【初心者でも 10 分で終わる】レンタルサーバに WordPress をインストールする方法


[初回公開] 2022年02月09日

ウェブサイトのスキルを身に付けたり副業として広告収入を得たい人が手軽にブログを始められるツールとして WordPress が用いられることが多く、無料で使えるだけでなくインターネット上で使い方など多くの情報を入手しやすいが、レンタルサーバに WordPress を短時間でインストールする方法を紹介する。

【初心者でも 10 分で終わる】レンタルサーバに WordPress をインストールする方法

1.WordPress とは

WordPress(ワードプレス)とは、CMS(Contents Management System)の 1 つで、パソコンにインストールされているブラウザからタイトルや本文を入力するだけでインターネット上にウェブサイトやブログの記事を公開できるツールである。



WordPress は複数のプログラムファイルで構成されているが、このファイル群をサーバにアップロードしただけでは動かない。
そのため、動作させるためにはウェブサーバの他、PHP と呼ばれるプログラム言語が動作する環境が必要となる。

簡単にインストールして無料で利用できる WordPress は、多くのユーザが活用しており、わからないことはインターネット上にすぐ出てくるので初心者でも気軽に利用できるのが特徴である。

2.WordPress を使うために必要な物

WordPress を使うのに必要な物としては、前述の通りウェブサーバの他、プログラム言語の PHP が動作する環境が必要になる。
IT の知識がある人であればサーバの構築から初めてもよいが、初心者が手軽に使うのであれば WordPress に対応しているレンタルサーバを活用するのが早い。

また、サーバ上にある WordPress をデザインしたり記事を投稿するためにブラウザが必要になる。
レンタルサーバを利用する場合は共用ドメインの URL を利用してインターネット上に公開できるが、共用ドメインを使いたくない場合は、別途、独自ドメインもあるとよい。

2-1.インターネット接続できる端末

WordPress はコンテンツをインターネット上に公開するツールだが、その管理画面もインターネットを介して操作するためインターネットに接続できるパソコンやスマホなど端末が必要になる。

スマホやタブレットでも問題無いが、文字入力があるので低スペックでもパソコンの方が便利である。

2-2.インターネットに公開できるサーバ

記事を投稿する管理画面と、投稿した記事はインターネット通信を介して WordPress にアクセスするので、インターネットに公開できるサーバが必要になる。
個人でサーバを用意する場合は一般的に有料レンタルサーバを利用することが多く、プログラム言語の PHP サーバに対応したサービスでも月額数百円から利用できる。



プロバイダなどで利用できる無料のホームページ領域もインターネットに公開できるサーバではあるが、PHP が使えないものが多く、その場合は WordPress が動作しない。

2-3.記事を保存するデータベース

WordPress は投稿した記事の保存をデータベースと呼ばれるデータを保持する機能も必要となる。
そのため、前述のプログラム言語の PHP が動作するサーバは同時に、データベース(MySQL)が利用できるサーバであることも条件に加わる。

2-4.WordPress 本体のプログラム

最後に、肝心の WordPress の本体が必要になる。
入手先は WordPress の公式サイトから圧縮された ZIP ファイルで入手できるが、WordPress に対応したレンタルサーバであれば管理画面からすぐにインストールすることができるので、WordPress の本体をあらかじめダウンロードすることが不要な場合がある。

3.レンタルサーバに WordPress をインストールする方法

ここからは既にレンタルサーバを契約した状態で、そのサーバに WordPress をインストールする方法が下記となる。

3-1.レンタルサーバの管理画面にアクセスする

WordPress のインストールでまず最初にレンタルサーバの管理画面にアクセスする。
ほとんどのレンタルサーバでは利用開始時に管理画面にログインするための ID とパスワードが提供されるため、その情報を利用する。

3-2.データベースを作成する

WordPress をインストールする際には記事を保管するデータベースの情報を入力する必要があるため、レンタルサーバの管理画面よりデータベースを作成する。

作成する手順はレンタルサーバによって異なるが、多くはボタン「データベースの作成」を押した後に、データベース名とデータベースに接続する時の ID とパスワードを自身で決めて入力するだけでよい。

レンタルサーバでデータベースを作成する様子


ここで決めたデータベース名と ID、パスワードは後で WordPress の初期設定時に利用するのでメモして保存しておく。

3-3.WordPress をインストールする

続いて WordPress をインターネット上に設置するためにレンタルサーバの管理画面よりインストールする。
レンタルサーバによっては 1 つの契約で複数のウェブサイトやブログを公開することできるため、既にサイトを作成していれば WordPress を設置したいサイトを選択するか、まだサイトを作っていない状態であればサイトを作成する。

レンタルサーバで WordPress をインストールするサイトを作成する

次に、選択したサイトにどのツールをインストールするか選択する。
今回利用しているレンタルサーバでは WordPress の他に、同じく CMS と呼ばれるウェブサイトやブログツールとなる Movable Type と XOOPS が利用できる。

WordPress をクリック

ここで WordPress をクリックすると自動的にサーバの公開ディレクトリに WordPress の動作に必要なプログラム一式が設置される。
この操作は WordPress の公式サイトから ZIP 形式の圧縮された本体ファイルをダウンロードし、解凍した後に FTP ソフトなどを利用してサーバにアップロードした結果と同様となる。

3-4.WordPress の管理画面にアクセスして必要な情報を入力

レンタルサーバの管理画面で WordPress の設置が終われば、実際に WordPress の管理画面よりサイトを公開するためのインストール作業を実施する。
初期設定前の管理画面へのアクセス方法は下記の URL のように WordPress を設置した公開ディレクトリにブラウザでアクセスするだけで表示される。

http(s)://{IP またはドメイン}/{WordPress を設置したディレクトリ}/
ボタン「さあ、始めましょう」をクリック


WordPress の初期設定前の管理画面は上図のようになり、ボタン「さあ、始めましょう!」をクリックして表示される画面に沿って入力を進めることで WordPress インストールの完了となる。

レンタルサーバの管理画面で WordPress を設置した時点でインターネット上にはサイトが公開されている状態だが、最終的にインストールを終えると次のようにメンテナンス中を示す画面が表示される。

WordPress のメンテナンス中を示す画面

メンテナンス中の表示を解除すると初期に設定されているテーマ(デザイン)とともにサンプルデータの記事が公開されるので、ここからデザインを変更したり記事を投稿していく。

3-5.ブラウザで確認する

WordPress のインストールが完了し、メンテナンスを解除できれば改めてブラウザでサイトにアクセスすると下図のように WordPress のインストール時に一緒に入るサンプルデータが表示される。

インストール完了後の WordPress の状態


初期インストールの状態はいくつかのデザインとなるテーマが用意されている。
テーマは無料と有料のものがあり、用途に応じて入手し、管理画面でテーマを切り替えるだけで公開中のブログのデザインを変更することができる。

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