【2025年版】リピーターが多い「ほぼ日手帳」の特徴と旧版との違い


[初回公開] 2020年12月20日

手帳の「ほぼ日手帳」は 2001 年に誕生し、日々のスケジュールやタスクはスマホアプリやシステムで管理する人が増えている中で私自身も毎年使い続けている手書きの「ほぼ日手帳」のリピーターが多い理由と特徴、最新の 2025 年度版の違いについて紹介する。

【2025年版】リピーターが多い「ほぼ日手帳」の特徴と旧版との違い

1.手書き手帳の「ほぼ日手帳」とは

手書き手帳の「ほぼ日手帳」とは雑貨店やインターネット上で購入できる毎年秋ごろに翌年分として販売される手書きのスケジュール帳である。
一般的な手帳のように月間スケジュール、週間スケジュールを記入できるとともに、方眼状のマス目が 1 日 1 ページのスペースが用意されている。

また、時間軸の目盛が印字されているので定規が無くともフリーハンドで整列した状態で文字が書き込みやすくなっている。

ほぼ日手帳のリフィルの外観


2002 年版を皮切りに毎年 9 月上旬には次年版が発売され、利用者の感想など意見を取り入れながら「ほぼ日手帳」は毎年少しずつ改良されている。

長年「ほぼ日手帳」を使い続けているが、基本的なコンセプトやデザインは変わっていないので毎年スタンスを変えることなくで書き留め続けられる安心感がある。

2.ほぼ日手帳の主な特徴

「ほぼ日手帳」の主な特徴は月間カレンダーや週間カレンダー、そして 1 日 1 ページの記入スペースが用意されており、用途に応じて使い分けられる点にある。

利用者の声を取り入れて毎年改良されてきただけのことがあり、スケジュール帳として利便性が高いだけでなく、スケジュール帳以外の用途も想定して作られた特徴が次の通りである。

2-1.毎日 1 ページの方眼紙が用意されている

ほぼ日手帳は毎日 1 ページの方眼紙が用意されているので、白紙の手帳に比べると字の大きいや並びを統一させながら書きやすい工夫がされている。

また、簡単な図形を書いたり、重要なポイントには枠線をつけやすいので後から見直したときに見やすくなっている。

2-2.翌年含め 2 年間分のカレンダーがついている

一般的なスケジュール帳は 1 年分のカレンダーしか掲載されていないことが多いが、「ほぼ日手帳」では翌年と翌々年の 2 年間分のカレンダーが掲載されている。

例えば 2024 年版なら 2024 年と 2025 年、2025 年版なら 2025 年と 2026 年というように利用する年と翌年 1 年分のカレンダーがあるので長期的な計画を立てるときに把握しやすい。

ただし、翌年分の祝日も掲載されているものの、2021 年のオリンピック開催の影響で祝日が変更になったようにイベントや政治的背景で変わることがある点は注意が必要である。

2-3.前年 12 月分から書き込める

多くのスケジュール帳は利用を開始する年の 1 月 1 日から 12 月 31 日まで書き込めるものが多いが、「ほぼ日手帳」は前年、すなわち 2025 年の手帳であれば 2024 年の 12 月 1 日から書き込む欄が用意されている



そのため、年明けに慌ただしく手帳の内容を書き写す必要がなく、前年の 12 月からスケジュール帳を交換して余裕を持って翌年のスケジュールの書き込みを行うことができる。

2-4.毎年詰め替え(リフィル)を交換するだけでよい

「ほぼ日手帳」は数ある手帳の中でも高価な部類に入るため、カバーと手帳本体の一式を購入すると 5,000 円以上する。
しかし、カバーと手帳本体を分離させることができ、毎年詰め替え(リフィル)版だけが販売されているのでカバーは再利用して付け替えて利用することで経済的に使い続けることができる。

2-5.手帳カバーの機能性が高い

ここ数年の「ほぼ日手帳」のカバーはキャラクター等とコラボしてデザイン性を重視したカバーが多いが、カバーの役割として手帳本体(リフィル)を汚れや破損を防ぐするだけでなく、内側にポケットが多いためカードや領収書を保存することができ機能的である。

