[初回公開] 2024年06月01日
電気給湯器は夜に水を沸かして貯水しておく機器だが、長年使っていると内部の部品が経年劣化で故障して使えなくなることがあり、故障の中でも給湯器の温度設定などを行うリモコンに「U-01」が表示されてお湯の沸き上げができない時の原因と対応方法について紹介する。

このページの目次
1.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された様子
電気給湯器は一般的に水を沸かして貯水するタンクが屋外にあり、温度設定や湯舟にお湯はリする操作は屋内のリモコンを利用する。
三菱電気が製造販売する電気給湯器(温水器)も屋内にリモコンが設置されるタイプだが、リモコンの液晶パネルに「U-01」が表示された場合は沸き上げが出来ない状態を示している。

電気給湯器のリモコンは一般的にはお湯を利用する台所と風呂場に設置されており、台所の方がメインリモコンで、風呂場がサブリモコンとして利用されていることが多い。
電気給湯器のリセットや操作はメインリモコンで行うため、給湯器内のお湯の残量やエラーを検知した場合はメインリモコンに表示される。

実際に電気給湯器のリモコンに U-01 が表示された場合は上図のようになっており、通常であれば時刻が表示される箇所にエラーを示す「U-01」が表示される。
2.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示される原因
電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示される原因は、給湯器内のセンサーが漏電を検知したためである。
水は電気を通すため感電防止を目的に漏電を検知するセンサーが備わっており、漏電を検知すると屋外にある給湯器本体の漏電ブレーカーが自動的にオフになるようになっている。
漏電の原因は給湯器本体内のヒーター劣化して電飾部分が露呈しているか、配線が動物により噛み千切られたなどが考えられる。
多くの場合は中のヒーターの劣化の事象が多く、約 10 年から 12 年ほどで交換時期となる。
3.電気給湯器のリモコンが使えないことによる影響
電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の影響としては、屋外にある給湯器本体に流れる電気を止めるため、新しくお湯を追加する「わき上げ」ができなくなる。
もし給湯器のタンク内にお湯がある場合は、残量が無くなるまではお湯を利用することができるが、電気が止まっているので保温ができなくなるので徐々に温度が低くなる。
春先であれば給湯機の保温が止まった状態で 1 日に 3 ℃ずつぐらい低くなるので、U-01 が表示されてすぐにお湯が使えなくなるわけではない。
尚、メインリモコンのボタン「決定」を長押しするとタンク内温度がディスプレイに表示されて確認することができる。
4.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の対応方法
電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の対応方法としては、保守業者による修理対応となる。
説明書または電気給湯器に記載されているお客様相談窓口に電話し、U-01 が表示されていることを伝えるだけで電話口に出たオペレーターが翌日には修理できるように手配を行ってくれる。
土日でも相談窓口は開設されているため、エラーが表示された場合は早くに電話するほうがよい。
また、説明書にはブレーカーのオン・オフなど次の点を利用者自身で確認するように記載されているので、相談窓口に電話する前に 1 度確認することをお勧めする。
もし実施しても改善されない場合は、その旨も電話口で伝えるとより状態が伝わりやすくなる。
- 屋外にある給湯器本体の漏電ブレーカーをオン・オフする
- 説明書に従い、リモコンをリセットする
- 自宅の分電盤の給湯器用のブレーカースイッチをオン・オフする
修理は保守業者が自宅に来てから、全て屋外で実施される。
U-01 のエラーの場合は給湯機内の上部と下部に 1 つずつあるヒーターの劣化によることが多いため、部品交換の対応となる。

作業時はタンク内のお湯を全て抜いてから行われるため、お湯の残量が多い場合はタンクを空にするまで待ち時間が発生するが、タンクがほぼ満タンな状態でも大よそ 90 分ほどで修理が終了する。

5.電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の修理費用
電気給湯器のリモコンで「U-01」が表示された時の修理費用は、ヒーターの交換の場合は約 40,000 円から 50,000 円である。
ヒーターの交換以外では、海に近いところで塩害より給湯器の電子部品のサビや、ヤモリがひっかかって漏電と検知される場合がある。
電子部品の交換は部品があればすぐに対応してもらえるが、給湯機の販売から年数が 10 年を超えている場合は部品在庫が無く、修理できないケースもあり得り、その場合は給湯器本体とリモコンの入れ替えとなる。
今回はヒーターを 1 箇所だけ交換した場合の費用の概算は次の通り紹介する。
- 技術料 – 約 20,000 円
- 部品代 – 約 12,000 円
- 出張費 – 3,000 円
- 消費税 – 上記合計の 10%
また、部品が無くてその場でも修理できなくても検査費用として出張費に加えて「検査費」が約 4,000 円必要になるが、修理可能な場合は技術料の中に含まれる。
無事に修理できた場合は請求書が手渡させ、銀行振り込みで料金を支払う。
関連記事
ロト6やロト7のクイックピックで選ばれる数字の傾向と当選確率
ロト6やロト7など数字を選択して購入する宝くじは自身でマークシートから数字を選ぶのではなく、コンピュータが自動的に数字を選択してくれるクイックピックと呼ばれる購入方法があり、そのクイックピックで選ばれる…
ミニロトとロト6など数字選択式の宝くじは毎週開催されているので年末ジャンボのように長い期間待つことなく数千万円から数億円が当たるチャンスが頻繁にあるが、実際に当選する確率と仮に 10 万円分を購入した場…
ロトの「よく出ている数字」と「出ていない数字」の当選確率を検証する
ロト 6 やロト 7 など数字を選ぶ宝くじを購入する際に「よく出ている数字」と「出ていない数字」を意識することがあるが、分析サイトやネット購入の画面に表示される直近の当選番号を元にした「よく出ている数字」と…