[初回公開] 2023年11月07日
転職活動が活発になる時期は新卒や人事異動がある 4 月と、入社したものの職場に雰囲気に馴染めなかったりボーナスをもらってから退職を検討する夏頃が優秀な求職者が市場に出ることが多く、企業側も合わせて求人を出すので転職市場が活発になる時期だが、転職エージェントを利用して求人に応募した後に「選考終了」を示す意味と求人の応募方法についてリクルートエージェントを例に紹介する。
このページの目次
1.転職エージェントとは
転職エージェントとは、求人を出す企業と、転職活動中の求職者の間を取り持つ担当者のことである。
エージェントは一般的には転職支援サービスを提供する企業に所属しており、求職者が転職して就業を開始することで企業から成功報酬として利益を得るビジネス形態を取っている。
求職者は転職エージェントから無料で転職支援を受けることができ、求人情報の提供や書類応募した後の面接日の調整の他、書類の書き方や面接のアドバイスをエージェントから受けることができる。
転職支援サービスの中には転職して終了ではなく、転職後も数ヶ月は様子を確認してフォローしてくれるところもある。
2.転職エージェントの使い方
転職エージェントの使い方としては、各転職サイトに会員登録した後に求人検索して転職活動を行う。
会員登録の際には連絡が取れるメールアドレスの他、氏名や現在の在籍状況、所有スキルや実績をオンライン上で登録する。
求人に応募する場合はオンラインで登録した情報を元に企業側で審査が行われ、実質的にこれが書類審査となる。
書類審査に通過すれば企業と求職者の面接や適性試験の実施となり、日程調整はエージェントを介して行われる。
合否の通知や雇用条件の交渉もエージェントで行ってくれるので、転職活動に時間が取れない求職者には非常に便利なサービスである。
転職エージェントには「分野問わず多くの求人情報を持つサイト」や「IT エンジニアに特化」「医療従事者に特化」と職種を絞ったものがあり、異業者に渡って求人を探したい場合や、同業種で探したい場合など使い分けることで効率良く、転職後のミスマッチのリスクを軽減することができる。
3.リクルートエージェントとは
リクルートエージェントとは、さまざまな転職エージェントサービスの中の 1 つであり、多くの業種に渡り求人情報を保有しているだけでなく、非公開求人も紹介してくれるので登録するだけで数多くの求人を検索することができる。
リクルートエージェントの運営は、ウェブサイトで求人の斡旋や求人誌の発行、人材教育事業などを総合的に展開する株式会社リクルートが行っている。
求職者には業界・職種・地域ごとに担当制のキャリアアドバイザーが付き、アドバイザーのこれまでの実務経験を生かした上で、転職希望者の転職を支援する。
また、各分野の経験者だからこそできるアドバイスにより、多くの転職希望者の転職を実現させている。
キャリアアドバイザーには実際に異業種からリクルートに転職した担当者も数多く在籍しており、アドバイザーの経験や企業との営業担当からの情報連携で求人票に無い情報も提供してくれる。
4.リクルートエージェントで求人に応募する方法
リクルートエージェントで求人に応募する方法は、ウェブサイトに会員登録した後、求人検索またはキャリアアドバイザーから紹介された情報が自分のマイページまたはスマホアプリに表示されるため、ボタン「応募する」を選択するだけである。
応募はキャリアアドバイザーを介して行うことも可能だが、現在はスマホアプリでシステム化されており、アドバイザーの処理を待たずに応募と選考結果が通知されるので、転職活動がスピーディーである。
また、人気がある求人はすぐに定員に達するため、スマホアプリを活用するほうが採用に近づきやすい。
下図はリクルートエージェントの実際のスマホアプリの様子で、ホーム画面で新着の求人情報や応募状況を確認することができる。
求人検索で就業地や職種、希望年収などを入力して求人を絞り込むと検索条件にマッチした求人情報が表示される。
各求人情報の画面下部には「気になる」と「応募する」のボタンが表示される。
