ChatGPT とは?人口知能と対話する ChatGPT の始め方

今年に入り急激に話題に挙がっている ChatGPT だが、人工知能(AI)と対話できるだけでなく検索サイトの代用であったり旅行プランの組み立て、論文の下書きと活用シーンが多岐に渡るため ChatGPT の基本的な概要から、プロンプトの使い方、バージョン 3 とバージョン 4 の違いについて紹介する。

ChatGPT とは?人口知能と対話する ChatGPT の始め方

1.ChatGPT とは

ChatGPT とは、テキストによる自然言語処理技術を用いて人工知能と対話するサービスである。
営利法人 OpenAI LP とその親会社である非営利法人 OpenAI Inc. からなる人工知能(AI)研究所が開発・運営している。

ChatGPT の公式サイトの様子


回答に用いられる情報源はインターネットで公開されている情報を主としているため、企業の内部情報や個人情報に関する回答は行われない。

ChatGPT を使うことで、コンピュータによる自然な対話だけでなく、プロンプトと呼ばれる明確な指示を出すことで旅行のプランを提案してくれたり、論文の下書きを行ってくれる。

2.ChatGPT のプロンプトとは

ChatGPT のプロンプトとは、対話の文脈を指定するテキストのことで、ChatGPT はこの文脈を元に対話を生成する。
例えば、ChatGPT に「おすすめの映画は?」というプロンプトを与えると、映画に関する情報を回答してくれる。

また、質問時に箇条書きにすることで各項目に対して回答したり、回答口調を指示することでより人間に近い回答を行うようになる。

3.ChatGPT の始め方

ChatGPT の始め方としては、サービスのログインに必要なメールアドレスと本人確認用の SMS(ショートメッセージ)が受信できる携帯電話を用意する。

サービス利用に際してはインターネットに接続できるパソコンやスマホを利用して次の手順となる。

3-1.ChatGPT の公式サイトにアクセスする

ChatGPT を使い始めるためには、まず公式サイトよりアカウント登録を行う。
アカウント登録後もログインしてサービスを利用するため、公式サイトを用いることは多い。

ChatGPT の公式サイトの様子

公式サイトにインターネットに接続できるパソコンやスマホのブラウザで表示した後、上図のようにボタン「Try ChatGPT」をクリックする。

3-2.新規登録を選択する

ボタン「Try ChatGPT」をクリックすると下図のようにログインか新規登録を選択する画面が表示される。
今回は新規登録を行うため、ボタン「Sign up」を選択する。

ボタン「Sign up」を選択

3-3.メールアドレスとパスワードを登録する

ボタン「Sign up」を選択するとログインに利用する情報を設定する画面が表示される。
まずはメールアドレスを登録する入力フォームが表示されるため、利用するメールアドレスを入力してボタン「Continue」をクリックする。

ボタン「Continue」をクリック


次いで、ログイン時に利用するパスワードを設定するフォームが下図のように表示されるため、パスワードを入力してボタン「Continue」をクリックする。

パスワードを入力してボタン「Continue」をクリック

入力したパスワードに問題が無ければ、メールアドレス宛てに本登録用のメールが送信される。

本登録用のメールが送信された様子

3-4.氏名を登録する

登録したメールアドレス宛てに下図のような本登録用のメールが送信される。
このメール本文内にあるボタン「Verify email address」をクリックする。

ボタン「Verify email address」をクリック

ボタン「Verify email address」をクリックすると利用者の氏名を登録する画面が表示される。
氏名またはニックネームを入力してボタン「Continue」をクリックする。

氏名を入力してボタン「Continue」をクリック


3-5.認証コードをショートメッセージで受け取る

氏名の入力の次に、再度、本人確認のために携帯電話の SMS(ショートメッセージ)を用いた操作を行う。
電話番号を入力する画面が次のように表示されるため、SMS を受け取る電話番号をハイフン無しの数値のみで入力してボタン「Send code」をクリックする。

ボタン「Send code」をクリック

ボタン「Send code」をクリックすると、すぐに携帯電話にショートメッセージが届くので、その本文に記載されている 6 桁の数値を画面に入力する。

認証コードの入力

3-6.ChatGPT にログインする

認証コードを入力して問題無く登録が終了すれば、ChatGPT を利用することができる。
公式サイトから初期設定したメールアドレスとパスワードでログインすると下図のように案内とともに ChatGPT の操作画面が表示される。

ChatGPT のログイン後の様子

3-7.ChatGPT と対話する

ChatGPT と対話する場合は、画面内にある入力フォームに書き込んでエンターキーを押すと ChatGPT が回答してくれる。

ChatGPT と対話する様子

ChatGPT との会話は次のように一問一答で行われ、やりとりした内容は画面左メニューで見返すことができる。

ChatGPT からの回答


また、質問(プロンプト)を複数行または改行したい場合は、画面内の入力フォーム内で改行できないため、予めメモ帳などテキストエディタで質問文を生成してからコピー&ペーストで貼り付けるとよい。

4.ChatGPT のバージョン 3 とバージョン 4 の違い

ChatGPT のバージョン 3(GPT-3)とバージョン 4(GPT-4)の違いとしては、バージョン 3 をさらに発展して言語処理の精度や対話の自然さを向上させることを目指している。

残念ながら、現在のところ GPT-4 は正式にリリースされていないが、有償会員になることで開発版を利用することができる。

また、GPT-3 の主な特徴としては、以下のようなものがある。

  1. 大規模な学習データセット:GPT-3はトレーニングに使用されるデータセットが非常に大きく、多様な種類のテキストが含まれている。そのため、GPT-3 は様々なテキストに対応することができる。
  2. 高度な言語処理能力:GPT-3 は自然言語処理における多くのタスクを高い精度で実行することができる。例えば、文章の生成、翻訳、文章の要約、質問応答などが挙げられる。
  3. 高度な対話能力:GPT-3 はユーザーとの自然な対話を実現することができる。プロンプトを与えることで、GPT-3 は自然言語で回答を生成することができる。
  4. ゼロショット学習能力:GPT-3 は新しいタスクに対応するためのトレーニングデータがなくても、少ない例文から学習してそのタスクを実行することができる。
  5. 要約・簡潔化能力:GPT-3 は複雑な文章を簡潔な表現に変換することができる。これにより、冗長な文章を要約したり、文章の概要を把握したりすることが容易になる。

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