レンタルサーバなどで簡単にブログやウェブサイトを構築することができる無料で利用できる WordPress はテーマと呼ばれるデザインテンプレートが豊富で手間無くデザイン変更が可能だが、細かな記載内容やレイアウトは自分でコード編集する必要があり、ブログの一番下部のフッターの内容を変更する方法について紹介する。
このページの目次
1.Wordpress とは
WordPress(ワードプレス)とは、CMS(Contents Management System)の 1 つで、パソコンやスマホにインストールされているブラウザでタイトルや本文を入力するだけで、インターネット上にウェブサイトやブログを公開できるツールである。
WordPress は無料で利用することができ、ダウンロードすると複数のプログラムファイルで構成されている。
しかし、このファイル群をサーバにアップロードしただけでは動かず、動作させるためにはウェブサーバの他、PHP と呼ばれるプログラム言語が動作する環境が必要となる。
レンタルサーバの中には契約時の管理画面から数クリックで簡単にインストールすることもできることから WordPress は、多くのユーザが活用しており、わからないことはインターネット上にすぐ出てくるので初心者でも気軽に利用できるのが特徴である。
また、WordPress にはテーマと呼ばれるデザインテンプレートが有償版と無償版が利用することができ、どちらも設置後に独自にカスタマイズすることも可能である。
ほとんどのテーマで一般的なウェブサイトのレイアウトである画面上部の「ヘッダー部」と画面下部の「フッター部」、そして文章や画像を掲載する「コンテンツ部」に分かれている。
2.ウェブサイトやブログのフッターの役割
ウェブサイトやブログのフッターの役割としては、一般的にコピーライトや各種コンテンツへのリンクが掲載されていることが多い。
下図のようにクリックすると画面上部にすぐに戻るボタンであったり、企業サイトであれば問い合わせ応答する AI チャット欄が設置されている場合もある。
よく掲載されているのが Copyright(コピーライト)で自己の著作物を示すものだが、必ず掲載しなければならないことはない。
また、年号を掲載しているウェブサイトも多く、発行した年と更新した年が掲載されるが年が変われば掲載している年も更新する作業が発生する。
3.Wordpress のフッターの内容を変更する方法
年号やコピーライトなど WordPress のフッターの内容を変更する方法としては、Wordpress のテーマに用意されているテーマフッター(footer.php)を編集する。
テーマフッター(footer.php)は WordPress の管理画面から操作することができ、次の流れである。
3-1.「テーマファイルエディター」を開く
ウェブサイトやブログのフッターを編集するためにまず WordPress の管理画面にアクセスする。
管理画面が表示されれば、左メニューより「外観 -> テーマ -> テーマファイルエディター」を選択する。
3-2.「テーマフッター(footer.php)」を開く
「テーマファイルエディター」を選択すると下図のようにテーマを構成している各ファイルを編集する画面が表示される。
画面右端にファイルの一覧が表示されるため、その中より「テーマフッター(footer.php)」をクリックする。
3-3.フッター内容を更新する
「テーマフッター(footer.php)」をクリックするとフッターを構成する PHP ファイルの編集画面になる。
利用するテーマにより HTML の構成は異なるが、多くの場合は「footer」という文字があることが多い。
例えば無料で利用できるテーマ「xeory_base」の場合は下図のように CSS の class 名に footer を示す箇所があり、実際に掲載するコピーライトの文字などもあるためキーボードで編集する。
フッターの内容の編集後は画面下部のボタン「ファイルを更新」をクリックすると即座に反映される。
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