[初回公開] 2013年12月09日
パソコンのキーボードは綺麗に使っているつもりでもキーの間にホコリが付着したり、キーの下に小さなゴミが入り込むことが多く、キーボードの掃除は面倒だが、100 均の便利グッズを使えば手軽にできる。本記事では、実際に 100 均で購入できる掃除アイテムを比較し、それぞれの特徴やコスパをレビューする。

このページの目次
1.パソコンのキーボードを掃除するメリット
パソコンのキーボードを掃除するメリットとしては、雑菌やダニの繁殖を防いだり、ノートパソコンの故障率を下げることができる。
キーボードはキーの凹凸があるためホコリが付着しやすく、平面でないため風や空気の流れでホコリが飛ぶことがないため溜まりやすい。

溜まったホコリは雑菌が繁殖しやすく、もしホコリ以外にも食べかすやフケなどが堆積していると、それをエサにダニが繁殖することもあるため定期的にキーボードは掃除しておいたほうがよい。
また、パソコン本体から分離したキーボードはホコリが少々溜まっても故障する恐れは低いが、ノートパソコンのキーボードの下は電子部品があるためホコリやゴミが入り込むことで熱を持ち、故障の原因にもつながることがある。
2.一般的なキーボードの掃除方法
一般的なキーボードの掃除方法としては、キー 1 つ 1 つをドライバーなど先端が細いものでテコの原理で取り外し、キー及びキーボードの本体を拭いて綺麗にする。
しかし、キーを取る際にキー自体を破損させたり、キー配置がわからなくなり元に戻せないリスクがある。
そこで、キーは取り外さずにキーボードを掃除する商品が 100 均で販売されている。
3.100 均キーボード掃除グッズの比較表
商品名 | 掃除のしやすさ | コスパ | 向いている用途 |
---|---|---|---|
ジェルクリーナー | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 細かい隙間のホコリ除去 |
クリーナーシート | ★★★★☆ | ★★★★☆ | キー表面の拭き取り |
粘着カード | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 固まったゴミのこそぎ取り |
USB ブロアー | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | キーボード全体のホコリ吹き飛ばし |
4.100 均の商品を使ってパソコンのキーボードを掃除する方法
100 均の商品を使ってパソコンのキーボードを掃除する方法としては、スライムのようなジェル状の固形物でホコリやゴミを吸着したり、オーソドックスにクリーナーシートで拭き取ったりする。
キーとキーの間が狭いことから、入り込むサイズや形状であるのが 100 均の商品の特徴である。
4-1.ジェルクリーナーでゴミと吸着させる
キーボードのキーとキーの間は狭いため、雑巾やフキンが入る余地がないがスライムのように形状が柔軟に変わるジェルクリーナーでゴミと吸着させる方法がある。

使い方は、ジェルクリーナーをキーボードに押し当てて、キーとキーの間にジェルが入ったところでゆっくりと剥がすとホコリやゴミが吸着して取り除くことができる。
ただし、ジェルの吸着が強いとキーボードに残ってしまうことから、ジェル自体の吸着力は弱く、長い間溜まって強くキーに付着してしまったホコリは取り除けないことがある。
【メリット】
- キーとキーの間に入り込み、ホコリを吸着してくれる。
- 使い方が簡単で、ポンと押し当てるだけ。
【デメリット】
- 使いすぎるとベタつきが残ることがある。
- 強く押しすぎるとキーボードの隙間に残ることも。
▶ こんな人におすすめ!
キーボードの隙間掃除を手軽に済ませたい人。
4-2.クリーナーシートでキーを拭き取る
100 均にはディスプレイの掃除用にクリーナーシートが販売されているが、これをキーボードの掃除用にも利用することができる。
クリーナーシートはウェットタイプでありながら、1 枚のシートが薄いのでキーとキーの間に入りやすい。