「気になる」はブラウザのブックマークと同じ機能で、後から「気になる」を押した求人だけ一覧で表示することができる。
また、「応募する」をタップすると事前に登録していた自分のレジュメが企業に送信され、書類選考が実施される。
ボタン「応募する」をタップすると下図のようにアプリのホーム画面に「現在までの応募件数」の数値がカウントアップする。
応募直後は選考ステータスはグレーのままだが、書類選考を経て、面接日等が決まればこの画面に表示されるようになる。
5.リクルートエージェントアプリの使い方
リクルートエージェントアプリの使い方としては、スマホに専用のアプリを入れて、オンライン登録時のユーザ名とパスワードでサインインすることで利用することができる。
画面下部に各種メニューがあり、タップして利用する。
スマホアプリには次の機能が搭載されている。
- ホーム画面 – 選考状態を確認することができる
- 求人 POST – オンライン登録している希望に沿って新着求人を参照できる
- 求人検索 – 自分の希望に沿った求人を検索できる
- 気になる – 求人の中でブックマークした求人だけを参照できる
- メール – 希望に沿った求人案内やキャリアアドバイザーからのメールを参照できる
6.リクルートエージェントの「選考終了」とは
リクルートエージェントの「選考終了」とは、応募して書類選考や面接で通過できなかった、もしくは辞退した求人を示す。
応募した求人に対する結果はスマホアプリで行われ、ホーム画面の「選考終了」を見ることで確認できる。
「選考終了」の場合は件数が表示されるのみで、通過できなかった理由等は表示されない。
そのため、確認したい場合はキャリアアドバイザーにメールで問い合わせると教えてもらえる場合がある。
また、一度応募して「選考終了」となった求人は以後は求人票の参照はできるが、応募はできないようになっている。
「選考終了」は内定をもらい、めでたく転職して新しい企業で就業を開始した後、もしくは内定辞退した場合も件数として含まれるようになっている。
7.選考終了後のエージェントから受けられるフォローの内容
選考終了後はエージェントからフォローのメールが届く場合がある。
書類審査などで通過できず落ち込むこともあるが、キャリアアドバイザーから次に向けてのアドバイスや新しい求人の紹介を受けることができる。
8.選考終了後の内定受諾または応募先の情報収集方法
選考終了後の内定受諾または応募先の情報収集方法としては、疑問点があれば転職エージェントに問い合わせたり、転職口コミサイトを利用する。
内定を既にもらって選考終了となっていれば、面接に向けて企業のウェブサイトで事前準備をしていると思われるので、情報源は他から入手することになる。
反対に残念ながら内定が出なかった場合は次の求人に向けて情報収集が必要となるが、転職口コミサイトでは面接でどのようなことを聞かれたかも投稿があるため、参考にして次の応募と面接に向けて準備することが可能である。
関連記事
リクルートエージェントで企業スカウトでも落ちることがある原因とは
求職者と求人企業の間を内定に向けて仲介してくれる転職エージェントサービスでは、企業側から求職者の履歴書や職務経歴書を見て「企業スカウト」と呼ばれる応募を促す機能があるが、企業スカウトを受けて応募しても…
転職活動で求人に応募する前、もしくは既に内定をもらって内定承諾する直前で心配になるのが職場の雰囲気や人間関係、年収や有休の取りやすさなど実際に働き始めてみると想像と違い転職に失敗しないかであり、企業…
リクルートエージェントで転職応募した後の面接と面接後のフォローの方法
転職エージェントを利用して転職活動する場合は求人企業への応募と面接の段取り、給与交渉などエージェントが仲介して行ってくれるが、求職者と企業との面接はエージェントは同席せずに当事者同士で行うため、面接の…
「選考終了」だけ表示されて落ちた理由がわからない
転職エージェントの担当者に聞くと教えてくれることがありますよ。
選考終了で落とされているのは良いんだけど、表示が消せないのでずっと残ったままになっているのがうっとうしい
内定が出ないまま選考終了の数だけ増えるのは滅入りますね。