日午後 2 時に最新の競馬新聞を入手できることである。
前日から情報が入手できるのでじっくりと掲載されている出走馬情報を見て予想できることができる。
反して、コンビニプリントで入手した競馬新聞に悪い面もある。
悪い面の 1 つ目は字が小さく見づらいことである。
紙面のサイズが A3 なので通常の新聞紙より一回り小さいので、その分、掲載されている文字サイズも小さくなり老眼になっていない若者でも読みづらい点がある。
また、競馬新聞によっては字が滲んで読みづらいものもあり、コピー機の性能以前にそもそものコンビニプリント用に配布されている新聞データに問題がある。
ただし、新聞によっては上図のように一部レースだけ拡大した馬柱が添付されている場合がある。
悪い面の 2 つ目は売店など店頭で競馬新聞を買うよりも高価な点である。
店頭で購入する競馬新聞は 600 円前後で全レース購入できるが、コンビニプリントで高いものになると全レースで 1,000 円近くかかる場合があり、通常の競馬新聞に比べると割高である。
以上で、競馬新聞のコンビニプリントは近くに競馬場や場外馬券売り場が無い地方在住者があくまで競馬を楽しむものとして購入する場合にお勧めするもので、近隣で競馬新聞が紙媒体で購入できるのであればそちらの方が安価で読みやすいのでコンビニプリントを利用する必要は無いだろう。
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