電気給湯器のリモコンに U-01 が表示されてわき上げできない場合の対応方法

戸建ての住宅でガスを利用しない電化住宅が増える中で、台所や風呂でお湯を利用する場合は電気給湯器で沸かして貯水するのが一般的だが、ある日、給湯器の温度設定などを行うリモコンに「U-01」が表示されてお湯のわき上げができない時の原因と対応方法について紹介する。

電気給湯器のリモコンに U-01 が表示されてわき上げできない場合の対応方法

1.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示される様子

電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示される様子は、三菱電気が製造販売する電気給湯器(温水器)の屋内に設置されているリモコンの液晶パネルに「U-01」が表示され、わき上げが出来ない状態を示す。

電気給湯器のお湯を利用している様子


電気給湯器のリモコンは一般的にはお湯を利用する台所と風呂場に設置されており、台所の方がメインリモコンで、風呂場がサブリモコンとして利用されていることが多い。

電気給湯器のリセットや操作はメインリモコンで行うため、給湯器内のお湯の残量やエラーを検知した場合はメインリモコンに表示される。

電気給湯器のリモコンに U-01 が表示されている様子

実際に電気給湯器のリモコンに U-01 が表示された場合は上図のようになっており、通常であれば時刻が表示される箇所にエラーを示す「U-01」が表示される。



2.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示される原因

電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示される原因は、給湯器内のセンサーが漏電を検知した時である。
水は電気を通すため、事故防止のために漏電を検知するセンサーが備わっており、漏電を検知すると給湯器本体にある漏電ブレーカーが自動的にオフになるようになっている。

3.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の影響

電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の影響としては、屋外にある給湯器本体に流れる電気を止めるため、新しくお湯を追加する「わき上げ」ができなくなる。

もし給湯器のタンク内にお湯がある場合は、残量が無くなるまではお湯を利用することができるが、電気が止まることで保温もできなくなるので徐々に温度が低くなる。

春先であれば 1 日に 3 ℃ずつぐらい低くなるので、U-01 が表示されてすぐにお湯が使えなくなるわけではない。

尚、メインリモコンのボタン「決定」を長押しするとタンク内温度がディスプレイに表示されて確認することができる。

4.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の対応方法

電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の対応方法としては、業者による修理対応となる。
説明書または電気給湯器に記載されているお客様相談窓口に電話し、U-01 が表示されていることを伝えるだけで翌日には修理のための手配を行ってくれる。



土日でも相談窓口は開設されているため、エラーが表示された場合は早くに電話するほうがよい。

また、説明書にはブレーカーのオン・オフなど次の点の確認が記載されているので、相談窓口に電話する前に 1 度試し、改善されないことを電話口で伝えると、より状態が伝わりやすくなる。

  • 屋外にある給湯器本体の漏電ブレーカーをオン・オフする
  • 説明書に従い、リモコンをリセットする
  • 分電盤の給湯器用のブレーカースイッチをオン・オフする

修理は業者が自宅に来てから、全て屋外で実施される。
U-01 のエラーの場合は給湯機内の上部と下部に 1 つずつあるヒーターの劣化によることが多いため、交換対応する。

電気給湯器のヒーターの交換部品

作業時はタンク内のお湯を全て抜いてから行われるため、お湯の残量が多い場合はタンクを空にするまで待ち時間が発生するが、タンクがほぼ満タンな状態でも大よそ 90 分ほどで修理が終了する。

電気給湯器のヒーターの場所


5.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の修理費用

電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の修理費用は、ヒーターの交換の場合は約 40,000 円から 50,000 円である。
その他、海に近いところであれば給湯器の電子部品のサビや、ヤモリがひっかかって漏電と検知される場合があり、電子部品の交換は部品があればよいが、利用年数が 10 年を超えている場合は部品在庫が無く、修理できないケースもあり得る。

ヒーターを 1 箇所だけ交換した場合の費用の概算は次の通りである。、

  • 技術料 – 約 20,000 円
  • 部品代 – 約 12,000 円
  • 出張費 – 3,000 円
  • 消費税 – 上記合計の 10%

また、部品が無くてその場でも修理できなくても検査費用として出張費に加えて「検査費」が約 4,000 円必要になるが、修理可能な場合は技術料の中に含まれる。

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