元々はディスプレイ用なので強い薬剤は含まれていないので、キーが変色したり、キーに印字された文字が消える心配がないので安心して利用できる。
【メリット】
- キーボードの表面をサッと拭くだけで、皮脂汚れや手垢を除去できる。
- 乾燥しにくいウェットタイプでしっかり拭ける。
【デメリット】
- 隙間の奥までは届かない。
- 乾燥すると効果が落ちる。
▶ こんな人におすすめ!
キーの表面を清潔に保ちたい人。
4-3.粘着カードでキーの隙間のゴミを取る
キーとキーの間には蓄積したホコリが湿気などで固着したり、食べかすなどひっついてしっかり力を入れて拭き取らないととれないゴミがある場合、粘着シートがついたプラカードでゴミをこそぎ取る製品がある。

粘着力はあまり強くないので、プラカードでこそいだホコリなどをキーボードの底に落とさずに粘着面でキャッチするのが主な使い方である。
また、粘着シートはカードの側面にしかないのでキーの下のゴミは取りづらいので、キーとキーの間の掃除に利用するとよい。
【メリット】
- 隙間にこびりついたホコリやゴミをしっかりこそぎ取れる。
- カード状なので持ち運びしやすい。
【デメリット】
- 粘着部分が弱いと、ゴミがしっかり取れないことがある。
- 深い隙間には届かない。
▶ こんな人におすすめ!
キーの間に固まったゴミを取り除きたい人。
4-4.USB ブロアーでゴミを吹き飛ばす
キーボードのキーを取り外すことなく、さらにキーとキーの間を掃除するのが手間な場合は強い空気を吹きかけてホコリを飛ばすエアダスターや USB ブロアーを利用するとよい。
エアダスターは吹きかける空気圧は強い反面、利用できる容量に限りがあるのと使い切った後はスプレー缶として資源ゴミとして処分する手間が発生する。
そこで USB で給電する USB ブロアーは電力があれば風を送り込むことができるので時間を気にせず利用できる。

100 均で販売されている製品の中では 500 円と高額製品の部類だが、キーボードのゴミを吹き飛ばす十分な風が出力される。

USB ブロアーのケーブルは 1.5m あるので USB コンセントまたはパソコンから給電しながら、キーボードとの距離があっても角度をつけながら風を吹き付けることが可能である。
また、本体の手元にはスイッチがあるのでオン/オフを調整しながらキーボードの掃除ができる。
【メリット】
- 強い風でキーボード全体のホコリを一気に吹き飛ばせる。
- スプレー缶のエアダスターと違い、繰り返し使える。
【デメリット】
- 100 均商品の中では高額(500円程度)。
- 風圧が弱いとゴミが取り切れない。
▶ こんな人におすすめ!
キーボードの隙間にホコリが溜まりやすい人。
5.キーボードカバーでホコリを溜めない
ここまでキーボードのキーとキーの間に溜まったホコリを掃除する製品を紹介してきたが、そもそもキーボードにゴミが溜まらないようにキーボードをカバーで覆って常にキーボードを綺麗に保つ手段もある。

キーボードカバーはキーボードの上に覆うビニール製の商品で、キー配列が製品によって異なるのでキーボードごとに適合するカバーが販売されている。
カバーをしていてもキーの形状に沿って凹凸があるためホコリやゴミは溜まるが、キーボードから外して水洗いできるので掃除は非常に簡単である。
ただし、キータッチの感覚が変わるので開発者やデザイナーの中にはキーボードカバーを好まない人もいるが、製品自体は薄いので慣れれば違和感無く利用できる。
ただし、キーボードに吸着したり密着させるタイプではなく、あくまで乗せるだけなのでスペースキーやエンターキーのようにキーが大きい箇所は若干浮いた状態になったり、Ctrl キーなど頻繁に利用するキーは変形しやすいデメリットがある。
6.どの掃除グッズを選ぶべき?
- 手軽に掃除したいなら → クリーナーシート
- 細かい隙間を掃除したいなら → ジェルクリーナー
- こびりついたゴミを取りたいなら → 粘着カード
- 広範囲を一気に掃除したいなら → USBブロアー
キーボード掃除の頻度や使い方に合わせて、自分に合ったアイテムを選んでみるとよい、
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