また、ペンを挿すポケットが側面についているのでペンと手帳が常に揃った状態でコンパクトに鞄に入れて持ち運ぶことができる。

カバーの他には別売りで下敷き、地下鉄乗換早見表、付箋紙なども販売されているので好みに合わせて手帳をカスタマイズすることができる。

2-6.ページが 180 度開いて安定する

本や雑誌では綴じしろがあるためページを開いたときに完全に 180 度の状態で平坦になることはないが、「ほぼ日手帳」では 180 度開くことができるので、綴じしろの際まで手で強く手帳を押えることをしなくても安定して書き込むことができる。

2-7.毎日の読み物と巻末の付録で飽きさせない

多くのスケジュール帳の巻末には付録として単位変換表や少量ながら住所録を記載する欄があり、「ほぼ日手帳」にも掲載されている。
年齢早見表などスマホでも調べることはできるが、会議や資料作成の途中でさっと開いて確認できるメリットがある。

1 日 1 ページの予定欄の下部には毎日異なる短文


また、1 日 1 ページの予定欄の下部には毎日異なる短文の読み物が上図のように掲載されており、書くことが無い日でも毎日開いて見たくなる工夫がされている。

3.ほぼ日手帳の種類と販売価格

「ほぼ日手帳」の通常サイズとなる A6 版の詰め替え(リフィル)は 2,600 円ほどで販売されている。
2022 年は 2,200 円ほどで購入できていたので若干値上げの傾向ではある。

尚、A6 版は文庫本と同じサイズとなっている。

ほぼ日手帳 A6サイズ オリジナル

近年では A6 版以外にも A5(カズン)サイズも販売されているので購入時には間違えないようにサイズを確認することをお勧めする。
また、手帳のカバーは簡素のものであれば 200 円から販売されている。

4.ほぼ日手帳を日記として利用する

手書きの手帳はパソコンやスマホと比べると字を書く手間が発生し、書き直しや再編集を行う場合は文字を消す手間が入るためすぐに修正できる電子媒体と比べるとスケジュール管理やタスク管理としての需要は減りつつある。

しかし、日々の行動など日記として書き留めておくことで時系列で物事を追ったり、特定の日の出来事を見返す場合は手書きの手帳の方が使いやすい。

また、データで管理されるスケジュールやタスクは書き換えが容易であるメリットに反して、誤って消去してしまうリスクも高いため物理的に残る紙媒体が良い場合もある。​

また、「ほぼ日手帳」の 1 日 1 ページの記入欄には時刻のメモリの横に方眼状のマス目があるので日々の記録を残す日記の利用には打ってつけである。

文章でも箇条書きでも整理して書くことができ、時間目盛りは 30 分単位なのでその日 1 日の内容を振り返りながら、その詳細やアイデアなどを空いたスペースにメモすることができる。

方眼紙を表に見立てて簡易的な家計簿として利用してみると、数年後に見返した時に物価の増減を確認したり、車のオイル交換や車検をどこに依頼していくらかかったなど後から見直す参考資料としても利用できる。

5.ほぼ日手帳の前年度版との違い

「ほぼ日手帳」は利用者の意見等を取り入れながら、毎年改善が行われているが今年度版はカバーデザインが多岐に渡った以外に大きく変わった点はない。
以前は方眼紙のマス目の大きさが変更になるなど使い方に影響がある変更が入ったことがある。

2021年版 ほぼ日手帳のリフィルの外観

上図は前年の 2021 年版で、店頭で販売されているリフィルは西暦の数値が変わっている他はパッケージなど大きく変更はされていない。

下図は 2025 年版で、パッケージは紙製になっているものの、手帳の中身自体は大きく変わっていない。

2025年版 ほぼ日手帳のリフィルの外観

手帳本体以外にも、小冊子が同梱されているが特徴である。

2025年版 ほぼ日手帳の同梱物

同梱物は年によって異なっており、手帳の使い方であったり、全く関係ない読み物であったりする。

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