災害避難やお泊りなどアウトドア以外にも利用できる寝袋とエアーマットをレビュー

コロナ禍で人の接触を避けるためにキャンプなどアウトドアレジャーが脚光を浴びていたが、キャンプ用品の寝袋やエアーマットはアウトドア以外でも利用することができ、その例として災害避難時や友人宅に泊まりに行った際の布団代わりに利用するなど実際の使い心地を紹介する。

災害避難やお泊りなどアウトドア以外にも利用できる寝袋とエアーマットをレビュー

1.アウトドア用品の寝袋とは

アウトドア用品の寝袋とは、キャンプなど屋外での利用を想定した寝具である。
全身を覆うように袋状になっており、シュラフとも呼ばれることがある。

寝袋を利用している様子


寝袋は持ち運びしやすいようにコンパクトに収まり、自宅で利用する布団や毛布よりも軽量になっている。
また、対応できる温度が決められており、夏など比較的過ごしやすい気温から 0 ℃といった寒い時期に対応した寝袋では厚みや重量がことなってくる。

最低使用可能温度の記載例

シュラフの選び方には主に 3 種類あり、10 ℃以上の夏用と、-5 ℃以下の冬用、そしてそれら以外の春や秋といった 0 ℃前後といった気温で分かれている。

シュラフの選び方


寝袋だけで屋外で就寝することは可能だが、敷布団に比べると薄いため地面の凹凸や温度が浸透しやすいため、エアーマットと組み合わせて利用されることが多い。

2.アウトドア用品のエアーマットとは

アウトドア用品のエアーマットとは、空気で膨らます寝具である。
浮き輪のように空気を入れることで膨らみ、空気を抜くことでコンパクトに収納できる。

エアーマットを収納した状態


エアーマットを収納した状態で長さ 30cm ほどなので、登山キャンプなどでも荷物にならずに持ち運ぶことが可能である。

エアーポンプ付きのエアーマットの様子

また、エアーマットの製品によっては空気を入れるエアーポンプが付いているものがあり、手で押すだけでマット内に空気を送り込むことができる。

枕付きのエアーマットの様子


製品によっては上図のように空気を入れて膨らますとポンプとは反対方向側に枕状の膨らみが設けられているものがあり、寝袋とエアーマットがあればクッションなどで枕を代用する必要がない。

空気を入れると枕の形状となるマットもあり、凹凸や冬場の温度が低い地面からの冷気をエアーマットでシャットダウンしてくれる役割がある。

3.寝袋とエアーマットのアウトドア以外での利用シーン

一般的にキャンプなど屋外で利用する寝袋とエアーマットだが、持ち運びやすさと収納の場所を取らないことから、アウトドア以外での利用シーンも増えている。

3-1.避難場所で利用する

近年、地震や洪水など自然災害が多くなり、年に数回は日本のどこかで避難を必要とする災害が発生している。
命を守るために避難することは重要だが、避難場所では簡易的な寝具しかないため、アウトドア用の寝袋が防災グッズの 1 つとして注目されている。

収納した状態の寝袋の様子


外気温が 0 ℃以下でも快適に睡眠できる寝袋が販売されているため、エアコンの無い体育館やちょっとした隙間でも場所を取らずに睡眠を取ることが可能である。

また、避難場所を変える場合も寝袋とエアーマットを持って移動できるため、避難先で雨風さえしのげる場所であれば身を守ることができる。

3-2.友人知人宅の宿泊時に利用する

寝袋やエアーマットは友人知人宅の宿泊時にも利用することができる。
宿泊する場合は宿泊先で布団など寝具を用意する必要があるが、寝袋を持参するだけで寝具を別途用意することがなくなるメリットがある。

寝袋を広げた様子


寝袋を広げても上図のように大人 1 人の肩幅程度なので、一般的な敷布団に比べて場所を取らず、一人暮らしする子供のワンルームに親や兄弟が停まる場合などに利用されることもある。

3-3.車中泊で利用する

最近や円安により日本に来る外国人観光客が増えているのと、宿泊施設側の人手不足から宿泊先が高騰している。
その背景もあり、車中泊で旅行する人も少なくない。

寝袋の中布団がある様子


車中泊する場合はエアコンがあるので寝具が無くても睡眠は可能だが、エンジンをかけたままは燃費にもよくなく、万が一、マフラーが雪などで覆われた場合は車内に排気ガスが入り一酸化炭素中毒になり危険である。

そこでシートを倒して寝袋を利用することで防寒することが可能である。
低温度に対応した寝袋は体を覆うだけでなく、上図のように中布団もあるため体温を保ったまま睡眠できる。

4.寝袋とエアーマットをセットで利用した方がよい理由

寝袋は単体で利用するより、寝袋とエアーマットをセットで利用した方がよい理由として「体への負担軽減」と「体温の維持」が挙げられる。

寝袋は敷布団ほど厚みがないため、地面や床の上に直接敷くと凹凸や地面の固さが体に当たり、安眠しづらいだけでなく、翌朝に体の疲れが蓄積してしまう。

そこでエアーマットで体と地面の間にクッションを入れることで体への負担を減らすことができる。

寝袋の外箱の様子


寝袋の仕様が記載されている様子

また、エアーマットが寝袋と地面との間にあることで地面からの熱を緩和してくれる。
特に気温が低い冬場は冷気で体温が奪われやすくなるため、エアーマットがそれを防いでくれる。
加えて、地面が濡れていても寝袋まで浸透しなくなるメリットもある。

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