路線バスは鉄道と違い、駅から離れている繁華街や観光地に行く交通手段として利用されることが多いものの、鉄道と違い事前に到着地までの切符を購入したり、運営するバス会社により乗降する方法が異なるので初めて行く土地のバスの乗り方に困ることがあるが、最近では Suica など交通系 IC カードが利用できるのも一般的になっているため、広島バスを例に乗り方を紹介する。
このページの目次
1.現金でバスに乗る方法
各地の路線バスに現金で乗車する場合は、一般的に乗車時に入口付近にある整理券を取って、降車時は運手席近くにある運賃箱に現金を投入する。
整理券には番号が記載されており、バス前方の掲示板に整理券の番号に対する運賃が記載されているので、降車時には該当する表示の額を支払う。
小銭が無い場合は運賃箱で両替が可能だが、事前に小銭を用意しておくよい。
もし乗車時に整理券を取り忘れた時は一般的には始発停留所からの全額を支払うことになるが、乗車が少ない場合は運転手が覚えてくれていることがあるので相談するとよい。
2.バス会社により交通系 IC カードが使えない理由
各地の路線バスは、その土地のバス会社がそれぞれ運営しているため JR など鉄道と違い駅続きで乗り継ぐことがないため、独自のシステムを入れていることが多い。
そのため、利用できる交通系 IC カードが全く使えない、または一部しか使えないことがある。
多くの路線バスは主要な次の交通系 IC カードが利用できるが、地元独自やショッピング系の IC カードで運賃が支払える仕組みを導入している場合もある。
- ICOCA
- Suica
- Kitaca
- PASMO
- manaca
- TOICA
- PiTaPa
- はやかけん
- nimoca
- SUGOCA
3.交通系 IC カードで路線バスに乗る方法
交通系 IC カードで路線バスに乗る方法としては、鉄道と同じく、乗車口で IC カードをカードリーダーにタッチし、降車時に運賃箱のカードリーダーで決済のタッチを行う。
3-1.バス乗り場に行く
路線バスを乗る場合は近隣のバス停留所または駅のバスターミナルなどバスの乗り場に行く。
大阪や広島など大きな都市になると広島駅など主要駅とは別にバス専用のセンター(ターミナル)があり、複数のバス会社が乗り入れている場合は駅とバスセンターで向かう先となる路線が異なるので事前に調べておく必要がある。
また、遠方に向かう高速バスも駅周辺とバスセンター発着と離れていることがあるので注意が必要である。
3-2.バスの後方より乗車する
停留所にバスが停まれば、バス後方より乗車する。
バスの前方は降車(出口)専用なので、ドアが開いても降車する人専用なので必ず後ろから乗るようにする。
3-3.IC カードを乗車時にカードリーダーにタッチする
バス後方より乗車すると入口付近に IC カードリーダーがあるので、交通系 IC カードが音が鳴るまでタッチする。
広島バスの場合は整理券が発券される機器の上部にカードリーダーが設置されている。
3-4.降りる停留所前に停車ボタンを押す
降りたい停留所が次の停車先として社内アナウンスされたら座席にあるスイッチを押す。
停車のボタンを押すとボタンが次に停まることを示すように点灯する。
3-5.降車時に運賃箱の IC カードリーダーにタッチする
バスが目的地の停留所に停まれば席から立ち、バス前方の出口に向かい、運転席横の運賃箱にあるカードリーダーに交通系 IC カードをタッチして音がなるのを確認する。
音が鳴れば運賃が支払われたことを示す。
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